Wi-Fi CERTIFIED™の価値 - 事例紹介: SAICT(中国)

QuickTrack事例紹介:Tuya社

Wi-Fi CERTIFIED™ デバイスで最適なスマートホーム(ホームIoT)を実現 (2022)

現代の住宅環境には多種多様なIoT(モノのインターネット)のスマート オブジェクトがあふれ、いわゆるスマートホーム(ホームIoT)化が進んでいます。幅広いテクノロジー ポートフォリオで世界中に普及し、優れた相互運用性の豊富な実績を有するWi-Fiは、ほぼあらゆるスマートホーム環境で重要な役割を果たすことが確実視されています。スマートホームでは、異なる複数のメーカーからの幅広い製品が連携して機能する必要があります。 Wi-Fiは、IEEE規格に準拠した相互運用性を中核に設計されているため、スマートフォンなどの制御機器からアクセス ポイント(AP)、コネクテッド オブジェクトまで、非常に幅広い接続性を提供します。スマートホーム ネットワークでやり取りされる個人データもWi-Fiが本来備えているセキュリティ プロトコルによって安全が確保され、またWi-Fiの高パフォーマンスによってIoTデバイスは一貫してオンラインで機能します。これは、例えば高齢者介護といったハイリスクな状況で特に重要です。

Wi-Fi Alliance®は、Wi-Fi CERTIFIED™テストおよび認証を通じて、Wi-Fi CERTIFIEDデバイス間の確実な相互運用性を実現しています。メーカーがIEEE 802.11規格に基づく製品を製造しても、認証を受けていなければWi-Fiブランドや認証ロゴを使用することはできません。Wi-Fi CERTIFIEDのロゴは製品の品質と信頼性を検証するさまざまなテストに合格した証であるため、認証ロゴがないことは製品の信頼性を大きく損なう要因になります。持ち家でも賃貸住宅でも、ユーザーが求めるスマートホーム体験を提供するためには数多くの製品の相互運用が必要になることから、この認証は特にIoTデバイスにとって重要です。また、製品が高い性能を発揮するとともに以前のWi-Fiバージョンと後方互換性を有していることを消費者やソリューション インテグレーター、サービス プロバイダーに示す信頼の証であるWi-Fi CERTIFIED認証は、デバイス メーカーにもメリットをもたらします。このような多くのメリットに加え、デバイスの互換性をさらに保証するMatter認証でもWi-Fi CERTIFIEDは必須要件となっています。

Wi-Fi®を活用したスマートホーム(ホームIoT)のユースケース (2022)

「モノのインターネット(IoT)」とは、例えばコンピュータやスマートフォン、テレビ、ゲーム機とコントローラーなど、Wi-Fi®を使用する従来のコンピューティングおよびエンターテインメント製品の枠を超えてインターネットや相互に接続する「モノ」を指します。これらのIoTデバイスは接続性(コネクティビティ)を使って中核となる機能を実行し、多くの場合スマートフォンや音声制御プラットフォームなどの制御デバイスによってプログラムと操作を行います。セキュリティ システムや照明システム、家電、ホーム オートメーション コンポーネントなど、消費者の住宅内(および周辺)に置かれるソリューションの幅広いカテゴリーの1つが、スマートホーム(ホームIoT)デバイスです。

このように多様なスマートホーム ソリューションに対して、Wi-Fiは幅広い適用可能性を有しています。一般的に、スマートホーム製品は他と比べて多くの画面と映像機能を備えています。これらの機能がリアルタイムの視聴と低遅延のインタラクティブ環境を提供するためには高い帯域幅が不可欠ですが、Wi-Fi CERTIFIED 6®によって最適化することができます。また移動可能なスマートホーム製品の場合、接続が途切れるとすぐに動作が停止してしまい、質の高い接続環境へ移動して復旧することもできないため、住宅環境全体のカバレッジ(接続範囲)も欠かせません。Wi-Fi CERTIFIED WPA3™による接続環境下の強力なセキュリティによって、動画のストリーミング、セキュリティ機器、その他のデバイスのセキュリティを確保することで、セキュリティ侵害による大きな混乱を防止することができます。一般家庭で安全を守るための医療製品も、誤報や危険な状況を防ぐためには信頼できる接続性が必要です。このように住宅環境全体およびクラウドへの堅牢な接続に大きく依存しているユースケースが多いことから、最新のWi-Fi機能を最大活用することは不可欠です。

Wi-Fi CERTIFIED™とMatter - ハイライト

IoT(モノのインターネット) ハイライト

Wi-Fi®がIoT分野に数々のメリットを提供

Wi-Fi本来の強みと拡張的なポートフォリオが、IoT分野を先導する役割をさらに後押し 

米国テキサス州オースチン発 2022714 全世界を網羅するユビキタス(遍在的)で卓越したインターネット接続技術であるWi-Fi®は、一般住宅環境および産業環境の両方を通じて、IoT(モノのインターネット)機器の接続において誰もが認める最適な選択肢です。グローバル スタンダードとして広範に普及し幅広い能力を提供するWi-Fiは、IoT製品およびアプリケーションのサポートに最も適したユニークなテクノロジーです。Wi-Fiは、単体でも、また他のプロトコルやテクノロジーとともに使用した場合でも、ほぼあらゆるIoT環境で重要な役割を果たします。

Wi-Fi Alliance®のプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロアEdgar Figueroaは次のように述べています。
Wi-Fiは、これまでに他のどのIoTテクノロジーよりも多くのアプリケーション、ユースケース、利用環境に、モノのインターネット(IoT)のインターネットの部分を提供してきました。IoTは私たちの生活をより豊かにしてくれますが、Wi-Fi CERTIFIEDソリューションはこのようなIoTの可能性を最大限に引き出す優れた品質、信頼性、セキュリティを提供します」

IDC社のリサーチ ディレクター、Phil Solis氏は次のように述べています。
Wi-Fi は、IoT市場の多様な機器のタイプとユースケースのニーズに応えます。さまざまなレベルの複雑さをサポートする豊富なWi-Fiチップ、また1GHz未満から6 GHzまでの免許不要の帯域幅を利用できるWi-Fiは、多様な価格帯で幅広いデータレートと範囲を提供することができます。 このようなチップの多様性によって、Wi-Fiは最も幅広いIoT製品およびネットワーク要件を満たすことができます」

Wi-Fi Allianceがまとめた、IoTテクノロジーを選ぶ際に考慮すべきWi-Fiの8つのコンピタンスは以下のとおりです。

  • 標準ベースの相互接続性テクノロジー IoTがもたらすさまざまな可能性は、幅広いデバイス メーカーによって支えられています。 Wi-Fiは、性能や消費電力、レイテンシなどの要件が異なるさまざまなIoTアプリケーションをサポートする共通のプラットフォームを提供します。
  • Wi-Fi CERTIFIED™は、製品のブランドに関係なく世界中で数十億のデバイスが相互接続して質の高いユーザー体験を提供するという高い信頼を提供します。
  • 遍在的な接続性 IoTシステムをモバイル デバイスで管理することは珍しくありません。Wi-Fiによって、スマートフォンやタブレット、また今日世界中で使われている180億のWi-Fiデバイスをシームレスに管理して、IoTの価値をフル活用することが可能になります。全世界を網羅する遍在的な接続性によって、ユーザーおよびネットワーク オペレーターは統一したシステム環境に接続して管理することができます。
  • 実証済みのWPA3™セキュリティ IoTアプリケーションでは、政府、産業、個人情報など機密を要するさまざまな情報がやり取りされます。 Wi-Fiでは、豊富な実績に裏打ちされた実証済みのWPA3™セキュリティが、個人環境および企業環境でやり取りされる情報を保護します。Wi-Fi CERTIFIEDのIoTデバイスを選ぶことで、エンタープライズ レベルの最新セキュリティ プロトコルによってデータを確実に保護することができます。
  • 費用対効果に優れたシンプルな導入・展開が可能 Wi-Fiは、優れた費用対効果で導入・展開も簡単に行える基盤を提供します。IoTアプリケーションの提供に際して個別のゲートウェイも特別なスキルも一切必要ありません。世界中で数多くのユーザーが高い信頼を寄せて日々活用しているWi-Fiは常に進化を続け、デバイスのペアリングやネットワークの承認などさまざまなプロセスの簡素化を実現しています。
  • バックワードの互換性 テクノロジーへの投資においてコスト、信頼性、将来にわたるサポートを考えなければならないIoT製品の設計者にとって、Wi-Fiは賢い投資対象です。長期にわたり活用していくことができるWi-Fiは、短期での陳腐化のリスクを最小限に抑えながら、レガシー デバイスをホーム ネットワークへ簡単に接続できる環境を提供します。
  • 位置認識 サブメートル レベルの位置情報を提供するWi-Fi Location™によって、産業およびスマートシティ環境向けの幅広い位置認識型IoTサービスを実現し、資産管理やネットワーク管理、ジオフェンシングといった利点をさらに強化できます。
  • 洗練された信頼の接続性 住宅および産業IoTネットワークには、信頼できる一貫した接続性が不可欠です。 Wi-Fi 6ネットワークは、洗練されたネットワーク効率、診断、管理、最適化機能を提供します。Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eは多数の同時接続デバイスおよび大きなデータ スループットをサポートしながら、高パフォーマンスおよび低レイテンシを提供し、4K動画ストリーミングや拡張現実(AR)/仮想現実(VR)などの幅広いアプリケーションを実現します。また、Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eによって、例えば製造ロボットやドローンなどの機器はホーム ネットワークや産業ネットワーク内で移動したり「ローミング」したりした場合でも、常時接続状態が切れることがなくなります。
  • 柔軟なネットワーク トポロジー構成): アクセス ポイント(AP)を通じた従来のWi-Fi接続に加え、Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh™Wi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Aware™Wi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Direct®によってさまざまなIoT環境向けの多様なネットワーク構成が可能になり、IoTネットワークおよびIoTアプリケーションのニーズを満たす、カスタマイズ可能で拡張性に優れたオプションが可能になります。このようにして、Wi-Fi はスター型やメッシュ型トポロジーより柔軟な構成オプションをIoTネットワーク管理者に提供します。

Wi-Fi CERTIFIED™の役割

Wi-Fiの非常に幅広いポートフォリオは、例えばAR/VRのような高スループット/低レイテンシ アプリケーション、また資産トラッキング アプリケーションや農村地域の灌漑システムの長距離・低消費電力の要件など、IoTのさまざまなユースケースに対応します。 Wi-Fi CERTIFIED 6™Wi-Fi CERTIFIED HaLow™Wi-Fi CERTIFIED Easy Connect™、Wi-Fi CERTIFIED QoS Management™をはじめとするWi-Fi Allianceの認定は、住宅および産業、また他の幅広いIoT環境の要件を満たすさまざまな機能を提供します。IoT市場には非常に大きなポテンシャルがありますが、これが十分な試験が行われていないデバイスが市場に出回り、最適とは言えないユーザー体験が提供される状況につながっています。Wi-Fi CERTIFIEDデバイスは、最新のセキュリティ、相互運用性、また幅広いアプリケーション固有のプロトコルに対する高品質標準を満たし、ユーザーおよびネットワーク オペレーターの両方に卓越した体験を提供します。

Maravedis Research社のシニア アナリスト、Adlane Fellah氏は次のように述べています。
Wi-Fi 6はスマートホームの接続に理想的な環境ですが、中でもIoTにとって特筆すべきメリットの1つが、TWT(ターゲット ウェイクタイム)と呼ばれる機能です。この機能によってクライアント デバイスの消費電力を抑えてバッテリーライフの長期化が可能になります。これは、IoTデバイスにとって最も重要なメリットの1つです。Wi-Fi 6OFDMA1024 QAM変調といった複数のテクノロジーを組み合わせて使用することで、スペクトル効率の向上、高速化、狭いエリアでの数多くのデバイスのサポートを実現します。これらは、狭いエリア内で数多くの家電と他のIoTデバイスがホームハブに接続し、複数のユーザーが高品質ビデオやゲーム、AR/VRなどを同時に利用する現在のホーム ネットワークで重要視される要件です。またレイテンシや決定性、電力効率が強化されているWi-Fi 6は、産業分野のさまざまなユースケースについても多くの要件を満たすことができます。例えばスマート ファクトリーであれば、Wi-Fiは高い帯域幅のカメラにAR(拡張現実)サービスを実現する最適なコスト/パフォーマンスを提供し、超低レイテンシと低い帯域幅が必要な産業機械のモニタリングであればWi-Fi HaLowが最適な機能を提供するでしょう」

Wi-FiがIoTにもたらすさまざまなメリット — 業界の評価

Wi-Fiは、産業分野におけるIoTのさまざまなユースケースの実現において重要な役割を果たし、この重要な市場分野で企業が求めるビジネスの成果を達成することをサポートしています。当社ArubaAruba ESPの一部として、お客様およびパートナー様のエコシステムと協業して安全でシームレスなIoT接続環境を確立して、卓越した状況認識能力を備えた施設環境を実現しています。無線技術にGPS機能およびWi-Fi 位置認識機能を組み込んだ当社の無線アクセス ポイントは、それぞれの位置を自動認識して、高い精度の屋内位置情報を提供します。これによって、経路探索や資産トラッキング、人員トラッキングといったさまざまな産業IoT環境のユースケースを実現します」Chuck LukaszewskiArubaHewlett Packard Enterprise社子会社バイスプレジデント兼ワイヤレスCTO

「スマートホームやスマートシティの登場、また製造機械のモニタリングの増加を背景に、Wi-Fiはこれらを実現するさまざまなIoTデバイスとの通信に、最良のソリューションを提供します。Wi-Fiは、プライバシーとセキュリティを維持しながらIoTデバイスに効果的なサービスを提供する上で欠かせない範囲を提供し、すでにこれらのエコシステムで使われています。またWi-Fi Easy ConnectWi-Fi EasyMeshWPA3などの機能がシンプルで安全な導入・展開をサポートするとともに、Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eの組み合わせによってより広い帯域を利用できるようになった結果、これまで以上に長いライフサイクルと生産的な体験が実現しました」 – Luther SmithCableLabs最上級テクノロジスト兼ワイヤレス担当ディレクター

Wi-Fiは一般住宅環境のIoTデバイスに不可欠なテクノロジーであり、Wi-Fiデバイスを活用する基盤を提供するとともに、他のさまざまな低消費電力テクノロジーを通じて、バッテリー式デバイスのためのバックホールを提供します。当社CommScopeは、世界中の有線、光、固定の無線アクセス コネクテッド ホームで数十億のIoTデバイスのWi-Fi ゲートウェイ、アクセス ポイント、エクステンダ ソリューションにバックホールを提供しています。 Matter IoTソリューションの導入が迫る中、Wi-Fi がコネクテッドIoTデバイスの主要プロトコルとなったことで、Wi-Fiナローバンドのスマートホーム ソリューションの範囲を広げるWi-Fi 6の新機能である2.4 GHz Wi-Fi 2 MHzチャネルに追加された複数の具体的なIoT機能の妥当性が、さらに高まるでしょう」 – Charles CheeversCommScope社ホーム ネットワーク担当CTO

IoTDXデジタル トランスフォーメーションで重要な役割と果たすようになってきたことで、Wi-FiIoTが交わる部分でのイノベーションがもたらすさまざまな可能性が見えてきました。Ruckus Networksによって、お客様は既存の優先およびインフラストラクチャを活用して、エンタープライズ市場および産業市場全体に新しいIoTテクノロジーを安全かつ経済的に提供できるようになります。 特にWi-Fiが世界中に広く普及しているお陰で、Ruckus Networksは環境管理、産業オートメーション、セキュリティ強化をはじめ、多岐にわたり数多くのIoTソリューションの提供と普及を加速することができました」 – Bart GiordanoCommScopeSVPRuckus Networks担当GM

「膨大な数のIoTデバイスの接続を背景に、Wi-Fiは制御機能を組み込んで多様な環境へ提供できるように進化しています。現在Wi-Fi の諸機能は非常に幅広い範囲の製品をサポートしていますが、その多くは最高レベルのパフォーマンスを制御および保証するための、より高度な管理プラットフォームを必要としています」 – Ashish KeshariGX GroupR&D担当シニア マネージャー

Wi-Fi は、あらゆるところに広がっています。Wi-Fiによってインターネットへの直接接続が可能になり、幅広いデータレートが求められるさまざまなIoTアプリケーションに信頼できる堅牢な接続を提供するとともに、バッテリー式デバイスを低消費電力で利用できる環境を提供します。これまで20年にわたりWi-Fi は大きく進化し、Wi-Fi 4からWi-Fi 5、そして今Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eへとさらなる高度化を遂げ、進化するたびにパフォーマンスと顧客体験も向上しています。 当社(Infineon)は、産業用および一般消費者向けの両方のIoTアプリケーションへ高パフォーマンスなWi-Fi を提供することに確固とした姿勢で取り組んでいます」 – Sivaram Trikutam氏/InfineonWi-Fi製品ライン担当バイス プレジデント

Wi-Fi 6および新しい6GHz帯域の利用を含め、IoT向けのソリューションとしてWi-Fi の幅広い範囲を活用することで、当社のテクノロジーは、2.4GHz 帯域の低速・長距離デバイスから5 GHzおよび6 GHz帯域の低レイテンシ デバイスまで、あらゆるデバイスの低消費電力でのサポートを実現します。今後も引き続きWi-Fi Allianceとの協業を通じて、IoT分野でさまざまな機能をさらに拡張していくことを楽しみにしています」 – Rahul PatelQualcomm Technologiesシニア バイスプレジデント兼コネクティビティクラウドネットワーキング担当ジェネラル マネージャー

IoT分野で最も幅広く使われている接続テクノロジーの1つであるWi-Fiは、IoT環境を構築しはじめる際の堅固な基盤を提供します。ピュアプレイIoTにおけるリーダーの1社として、当社Silicon LabsWi-FiZigbeeThread、その他を含む複数のプロトコルを活用してお客様のニーズに応えることが重要であると考えており、これらの統合においてWi-Fiは重要な役割を果たしています」 – Mitch KleinSilicon Labsアライアンス ストラテジー担当ディレクター

「ユビキタスなテクノロジーの1つであるWi-Fiは、コネクテッドIoT分野におけるイノベーションの機会を絶え間なく創出しています。 また、相互運用性を保証するWi-Fi CERTIFIEDプログラムによって、当社Texas Instrumentsをはじめとする接続テクノロジーにおけるリーダーは、スマートビルやスマートグリッド インフラストラクチャ、医療アプリケーションなど、産業用と住宅用両方のアプリケーションに信頼できる安全なWi-Fi ソリューションを提供することが可能になります」 – Marian KostTexas Instrumentsバイスプレジデント兼コネクティビティ担当ジェネラル マネージャー

 

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Wi-Fi Alliance®(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー体験を提供するというビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は70,000を超えています。Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。 今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

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IoT, Security Wi-Fi Aware, Wi-Fi CERTIFIED 6, Wi-Fi Direct, Wi-Fi EasyMesh, Wi-Fi Easy Connect, Wi-Fi HaLow, Wi-Fi Location, Wi-Fi QoS Management

Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eが世界市場で数々の機会を創出

今日のWi-Fi®に対するかつてない高い需要 - Wi-Fi Alliance®メンバー企業がWi-Fiの飛躍的な成長を報告

米国テキサス州オースチン発 2022511 Wi-Fi Alliance®は本日、2019年のリリース以来Wi-Fi CERTIFIED 6™の急速な普及が進み、Wi-Fi 5が4年間で市場の過半数に達したのに対し、Wi-Fi CERTIFIED 6はわずか3年で市場シェアの50%を突破したことを発表しました。 このように急速な普及を後押ししているのが携帯電話、タブレット、パソコンなどの利用における高パフォーマンス Wi-Fi®に対する需要で、さらに数々の高度な機能が、IoT(モノのインターネット)やサービス プロバイダーの展開環境、密度の高い公共エリアなどで質の高い体験を提供する新たな機会を創り出しています。Wi-Fi 6が6 GHz帯に拡張したことがさらなる需要の増加に寄与しており、Wi-Fi 6Eは世界中の規制当局の間でかつてない関心の的になっているとともに、さまざまな製品に採用され、サービス プロバイダーや企業による導入も進んでいます。今年(2022年)は23億のWi-Fi 6製品、3億5,000万のWi-Fi 6E製品が市場に出回ると考えられていて、今年のWi-Fi 6の全出荷実績にWi-Fi 6Eが占める割合は15 %を超えると予測されています[1]。 

また今年はじめには、先進のユースケースを最適に実現するための新機能がWi-Fi CERTIFIED 6に追加されています。Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eは、今日の接続性に対する需要を満たしながら製品とサービスの新たなイノベーションを一定のテンポで実現していくための最適な能力を備えています。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロアEdgar Figueroaは次のように述べています。「今日Wi-Fi 6Eは広く利用できるようになり、Wi-Fi Alliance®メンバーの皆様が体験している高い需要は、今後何年も続くでしょう。Wi-Fi Allianceがこれまでに認定したWi-Fi 6Eデバイスは400を超えていますが、これは現在すでに質の高いユーザー体験を提供している相互運用可能なWi-Fi デバイスで数十万ユニットに相当します」

製品ベンダーおよびエンタープライズ企業は今日のWi-Fi 6およびWi-Fi 6Eへの移行を後押ししていますが、以下3つの分野における勢いを踏まえ、製品計画および展開の判断をする際にはこれらのテクノロジーを考慮しなければなりません。

製品の勢い

現在Wi-Fi 6Eをサポートしているデバイスは、70以上のラップトップ モデル、数十の家庭用/オフィス用アクセス ポイント、Google Pixel 6/6 ProおよびSamsung Galaxy S22 Ultra/Plusなどの人気モデルを含むスマートフォン、スマートテレビなど、数百を数えます。Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eが市場シェアに占める割合は2025年までに80%を超え、スマートフォン市場の圧倒的大多数を占めるでしょう[2]。また企業はWi-Fi 6E製品に対するかつてない需要を経験していますが、これがビジネスにプラスの効果をもたらしているとともに、これまで以上の容量と幅広いチャネルが一般消費者と企業にさまざまなメリットをもたらしています。他の企業も多くの顧客およびキャリア パートナーがWi-Fi 6Eを強化していることを報告しており、出荷実績の大きなマイルストーンを達成しています。 Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eの需要が高まり、パンデミック後のサプライチェーンのバランスが回復する中、これらのテクノロジーによって製品の採用はますます加速するでしょう。

導入の勢い

最近発表されたいくつかの報告から、世界中のサービス プロバイダーによる顧客へのWi-Fi 6E提供の勢いが明らかになっています。住宅におけるコネクテッド デバイスの数の増加と高品質なネットワークに対するニーズを踏まえ、サービス プロバイダーは加入者がデジタル ライフの基本コンポーネントとして信頼をもって今日のWi-Fiを利用できるにするため、Wi-Fi 6Eゲートウェイを介して速度と容量の向上を実現しています。利用者にWi-Fi 6Eを提供する理由としては、ダウンリンク/アップリンク速度のサポートの強化、ネットワークの飽和状態の軽減、リモートワークおよびホーム エンターテインメントのネットワーク体験の向上などがあります。Wi-Fi 6Eの非常に大きな可能性を実証した複数のトライアルの成功により、低レイテンシの高速な接続が実現し、医療機関教育機関は低レイテンシで大容量のWi-Fi 6Eネットワークに投資してミッション クリティカルな高速アプリケーションとサービスを提供しています。

規制環境における勢い

米国では2年前からWi-Fiによる6 GHz帯域の利用が可能になりましたが、 その後南北アメリカ、EMEA(欧州、中東、アフリカ)、アジア太平洋の60カ国以上がこの帯域のWi-Fiによる利用を認めているか現在検討しています。 Wi-Fi 6Eのエコシステムは急速に広がりつつありますが、Wi-Fi 6E認定はデバイスの場所に関係なく、世界中で相互運用性を保証します。ブラジル、カナダ、チリ、コスタリカ、グアテマラ、ホンジュラス、ペルー、サウジアラビア、韓国、UAE(アラブ首長国連邦)などの国では、6 GHz帯の上位部分および下位部分(5925-7125 MHz)をWi-Fi 6Eで利用できるようになりました。サウジアラビアなどの国々は全帯域を利用できるようにすることでWi-Fi 6Eの可能性をフルに活用しようとしており、自国民にとってWi-Fi は「不可欠」であるとしています。他の国々は帯域の下位部分(5925-6425 MHz)を開放し、その取り組みは賞賛されていますが、Wi-Fi 6Eおよび将来の世代は、6 GHz帯域の1200 MHz帯域全体を使用することで最大限の能力を発揮するでしょう。

 

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[1] IDC Research社、2022年1月

Education, Enterprise Networks, Healthcare, IoT, Operators Wi-Fi CERTIFIED 6
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Wi-Fi Alliance®、2022年のWi-Fi®のトレンドを発表

2022年に世界で使われるWi-Fiデバイス数は180億、出荷実績は440億に

米国テキサス州オースチン発 2022120 2022年、より効率的で信頼性と安全性が高い接続環境に対するWi-Fiユーザーのニーズはさらに高まるでしょう。さらに、6 GHz帯利用の承認、リモートワークのハイブリッド環境、また住宅、企業、IoT(モノのインターネット)環境の複雑な接続システムなど、高容量で低遅延(レイテンシ)なWi-Fi接続への需要は引き続き右肩上がりで推移するでしょう。2022年に世界で使われるWi-Fiデバイスの数は180億近くに達し、出荷実績は44億デバイスを超えると予測されています1。このようにWi-Fiの勢いが増す中で、Wi-Fi Alliance®は4つのWi-Fiトレンドに関する2022年の予測を発表しました。 

Wi-Fi 6 およびWi-Fi 6Eの住宅および企業への普及がさらに進む

携帯電話、タブレット、アクセス ポイント(AP)の高品質Wi-Fiおよびより効率的かつ信頼できる接続への需要に後押しされる形で、Wi-Fi 6の市場普及率はこれまでのどのWi-Fi世代よりも短い期間で50%に達しました。さらに、パフォーマンスの向上、低遅延、優れた電力効率によって、Wi-Fi 6は比類ない方法でIoT(モノのインターネット)の多様なニーズを満たします。世界的な6 GHz帯利用の広がりとWi-Fi 6E相互運用認定により多様なWi-Fi 6Eエコシステムの基盤が確立されたことで、2022年には3億5,000万以上のWi-Fi 6Eデバイスが市場に出回ることが見込まれています2。2022年、Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eは住宅および企業の両方において、私たちの日常生活の中でより一般的な存在になるでしょう。すでにPCとラップトップおよびメッシュ システム向けのWi-Fi 6およびWi-Fi 6Eソリューションはリリースされていますが、今後Wi-Fi 6をサポートするさらに多くのホーム ネットワーク、自動車、IoT、拡張現実/仮想現実(AR/VR)ソリューションがユーザーの手元に届くことになるでしょう。帯域幅集中型で遅延の影響を受けやすいアプリケーションのニーズへ応えるためにホーム ネットワークにはWi-Fi 6Eアクセス ポイントが設置され、より多くのサービス プロバイダーが自社の加入プランにWi-Fi 6Eホーム ゲートウェイおよびアクセス ポイントを組み込むことで、Wi-Fi 6Eが顧客にもたらす速度面および容量面の大きなメリットを実感するようになるでしょう。

Wi-Fi AllianceがAFCフレームワークを進化させる

Wi-Fi 6Eに対する世界的な勢いが日々増している中、Wi-Fiによる6 GHz帯の完全な1200 MHz帯利用をより多くの国で実現するための活動も絶え間なく進んでいます。2022年もWi-Fi Allianceは、AFCを必要としている地域で屋外および標準電力のWi-Fi 6Eの普及を最大化できるようにする基盤となるAFCサービス プロバイダーの多様なエコシステムを確立するために、自動周波数調整(Automated Frequency Coordination: AFC)フレームワークの発展を主導していきます。すでにカナダおよび米国では6 GHz規制のフレームワークに組み込まれているAFCシステムも、他の国々の規制当局で検討対象になっています。すでにWi-Fi AllianceはAFCシステム実装の仕様およびテストプランのリリースを発表しており、これまでに12社以上の潜在的なAFC サービス プロバイダーが関心のあることを米連邦通信委員会(Federal Communications Commission)に表明しています。今年、Wi-Fi Allianceは引き続き標準電力および屋外におけるWi-Fi 6Eの普及を最大化するための活動を進めるとともに、Wi-Fi 6Eのメリットの提供をさらに加速させる予定です。

Wi-Fiが多様なIoT要件を満たす

電力、時間、費用の削減につながるコネクテッド アプライアンスやセキュリティ システム、スマート スピーカーへの消費者のニーズに後押しされる形で、2022年の世界スマートホーム市場規模は530億ドルに達するでしょう3。企業がIoTに数兆ドル規模の投資を行い、消費者が自宅でより多くのコネクテッド デバイスを利用するようになるのに伴い、Wi-Fiは2022年のスマートホーム市場の変革をさらに進めるでしょう。長い間にわたりWi-FiはIoTにとって最適なテクノロジーとなっていますが、Wi-FiのIoTポートフォリオが拡張されたことにより、これまで以上にスマートホームの多様な接続環境のニーズをサポートできるようになりました。Wi-Fi 6は、IoTにとって最適なオプションであるWi-Fiを強化します。Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eには、高密度環境下で卓越したパフォーマンスを実現するOFDMA(直交周波数分割多元接続)や消費電力を削減することでWi-Fi をセンサー デバイスなどに理想的なソリューションとしているTWT(ターゲット ウェイクタイム)といった機能が含まれています。先頃リリースされたWi-Fi CERTIFIED HaLow™は、長距離をカバーする低消費電力Wi-Fiを提供するだけでなく、住宅IoTおよび産業(IIoT)環境における電力効率に優れた多様な新しいユースケースを実現します。すべての Wi-Fi CERTIFIED™デバイスは、IoT環境で最高の保護を実現するWPA3™セキュリティが必須要件です。

Wi-Fi ネットワークが新たな最適化レベルに

ホーム ネットワークおよびエンタープライズ ネットワークでオンライン会議やVoIP(voice-over-IP)サービス、クロス リアリティ(XR)アプリケーション、ウルトラHD(UHD)ストリーミングを利用するデバイスおよびユーザーの数が増加していることで、ネットワーク マネージャーおよびサービス プロバイダーの両方の負荷も大きく高まっています。今日のネットワークで使われている大量のデータ トラフィックおよび先進のアプリケーションには、これまでとは違う新たなレベルのネットワーク最適化が必要です。ネットワーク最適化テクノロジーのWi-Fi CERTIFIEDポートフォリオは数多くの点で進化を遂げており、結果として2022年はホーム ネットワークおよびエンタープライズ ネットワークにおけるWi-Fi のモビリティ、ネットワーク効率と可視性、管理性が向上します。これらの最適化テクノロジーにはWi-Fi CERTIFIED Easy Connect™およびWi-Fi CERTIFIED EasyMesh™が含まれ、これまで以上にセキュアかつスマートで効率的なWi-Fiホーム ネットワークを実現します。Wi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivity™は、Wi-Fiネットワーク内/Wi-Fi ネットワーク間およびWi-Fi ネットワークとセルラー ネットワーク間のローミング時におけるモビリティを向上させます。また、Wi-Fi CERTIFIED QoS Management™ は堅牢なサービス デリバリーおよび質の高いWi-Fi体験を提供し、Wi-Fi CERTIFIED Data Elements™はサービス プロバイダーおよびネットワーク マネージャーによる複雑なWi-Fiネットワークの管理をサポートします。2022年、OpenRoamingフレームワークの基盤であるWi-Fi CERTIFIED Passpoint®をサポートする、密集した都市および公共エリアでのサービス プロバイダーによるWi-Fi の展開も増え、速度、セキュリティ、信頼性の水準が向上するでしょう。

https://bit.ly/2022WiFiTrendsでは、AirTies社、Aruba社、ASSIA社、Boingo社、Broadcom Inc.社、CommScope社、Extreme Networks社、HFCL Limited社、Intel Corporation社、NetExperience社、onsemi社、Qualcomm Technologies, Inc.社をはじめとするWi-Fi Allianceメンバー企業による2022年のWi-Fiトレンドのインサイトに関する動画をご覧いただけます。

 

 

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Michelle Panico
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1 IDC Research, 2022

2 IDC Research, 2022

3 Statista, 2021

IoT, Operators Passpoint, Wi-Fi CERTIFIED 6, Wi-Fi Data Elements, Wi-Fi EasyMesh, Wi-Fi Easy Connect, Wi-Fi HaLow, Wi-Fi Optimized Connectivity, Wi-Fi QoS Management

Wi-Fi Alliance、Wi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2を発表 - 先進のアプリケーションを実現する数々の新機能を提供

アップリンクの容量および卓越した電力管理機能が密度の高いエンタープライズ環境およびIoT環境に多くのメリットを提供

米国テキサス州オースチン発 202215 Wi-Fi CERTIFIED 6™が着実に普及している中、Wi-Fi Alliance®は今日のWi-Fi®ユースケース(活用事例)で高まる需要に応えるため、Wi-Fi 6 認定プログラムをさらに進化させました。最新リリースのWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2は、増加するデバイスおよびトラフィックの密度をサポートし、Wi-Fiデバイスとアプリケーションのパフォーマンスおよび電力管理性能をさらに高めるさまざまな新しい機能を提供します。アップリンクMU-MIMO(マルチユーザー多入力/多出力)をサポートするWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2は、よりスムーズなストリーミング サービス、オンライン会議、高速アップロード、高い信頼性のゲーミング環境を実現します。さらに、Wi-Fi CERTIFIED 6の電力効率性をこれまで以上に高める3つの電力管理機能が企業、産業、IoT(モノのインターネット)アプリケーションに多くのメリットをもたらします。これらの新機能はWi-Fi 6がサポートしているすべての帯域に適用されるので(2.4 GHz、5 GHz、6 GHz)、企業ネットワーク、ホーム ネットワーク、大規模な公共ネットワークのすべてに卓越した容量、効率、カバレッジ、パフォーマンスを提供します。Wi-Fi CERTIFIED 6は先進のアプリケーションに最高の体験を提供しながら強力なWPA3™セキュリティを実装し、Wi-Fi CERTIFIED™デバイス間の相互運用を促進します。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロアEdgar Figueroaは次のように述べています。
「数々の先進の機能を通じて、Wi-Fiは世界規模で大きなイノベーションへの道を拓き、日々ユーザーが高い信頼性で利用できるWi-Fiアプリケーションの大規模な成長を促進してきました。このようなWi-Fiの進化をさらに進めたのがWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2で、これまで以上の容量、効率性、信頼性により今日の市場ニーズに応え、よりハイパフォーマンスなWi-Fi ユースケースをサポートします」

Wi-Fiアップリンク パフォーマンス

2022年には20億近いWi-Fi 6デバイスが市場に出回ることが見込まれている中[1]、今日のWi-Fi はホーム ネットワーク環境およびエンタープライズ ネットワーク環境で増加するデバイスの密度、より速いデータレートが必要なアプリケーション、またアップリンクで急増するデータ需要をサポートしています。Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2はアップリンクMU-MIMOをサポートしているので、複数のデバイスによるアクセス ポイント(AP)へのコンテンツの同時アップロードが可能です。より多くのアップストリーム アクティビティをサポートしているWi-Fi ネットワークでは多くのユーザーがさまざまなドキュメントや動画をSNSなどへ頻繁にアップロードしていますが、Wi-Fi からクラウドへデータを送信するIoTデバイスが増加する中で、より多くのアップリンク データの利用に対するトレンドもさらに高まるでしょう。

アップリンクMU-MIMOによって、オンライン会議や各種ドキュメントのアップロード、その他の大きなアップリンク容量が必要な基幹業務アプリケーションなどのネットワーク パフォーマンスの向上とレイテンシの低減が実現します。現在、世界中の大規模オフィスビルや公共施設、教育機関、高層住宅、公共交通機関のハブなどへのWi-Fi 6の導入が進んでいるとともに、数々の先進のWi-Fi 6機能が、Wi-Fiに依存している無数のアプリケーションのイノベーションを促進しています。Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2は、包括的なMU-MIMOによって、たとえ数多くのWi-Fiデバイスが混在する難しい環境であっても、強力なWi-Fiパフォーマンスを提供します。

Wi-Fi 電力管理

Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2は、企業およびIoT環境で利用しているデバイスの電力管理を改善する数々の新機能を提供します。例えばブロードキャストTWT(ターゲット ウェイクタイム)やスリープ時間の延長、動的なマルチユーザーSMPS(空間多重化省電力)などの省電力機能およびスリープ モードの強化によって、複数のバッテリー式デバイスの電力消費を最適化することが可能になります。 これら3つの機能で複数のデバイスがより長いスリープ時間を利用できるようになり、指定の「ウェイクアップ(起床)」時間にデータを送信したり冗長な受信を動的にシャットオフしたりすることで、Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2ネットワーク全体の電力消費が最適化されます。 電力管理機能はスマートホームやスマートシティ、産業IoT(IIoT)環境にメリットをもたらすとともに、IoTアプリケーションにおけるWi-Fiの役割がさらに広がります。

IDC社のリサーチ ディレクター、フィル・ソリスPhil Solis氏は次のように述べています。
Wi-Fi 6は、これまでの世代のWi-Fi を上回るペースで導入が進んでいます。その背景となっているのが、一般住宅および企業の両方で高パフォーマンスと低レイテンシを実現する、携帯電話やタブレット、ラップトップ、アクセス ポイントなどへの優れたWi-Fi接続に対するニーズです。技術の進歩により、多くのユーザーやユースケースに速度と効率の両方でメリットがもたらされていますが、特に重要なのは、数多くのユーザーやクライアント デバイスが混在する密度の高い接続環境で大量のデータの伝送が行われている環境に利点をもたらす部分です。さらに、チップセットのコスト削減とWi-Fi 6電力管理機能の進歩によりIoT分野へのシフトが促進され、今後数年間でWi-Fi 6のより幅広い導入が進むでしょう」

業界全体がWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2を支持

「今日、サービス プロバイダーはマネージド Wi-Fi ソリューションの一部として、消費者のホーム ネットワークで可能な限り最高の接続体験を提供することをWi-Fi 6 に求めています。コネクテッド デバイスの数が加速度的に増えているとともに、一般住宅環境のエンタープライズ化UHD動画、遠隔医療、オンライン ゲームなどのトレンドによってホーム ネットワークへの需要が高まっていることは、誰の目にも明らかです。これらのニーズに応えるのが、Wi-Fi 6です。当社はWi-Fi 6ゲートウェイおよびエクステンダー向けのAirties Edgeソフトウェアを基盤にした、幅広いWi-Fi 6ポートフォリオを提供しています」 – Metin TaskinAirtiesCTO最高技術責任者

Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2のテストベッドに当社のWi-Fi 6Eアクセス ポイントとクライアント デバイス リファレンス デザインが選ばれたことを誇りに感じています。Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eデバイスの幅広い普及が進んだことで、すでに消費者のさまざまな新しい体験が生み出されていますが、 このような市場の勢いをさらに後押しするように考えられているWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2認定プログラムの一員として参加していることを嬉しく思います」 – Vijay NagarajanBroadcom ワイヤレス コミュニティケーションズ&コネクティビティ事業部マーケティング担当バイスプレジデント

「製品の市場への普及を進める上で、Wi-Fiが消費者に提供する幅広い新機能には、絶え間ないアップデートと場合によっては段階的なリリースを提供していくことが必要です。Wi-Fi Allianceがこのような段階的プロセスを踏み、今回最新のWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2を発表して、アップリンクMU-MIMOなどの数々のパワフルな新機能をWi-Fi 6にもたらしたことは賞賛に値します」 – Charles CheeversCommScope社ホーム ネットワーク担当CTO

IoTにとってWi-Fi CERTIFIED 6はゲームチェンジャーとなりましたが、今回のWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2はこれらのイノベーションをさらに大きく広げるものです。TWTターゲット ウェイクタイム、アップリンクMU-MIMO、またスリープ時間の延長などの機能強化によってバッテリー式デバイスを長時間サポートできるようになるとともに、ホームネットワークだけでなく、屋外のカメラや照明、電力管理システム、センサーといった住環境全体を網羅することが可能になります。当社のAIROC™ Wi-Fi 製品ファミリーは、Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2の機能をサポートしています。これらの機能は、高度な範囲および堅牢性の向上、強化されている電力管理能力、また包括的なセキュリティ フレームワークと合わせて、IoTアプリケーションに最先端のソリューションを提供します」 – Sivaram Trikutam氏/InfineonIoTコンピュート&ワイヤレス担当シニア ディレクター

「デバイスの相互運用性を確保するさまざまな認定プログラムを通じて、業界全体にわたる新しいWi-Fiテクノロジーの普及を実現している Wi-Fi Allianceにはいつも感謝しています。今回、最新のテストベッドの一部として当社のIntel® Wi-Fi 6E AX210製品が選ばれたことを大変嬉しく思います。アップリンクMU-MIMOといったWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2の新しい機能、またWi-Fi 6Eでは6 GHz帯で新たな高速チャネルを利用できるようになったことで、ネットワークの能力がさらに広がり、デバイスの数が飛躍的に増加し続ける中で、より高速で応答性に優れた体験を提供することが可能になります」 – Eric McLaughlin氏/Intel Corporation社クライアント コンピューティング グループ担当VP、ワイヤレス ソリューション グループ担当GM

「制約のないリアルタイムの新しい破壊的な没入体験に求められる優れた応答性とパフォーマンスへのニーズが高まる中、デバイスの確固とした相互運用性と迅速な普及を確保する上で、Wi-Fi Allianceの認定プログラムは欠かせません。今回Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2 のアクセス ポイント テストベッドとして当社のWAV600-2製品ファミリーが選ばれたこと、またMaxLinearチップセットが今年リリースされるさまざまなマルチ ギガビット動画、ゲーム、低レイテンシが欠かせないその他のサービスの次世代ブロードバンド プラットフォームとしての役割を果たすことを誇りに思います」 – Doron TalMaxLinear社ブロードバンド アクセス担当バイス プレジデント

Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2プログラムは、高密度な無線ネットワークに数多くの強化機能をもたらします。 具体的に、アップリンクのパフォーマンスや電力効率の向上、またカバレッジの拡大といった目に見える形のメリットによって、住宅、産業、企業ユーザーに新しいアプリケーションおよびユースケースへの扉が開かれるでしょう。当社のFilogicファミリーはWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2のチップセットのテストベッドの一部として、常時接続されている信頼の高速ソリューションを提供し、かつてないほどコネクテッド デバイスへの依存度が高まっている今、業界のさらなる前進を促進します」 – Alan HsuMediaTek社インテリジェント コネクティビティ事業部コーポレート バイスプレジデント兼ジェネラル マネージャー

Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2に認定された最初の企業の1社として、また相互運用性テストベッドに選ばれた企業の1社として、当社は引き続きWi-Fi AllianceのイノベーションをサポートするとともにWi-Fi 6の普及促進をリードする役割を果たしていきます。Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2によって、Wi-Fi Allianceは現在と将来の両方にわたり大きな容量および優れた電力効率が求められる先進のIoTアプリケーションのパフォーマンスに対して高まるニーズへプロアクティブに応えています」 – Larry OlivasNXP Semiconductors社バイスプレジデント兼ワイヤレス コネクティビティ ソリューション担当ジェネラル マネージャー

「いま私たちの働き方と遊び方が根本的にシフトしている中、仮想世界と現実世界の間のシームレスな移行にとって効果的な接続環境は不可欠な要素になっています。このような背景を踏まえ、今回Wi-Fi AllianceがタイムリーにWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2をリリースしたことを祝福します。Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2が提供するアップリンクMU-MIMOや電力効率の最適化によってエンドユーザー体験の質がさらに向上し、これまで以上にスムーズで信頼できる動画、ゲーム、IoTアプリケーションの機会が大きく広がるでしょう」 – Irvind Ghaionsemi社ワイヤレス コネクティビティ&信号処理事業部製品マーケティング担当バイスプレジデント

「在宅勤務やリモート学習、リモート プレイなどで生産性と信頼できる接続環境を確保する上で、アップリンク データへの質の高いアプローチに対するニーズはかつてないほど高まっています。Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2の主要機能の1つであるアップリンクMU-MIMOは、このような質の高い体験をあらゆる環境で実現できるように構築されています。 社のエンド・ツー・エンドのソリューションによって、お客様はこれらのニーズに応えながら先進のテクノロジーを実装するネットワーク、IoT、モバイル製品を提供することが可能になります」 – Rahul PatelQualcomm Technologies社コネクティビティ&ネットワーキング担当SVPGM

 

Wi-Fi Alliance®について | www.wi-fi.org

Wi-Fi Alliance® (ワイファイ アライアンス)は、世界中のユーザーにWi-Fi®を届ける、企業の世界的なネットワークです。このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー体験を提供するというビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi Allianceが 認定した製品は70,000を超えています。Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

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[1] IDC Research, 2021

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