Wi-Fi Alliance®が「Wi-Fi CERTIFIED Data Elements™」を発表 ― 先進のWi-Fi®アナリティクスを提供

Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eにまでサポートを広げ、サービス プロバイダーによる複雑なネットワーク管理を強力に支援

米国テキサス州オースチン発 ― 2021107Wi-Fi Allianceは、ネットワークのヘルス モニタリングのための重要なKPI(重要パフォーマンス評価指標)を提供する標準化したアプローチである「Wi-Fi CERTIFIED Data Elements™」の対象を、先進のWi-Fi 6およびWi-Fi 6Eネットワークにまで拡張したことを発表しました。最新世代のWi-Fiは一般住宅のホーム ネットワークへ急速に普及し、幅広い多様な機能、能力、先進のユースケースを提供していますが、これによってネットワーク管理の複雑さが増しています。サービス プロバイダーは、Wi-Fi Data Elements™を展開することでより効率的にKPIデータを収集して複数世代のテクノロジーが混在する複雑なネットワーク環境を管理しながら、顧客に最高のユーザー体験を提供することが可能になります。効果的にスケールアップできるWi-Fi Data Elementsは、Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eネットワークで稼働しているより多くのデバイスをサポートし、詳細な運用パラメータおよび実際の稼働環境におけるKPIを提供します。これには、PHYレートやエアタイム、リトライ間隔などが含まれ、密度が高い動的なネットワークに対する管理面の意思決定を支援します。

このようなネットワーク上のデバイスの数や帯域幅の利用状況、信号強度の測定、フリー エアタイムといったネットワークをより正確に把握するための情報の提供に加え、Wi-Fi Data ElementsはWi-Fi CERTIFIED EasyMesh™と診断要素を連携させることで、複数のアクセス ポイント(AP)を有するネットワークでのトラフィックの優先付けおよびチャネル スキャンをサポートします。Wi-Fi Data ElementsはWi-Fi 6およびWi-Fi 6Eのサポートを通じて先進のユースケースに関連するKPIを提供できるので、サービス プロバイダーによる4K動画のストリーミングやクラウド ゲーム、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)、その他多くのサービス分野で優れたQoS(サービス品質)の提供能力が最大化されます。たとえ非常に密度が高いネットワーク環境でもネットワーク管理者はさまざまな問題を先回り的に発見して効果的に解消できるので、サポート コールの頻度、解決までに要する時間、ネットワークの干渉、輻輳などが最小化されます。

Wi-Fi Alliance®のマーケティング担当SVP、ケヴィン・ロビンソンKevin Robinsonは次のように述べています。「Wi-Fi Data Elementsが提供するKPI250以上あり、サービス プロバイダーの皆様はこれらのKPIを活用してネットワークのさまざまな問題を発見して解消することができます。 Wi-Fi Data Elementsは、パフォーマンスを知るためのこれらの重要な指標を標準化して提供するので、サービス プロバイダーの皆様は、先進のWi-Fiネットワークが本来的に備えている動的な特性へ最適に対応して、顧客に最高の体験を提供することができます」

Wi-Fi Data Elementsは、マネージド ネットワークのエコシステム全体にメリットをもたらします。例えばネットワーク オペレーターであれば顧客のネットワーク環境のWi-Fiパフォーマンスへのタイムリーな可視性を手にすることができ、診断分析ツールのベンダーであればWi-Fiネットワークに特有の標準化したKPIを活用してより効果的なツールを構築することができます。

詳細は、こちらのWebサイトをご覧ください。また、テクノロジーの概要およびハイライトをダウンロードしてご覧ください。

 

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Wi-Fi Alliance® (ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー体験を提供するというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は65,000を超えています。 Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。 今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。 これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

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Wi-Fi CERTIFIED 6, Wi-Fi Data Elements, Wi-Fi EasyMesh

Wi-Fi Alliance、アフリカ、中東、インドにおけるWi-Fi®の経済価値予測を発表

Wi-Fi Alliance® の委託による調査レポート ― 14経済市場を追加した最新版を公開

米国テキサス州オースチン発 2021914 Wi-Fi Alliance®は、最新の「Wi-Fi®の世界的経済価値 (2021-2025年)」レポートを発表しました。アフリカ、中東、インドを含む14カ国が追加されている同レポートでは、各国の個別予測の詳細を確認することができます。この調査レポートはWi-Fi Alliance® の委託で元々今年はじめに公開されましたが、今回の最新版では計29の国・地域の経済に焦点を当てた予測を行っています。これらの国・地域が2021年の世界経済に貢献した規模は総額3兆3,000億ドルに上りますが、2025年までに5兆ドル近くに達すると予測されています。

追加した14の国・地域に関する主要な予測は以下のとおりです。

  • カメルーン: 現在の経済価値は10億ドル、2025年までに30億ドルに成長
  • コンゴ民主共和国(DRC): 現在の経済価値は10億ドル、2025年までに20億ドルに成長
  • エジプト: 現在の経済価値は90億ドル、2025年までに170億ドルに成長
  • ガボン: 現在の経済価値は6億ドル、2025年までに12億ドルに成長
  • インド: 現在の経済価値は1,310億ドル、2025年までに2,400億ドルに成長
  • ヨルダン: 現在の経済価値は20億ドル、2025年までに40億ドルに成長
  • ケニア: 現在の経済価値は120億ドル、2025年までに160億ドルに成長
  • モロッコ: 現在の経済価値は60億ドル、2025年までに80億ドルに成長
  • ナイジェリア: 現在の経済価値は160億ドル、2025年までに330億ドルに成長
  • オマーン: 現在の経済価値は10億ドル、2025年までに30億ドルに成長
  • サウジアラビア: 現在の経済価値は170億ドル、2025年までに240億ドルに成長
  • セネガル: 現在の経済価値は10億ドル、2025年までに30億ドルに成長
  • 南アフリカ: 現在の経済価値は310億ドル、2025年までに440億ドルに成長
  • ウガンダ: 現在の経済価値は10億ドル、2025年までに40億ドルに成長

本調査では、いくつかの主要な評価指標およびWi-Fi 業界全体に影響を与える世界的な技術発展などに基づいて、これらの29の経済市場におけるWi-Fiの経済価値を評価しました。 具体的には、フリーWi-Fiアクセスや住宅/企業のコスト削減効果、Wi-Fi 6の導入率、6 GHz帯域の可用性、新型コロナウイルスのパンデミックといった評価指標の計算結果を各国・地域に特有の環境と組み合わせて経済価値を算出しました。

「Wi-Fiの世界的経済価値」のレポートはこちら、レポートのハイライトシートはこちらグラフィック パッケージはこちらでダウンロードしてご覧ください。また、これらの資料はWebサイトwww.valueofwifi.orgからもダウンロードできます。

 

* Wi-Fiが世界経済に与える全体的な影響予の測について、追加された14の経済市場の詳細な予測による影響はありません。

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Value of Wi-Fi Wi-Fi CERTIFIED 6

Wi-Fi Alliance®、AFC(自動周波数調整)仕様とコンプライアンスの開発をさらに進め、Wi-Fi 6Eの普及を促進

米国テキサス州オースティン発 2021630 6 GHz帯域を最大活用する自動周波数調整(Automated Frequency Coordination: AFC)システムのさらなる高度化と開発に継続して取り組んでいるWi-Fi Alliance® は、本日AFC システムの実装に欠かせない2つの追加要素、AFC System Reference Model(AFCシステム リファレンス モデル)およびAFC Device Compliance Test Plan(AFC デバイス コンプライアンス テストプラン)をリリースしたことを発表しました。これは、今年はじめに発表したAFC System to AFC Device Interface Specification(AFCシステム/AFCデバイス インターフェイス仕様)に続くものとなります。業界の幅広い分野からのテクニカル エキスパートを結集することで、Wi-Fi Allianceは全世界へのWi-Fi 6Eの展開を急速に進めています。

Wi-Fi Allianceは容量、スピード、低レイテンシといったWi-Fi 6Eのさまざまなメリットを最大活用できるように、引き続き世界各国における6 GHz帯のWi-Fi®利用を支援しています。すでにカナダおよび米国では6 GHzの規制のフレームワークに組み込まれているAFCシステムも、他の国々の規制当局で検討対象になっています。このAFC システム フレームワークの開発は、6 GHz帯域を最大活用してWi-Fi 6Eのさまざまなメリットの提供を促進するという、Wi-Fi Allianceのコミットメントを明確に示すものです。

Wi-Fiの世界規模の普及、またWi-Fiに期待される相互接続性、セキュリティ、信頼性を確実に提供するため、Wi-Fi Allianceは革新的なAFCシステムの開発に絶え間なく取り組んでいます。現在提供しているAFC 関連ドキュメントは以下のとおりです。

  • AFC System Reference Model(AFCシステム リファレンス モデル): トポロジーおよびシステム全体を構成する関連要素を含め、全体的なエンドツーエンドのAFCシステム アーキテクチャを説明しています。
  • AFC Device Compliance Test Plan(AFC デバイス コンプライアンス テストプラン): AFC システムへのレポートが必須の情報の形式を含め、テスト中のAFC デバイス(DUT)からAFC システムへの通信に関するコンプライアンス テスト プログラムを説明しています。
  • AFC System to AFC Device Interface Specification(AFC システム/AFC デバイス インターフェイス仕様): AFCデバイスとAFCシステム間の通信のインターフェイス仕様です。

その他の詳細はhttps://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-certified-6をご覧ください。

 

 

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6 GHz Wi-Fi CERTIFIED 6

Wi-Fi Alliance®、認定テストの簡素化およびWi-Fi CERTIFIED™取得オプションの拡張を発表

Wi-Fi® 認定取得の新しいオプション ― より短期間で製品を市場展開することが可能

米国テキサス州オースチン発 202168 Wi-Fi Alliance®は、Wi-Fi CERTIFIED™製品認定を取得するための、よりシンプルで低コストな新しいオプション「QuickTrack」を発表しました。 QuickTrack によって、Wi-Fi Allianceメンバー企業はQualified Solution(適格ソリューション: 前提条件となるテストを実施済みのモジュール、チップセット、その他のソリューション)に基づいて製品を構築できます。QuickTrackのプロセスを利用することで、最終製品の開発者は業界の総意に基づくWi-Fi CERTIFIED要件を満たすようにデザインされている適格ソリューションをベースに新しい革新的な製品をテストして、Wi-Fi® 認定を取得することができます。

QuickTrackによって、Wi-Fi製品ベンダーはこれまでよりも短期間で高品質なデバイスを市場に展開することが可能になります。この新しい認定プロセスを活用することで、テストに関わるコストを削減するとともにテスト完了までの所要期間を短縮できます。すでにWi-Fi機能テストを完了している適格ソリューションを使用するQuickTrackでは、コアWi-Fiコンポーネントについてすでに完了しているテストをベースにしています。また、高い利便性を提供するQuickTrackでは、メンバー企業独自のテスト サイトまたはWi-Fi Allianceの認定テストラボ(ATL) のどちらでもテストを実施できます。

Wi-Fi Allianceのマーケティング担当SVP、ケヴィン・ロビンソンKevin Robinsonは次のように述べています。
「エンタープライズ クラスのアクセス ポイントから最新のIoT(モノのインターネット)機器の認定まで、最高品質のWi-Fiを実現するために、Wi-Fi CERTIFIEDは各企業に合わせてカスタマイズしたオプションを提供します。QuickTrackによって、ソリューション プロバイダーの皆様による最終製品の認定プロセスを飛躍的にスピードアップするとともに、最終製品の開発者の皆様が業界標準のテストを品質向上プログラムに組み込み、製品のライフタイム全体を通じてWi-Fi CERTIFIED要件を満たすことができるようにして、顧客へより高い価値を提供できるようになることを大変嬉しく思います」

800社を超えるメンバー企業の多様なニーズを満たすことができるように、Wi-Fi AllianceはWi-Fi製品認定取得の3つのオプションを提供します。これらのオプションは、元のコンポーネントをベースにした製品設計から他社が設計・製造した製品のブランディングまで、複数の製品開発アプローチを網羅しています。Wi-Fi Allianceメンバー企業は、幅広いテスト方法のバリエーションをサポートするツールおよび柔軟なテスト場所のオプションとともに、それぞれのニーズに合った適切なテストおよび認定のプロセスを見つけることができます。以下のWi-Fi CERTIFIED取得オプションが用意されています。

  • QuickTrack最新オプション): 適格ソリューションの一部としてすでにコアWi-Fi機能のテストが完了しているサプライヤーのソリューションをベースにした製品向けのオプション。QuickTrackでは、Wi-Fiコンポーネントおよび機能に対してターゲットを絞った改変を行うことができます。 テストはメンバー企業のテスト サイトで社内的に行うか認定ラボ(ATL)で実施します。
  • FlexTrack ゼロから設計・構築されている、高度に差別化された製品向けのオプション。FlexTrackでは、Wi-Fi機能のカスタマイズおよび最適化を含め、非常に柔軟な製品デザインが可能です。テストはATLで実施します。
  • Derivative(派生品): 同じモジュールを使用する複数のテレビ モデルや、複数のベンダーのブランドで流通させることを目的に1ベンダーがデザインしたアプライアンスなど、同一のデザインを複数の製品が使用する製品ポートフォリオ向けのオプションです。 メンバー企業は、テスト完了の要件なしに派生品の認定を申請できます。

QuickTrackで他の製品の構築と認定のベースとなる最初の適格ソリューションを提供するメンバー企業は以下のとおりです: ASR Microelectronics社、Intel®社、Microchip社、Qualcomm Technologies社。新しいQuickTrack オプションで認定された最初の製品は、Midea GroupMidea IoT Application(中国においてセキュアで相互接続可能な数百万のIoTおよびスマート アプライアンスの認定のソースとして使われる予定)およびMicrochipPIC32MZ-W1 Wi-Fi® SoCModule Familyです。また、SRTCがメンバー向けのQuickTrack 認定をサポートする最初の認定テストラボ(ATL)となります。

利用可能な適格ソリューションは以下のとおりです。

  • ASR Wi-Fi ComBo Module
  • ASR Wi-Fi Module
  • Intel® Wi-Fi 6E AX210
  • Microchip PIC32MZ-W1 Wi-Fi® SoC およびModule Family
  • Qualcomm Technologies 2x2 Wi-Fi 6E SoC for Mobile / Compute

QuickTrackを業界が支持

「数千のデバイスを接続する大規模施設の運営をサポートするためには、次世代Wi-Fi機器は高品質な標準を満たさなければなりません。QuickTrack 認定は、厳格な要件が求められる環境へのWi-Fi 展開をサポートしながら品質を保証する重要なステップです。ますます多くのWi-Fi 6E機器が市場に出回っている中、企業に最高クラスの接続環境をもたらすための権威ある品質標準の確立に向けた業界の活動を大歓迎しています」 – Derek PetersonBoingo WirelessCTO最高技術責任者

Wi-Fi Allianceが新しいQuickTrack認定オプションをリリースしたことを祝福します。企業がこれまでより簡単かつ低コストに製品のWi-Fi認定を取得することをサポートするこの新しいアプローチは、業界の未来にプラスの効果をもたらすでしょう。当社がQuickTrackの開発に積極的に携わってきたこと、また当社のIntel® Wi-Fi 6E AX210製品がQuickTrackの最初の適格ソリューションの1つに選ばれたことを嬉しく思います」 – Carlos Cordeiro,Intel Corporation社クライアント コンピューティング グループ担当ワイヤレスCTO

Wi-Fi CERTIFIED認定取得の時間とコストを大幅に削減する新しいQuickTrack認定オプションにしたがった最初の認定製品の1つに当社のIoTアプリケーションが選ばれたことを嬉しく思います。ますます多くの製品が認定を受けWi-Fi 標準に準拠するようになる中で、このシンプルでスピーディな新しいプロセスは、業界に大きなメリットをもたらすでしょう」 – Joshua XiangMidea GroupCTOIoT担当VP

「新しいQuickTrack 認定オプションは、本当の意味でマイルストーンと言えます。Wi-Fi Allianceは、QuickTrack の合理化したプロセスによって、中小規模のデバイス メーカーでも対応できるレベルのプロセスでスピーディに自社製品の認定を受けられるようにしました。今後、消費者は市場で多種多様な認定製品の中から、機能を簡単に比較検討して、最適な製品を選べるようになるでしょう」 – Jan BuisLANCOM Systems 事業開発担当バイスプレジデント

Wi-Fi Allianceの新しいQuickTrackプログラムのリリースにあたり、当社がこれをリードする位置付けにあることに興奮しています。QuickTrackの合理化されているプロセスによって、当社のお客様は簡単、迅速にアプリケーションの認定を受けることができます。早い段階からQuickTrackに参加している当社は、当社の最新世代のシリコンについて、最新の高度なWi-Fi Alliance認定プログラムへの手間要らずのアクセスを提供することができます」 – Steve CaldwellMicrochip社ワイヤレス ソリューション事業部バイスプレジデント

QuickTrackは効果的な認定手続きとツールを提供し、いくつかのWi-Fi 製品のテスト時間および認定サイクルを短縮します。各ラボは、QuickTrackを活用した柔軟な認定戦略を採用することで、Wi-Fi AllianceからスピーディにWi-Fi 認定を取得することができます」 – PengZhenState Radio monitoring Testing Center (SRTC) 国際認定部門ICDディレクター

Wi-Fi CERTIFIEDの詳細は、https://www.wi-fi.org/certificationをご覧ください。

 

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Certification

Wi-Fi Alliance®、最適なWi-Fi®モビリティ体験を実現

Wi-Fi Optimized Connectivity™が、常に最高のコネクテッド体験をユーザーに提供

米国テキサス州オースチン発 202133 Wi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivity™プログラムは、モビリティの向上を実現するとともに、Wi-Fiネットワーク間およびWi-Fiネットワーク/セルラー ネットワーク間のローミングにおいて、これまで以上に一貫して安定した接続環境を提供します。このWi-Fi Alliance®認定プログラムは、Wi-Fiネットワークの検出、アクセス ポイント(AP)の選択、無線通信の負荷軽減のプロセスを最適化することで高速な認証を実現し、最高のコネクテッド体験をユーザーに提供します。Wi-Fi Optimized Connectivity™の提供する数々の新機能が、APおよびネットワーク選択能力をさらに高めるとともに、2.4 GHz、5 GHz、6 GHzの帯域で一貫した検出メカニズムを提供します。Wi-Fi Optimized Connectivityの強化機能は新しいユースケースをサポートするとともにパフォーマンスへの期待に応え、幅広いリアルタイムのインタラクティブ アプリケーションの接続体験を最適化し、セルラー ネットワークとの間の移行で継続したシームレスなサービス提供を実現します。

Wi-Fi Optimized Connectivityは、APおよびユーザー デバイス間の情報交換によって次のようなメリットを提供します。

  • 最適化したネットワークの検出と選択 高度なチャネル スキャン技術によってモバイル デバイスとAPがやり取りを行うことで、接続可能なWi-Fi®ネットワークを迅速に特定します。
  • 最適なAPの選択 APからの評価情報のアドバタイズにより、クライアント デバイスはリンクの質を正確に判断してネットワークを選択し、ローミングを決定できます。
  • 迅速な認証 Wi-Fi Optimized ConnectivityデバイスはFILS(Fast Initial Link Setup)認証をサポートしているので、相互に連携することで無線通信の負荷を減らしながら、指定のAPやネットワークでの高速認証を実現します。
  • 効率的な伝送 管理フレームの伝送が大幅に削減されるので、デバイスから管理情報への応答に要する時間が短縮され、より多くの時間をユーザー データの伝送に利用できます。

Wi-Fi Allianceのマーケティング担当SVP、ケヴィン・ロビンソンKevin Robinsonは次のように述べています。
Wi-Fi Optimized Connectivityによって、ユーザーはローミング体験全体を通じて質の高い接続環境を利用できるとともに、常に最高の接続性を確保することができます。 Wi-Fiユーザーは優れたモビリティ(移動性)を期待していますが、このコア プログラムはネットワーク間でこれまで以上にシームレスな接続体験を提供しながら、サービス プロバイダーの皆様にはネットワーク カバレッジを広げながらハイレベルなサービスを提供する新しい機会を提供します」

Wi-Fi Optimized Connectivityで利用できるようになった評価情報を活用することで、常に最高の接続環境を維持するために、いつ、どのAPやネットワークにローミングするのかを判断するクライアントの能力がさらに高まります。また、Wi-Fi Optimized Connectivityの機能は、6 GHz 帯域での効率的なAP 発見においても重要な役割を果たします。Wi-Fi 6E対応のAPは2.4GHz/5 GHz帯と6 GHz帯を同時にサポートし、2.4GHz/5 GHzでReduced Neighbor Report要素を送信することにより6 GHz基本サービスセット(BSS)の帯域外検出を実現します。 6 GHz帯のみをサポートしているAPは、FILS Discoveryフレームを送信することにより効率的なオンチャネル スキャンを実現します。Wi-Fi Optimized Connectivity APも同じ機能を利用することで、他の帯域およびチャネルのBSSを効率的に検出します。これは、特にアクティブ スキャンの規制があるDFS(動的周波数選択)チャネルで有効です。

Wi-Fi Optimized ConnectivityはWi-Fi CERTIFIED Vantage™の主要コンポーネントの1つで、マネージドWi-Fiネットワークで高いレベルの体験を提供するさまざまなコア機能を提供します。Wi-Fi Optimized Connectivityの詳細は https://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-optimized-connectivityをご覧ください。.

業界全体がWi-Fi Optimized Connectivityを支持

「マネージドWi-Fi ネットワーク間の移動時におけるユーザー体験の質を高めることをねらいにした、Wi-Fi Allianceの新しいWi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivityプログラムをサポートできることを光栄に思います。1日の中でもホームWi-Fi 環境は常に変化しているので、すべてのデバイスに優れたパフォーマンスを提供するためには動的なリアルタイムの最適化が必要です。このような理由から、当社はサービス プロバイダーの利用者の皆様にはクラウドとエッジのハイブリッド アーキテクチャを導入して、CPE顧客構内設備の埋め込みインテリジェンスとクラウド ベース アナリティクスの両方を活用して、応答性とパフォーマンスを最大化することをアドバイスしています」 – Metin TaskinAirtiesCTO最高技術責任者

Wi-Fi Optimized Connectivityは、多くの重複する無線ネットワーク環境で802.11k/v/r/ai の諸機能を調整して活用します。これによって、複数のアクセス ポイント間で最適なアクセス ポイントを選択し、認証およびローミング時にもスムーズで安定した接続体験を実現します」 – Tuncay CilASSIA 最高戦略責任者

Wi-Fi Optimized Connectivityの機能強化によって、必要なデータをよりスムーズに交換できるようになり、今日のアクティブなユーザーのニーズを十分に満たす、途切れることのない高速モバイル体験を実現できます。エンタープライズ、ビジネス、消費者向けの安全かつ高速でシームレスなWi-Fi を先導してきたWi-Fi Allianceのパートナーとして、これは本当の意味ですべての人にとっての勝利であると思います」 – Derek PetersonBoingo WirelessCTO最高技術責任者

「ワイヤレス データへのニーズを満たすWi-Fiへの依存度がますます高まっている中、シームレスなローミングはまったく手間要らずの接続体験を消費者に提供します。Wi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivityプログラムによって、スマートフォンは最高の接続性を提供するルーターを選択することが可能になり、ユーザーは複数のワイヤレス ネットワーク間で自由にローミングできます。今回のアップデートされたプログラムではネットワーク検出機能が強化されていますが、Wi-Fi 6Eとともに、将来のWi-Fi利用モデルの可能性を垣間見ることができます。当社Broadcomが今回のアップデートされたWi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivityプログラムの認定を取得し、テストベッド デバイスに選ばれたことを大変嬉しく思います」 – Christopher SzymanskiBroadcom 社ワイヤレス コミュニケーション&コネクティビティ事業部プロダクト マーケティング担当ディレクター  

「当社は、ユーザーの皆様のための優れたPCプラットフォームWi-Fi 体験を実現することにフォーカスしています。Wi-Fi Allianceの新しいWi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivityプログラムによって、Wi-Fi 業界はより高速でより効率的なネットワーク検出、選択、接続を実現する、シームレスなローミング環境を提供することができます。絶え間ない進歩を続け、今回また新たな相互接続ソリューションを実現したWi-Fi Allianceを称賛したいと思います。当社はIntel、タスクグループの活動を主導する機会を得られたこと、また当社の製品が最初のデバイスに認定されたことを嬉しく思います」 – Eric McLaughlinIntel Corporation社クライアント コンピューティング グループ担当VP、ワイヤレス ソリューション グループ担当GM

Wi-Fi Alliance Optimized Connectivity認定プログラムは、業界全体を通じて標準ベースのイノベーションを提供する上で極めて重要かつ大きなインパクトを与えるアプローチで、最大のパフォーマンス、安定性、相互接続性を提供します。これからもQualcomm Technologiesは、これらのプログラムへの参加、イノベーションへの貢献、またWi-Fi製品ポートフォリオ全体の実装を通じて、このような取組みをサポートしていきます」 – VK JonesQualcomm Technologies, Inc.社テクノロジー担当VP

 

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Wi-Fi Alliance® (ワイファイ アライアンス)は、世界中のユーザーにWi-Fiョを届ける、企業の世界的なネットワークです。 このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー体験を提供するというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は65,000を超えています。Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。 今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

 

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Wi-Fi Optimized Connectivity, Wi-Fi Vantage

Wi-Fi Alliance®、2020年のWi-Fi CERTIFIED™リーダー企業を発表

Wi-Fi®品質に対する高いコミットメントが認められたトップの認定企業

米国テキサス州オースティン発 202132 Wi-Fi Alliance® は、Wi-Fi CERTIFIED™プログラムに専心の姿勢で取り組み、2020年に最も多くのWi-Fi®デバイスが認定されたメンバー企業を賞し、これらの企業を発表しました。

Wi-Fi CERTIFIED」は、消費者、企業、通信事業者固有の製品について、その相互接続・運用性とセキュリティに対して業界全体で合意した規格に準拠していることを示す、世界で広く認識されているブランドです。Wi-Fi CERTIFIEDに認定されることは、その企業が高品質なWi-Fiと優れたユーザー体験を提供することに確固とした姿勢で取り組み、これを実現していることの証です。

Wi-Fi CERTIFIED製品は、厳格な試験を経て他の認定製品との相互接続性が検証された製品で、幅広い分野にわたるWi-Fi製品が相互接続して最適に機能するという高い信頼性をユーザーに提供します。『2020 Top Certifiers』(2020年トップ認定製品)に選ばれたデバイスには、スマートフォン、チップセット、ラップトップ、タブレット、ナビゲーション システム、車載インフォテインメント システム、テレビ、カメラ、オーディオ機器、ルーター/ゲートウェイ、照明システム、ホーム デザインなどが含まれています。 また『2020 Wi-Fi CERTIFIED Leaders』に選ばれた企業は以下のとおりです:

  • Cisco Systems
  • Huawei Technologies Co., Ltd.
  • Lennar Ventures
  • LG Electronics
  • Panasonic Corporation
  • Samsung Electronics
  • Sony Corporation
  • Top Victory Investments Ltd.
  • WiZ – Signify子会社
  • ZTE Corporation
  • Home Depot – トップの新規メンバー認定企業

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロアEdgar Figueroaは次のように述べています。
Wi-Fi Alliance.メンバー企業の皆様は世界のWi-Fiの普及促進に取り組んでいますが、それと同時にWi-Fi CERTIFIEDに対するコミットメントによって、ますます数多くの多様なデバイスが卓越した相互運用性を実現しています。Wi-Fi、相互接続性、またすべてのユーザーのWi-Fi体験の発展に確固とした姿勢で取り組んでいることを意味するWi-Fi CERTIFIEDに認定された企業に、Wi-Fi Allianceは心からの賛辞を贈ります」

2020年は、世界的なパンデミック下で信頼できるオンライン接続への依存度が高まる中、日常生活におけるWi-Fiの重要性がクローズアップされた年でした。2020年のWi-Fiデバイス出荷実績は40億近くに達し、Wi-Fiのユースケース(使用例)も引き続き幅を広げています。年々デバイスとアプリケーションが増える中、あらゆる環境下で最高レベルの一貫性と信頼性を提供するWi-Fi 製品を明確に示す証、それがWi-Fi CERTIFIEDです。アクセス ポイント(AP)やタブレット、スマートホーム デバイスなど、Wi-Fi CERTIFIEDは各社が最高品質のWi-Fi を確実に提供するための柔軟なテスト オプションを提供します。消費者は、製品に「Wi-Fi CERTIFIED」のロゴが表示されているかどうか、またはWi-Fi AllianceのWebサイトにあるProduct Finderで認定デバイスを確認して、購入の判断をすることができます。

「Wi-Fi CERTIFIED」がもたらす高い価値について、ぜひこちらの動画(1:32、日本語)をご覧ください。

 

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Wi-Fi Alliance®(ワイファイ アライアンス)は、世界中のユーザーにWi-Fi®を届ける、企業の世界的なネットワークです。このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー体験を提供するというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は65,000を超えています。Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。 今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

 

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Certification

Wi-Fi Alliance®、リアルタイムWi-Fi®アプリケーションのQoS(サービス品質)向上を実現

Wi-Fi QoS Management™が堅牢なサービス デリバリーと高品質なWi-Fi 体験を提供

米国テキサス州オースチン発 2021223 Wi-Fi Alliance®は、標準化したアプローチでトラフィックを優先付けることによりリアルタイム アプリケーション体験の質を高める新しい認定プログラム、Wi-Fi CERTIFIED QoS Management™を発表しました。広く普及しているWi-Fi CERTIFIED WMM™を基盤に構築されているWi-Fi QoS Management™は、Wi-FiネットワークのQoS(サービス品質)処理に対して一貫したエンド・ツー・エンドのアプローチを提供します。この認定プログラムには2つの新しいテクノロジーが実装されていますが、これらのテクノロジーによってWi-Fiデバイス、アプリケーション、ネットワーク マネージャーはQoSミラーリングに対して標準ベースのアプローチを確立するとともにIP(インターネット プロトコル)とIEEE 802.11間のマッピングにIETF(インターネット技術特別調査委員会)勧告を適用することで、トラフィックフローを優先付けることができます。Wi-Fi QoS Managementは住宅、企業、パブリック ネットワークのすべてにメリットをもたらしますが、オンライン会議やインタラクティブ ゲーム、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)、産業IoT、ヘルスケア モニタリングといった低レイテンシと低ジッタが求められるアプリケーションで特に高い効果を発揮します。

Wi-Fi QoS Managementの標準化したメカニズムによって、クライアント アプリケーションはQoS 処理をリクエストでき、ネットワーク マネージャーはQoSポリシーを実装することができます。また、これらのメカニズムによりユーザー デバイスとアクセス ポイント(AP)はアプリケーションに合わせて異なる優先度を選択できます。その結果、堅牢なサービス提供が可能になるだけでなく、リアルタイム/没入型アプリケーション体験を含むWi-Fi品質を高めるとともに、オンライン ゲームやインタラクティブ クラウド/エッジ サービスへのアクセス時のレイテンシとジッタを減らすことができます。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。
「今日のWi-Fiネットワークは、質の高い体験を提供するために高度な処理が必要な大量のリアルタイム データ アプリケーションをサポートしています。Wi-Fi Allianceは、Wi-Fiトラフィックを管理し、優れたパフォーマンスに対するエンドユーザーの期待に応え続ける新たな手段の1つとしてWi-Fi QoS Managementを提供します」 

Wi-Fi QoS Managementは、以下2つの重要なテクノロジーを実装しています。

  • MSCSMirrored Stream Classification Service、ミラー ストリーム分類サービス): クライアント デバイスは、QoSミラーリングを使ってダウンリンクIPデータフローに指定のQoS処理を適用することをアクセス ポイントにリクエストできます。 
  • DSCPDifferentiated Service Code Point、差別化サービスコード ポイントマッピング Wi-Fi ネットワークと有線ネットワークのQoS処理を一致させることができるとともに、ネットワーク マネージャーは指定のQoS ポリシーを設定できます。

「ミラーリングした」QoS のコンセプトをベースにするMSCSは、ユーザー デバイス上のアプリケーションが必要な優先レベルでトラフィックを割り当てることをリクエストするシンプルな手段を提供します。このような双方向のQoS処理によって、デバイス アプリケーションに一貫して低レイテンシを提供するだけでなく、たとえWi-Fiチャネルが輻輳している状況でも質の高いWi-Fi体験を提供することが可能になります。DSCPマッピングでは、ネットワーク マネージャーはアクセス ポイントとクライアント デバイスの両方からのトラフィックを、ネットワーク内の特定のQoS 優先レベルにマッピングできます。エンタープライズ ネットワークであれば、ネットワーク マネージャーはオンライン会議のトラフィックを高い優先レベルに指定してマッピング テーブルが更新されるように設定することで、ミッション クリティカルなサービスの要件を確実に満たすことができます。 

最初のWi-Fi CERTIFIED QoS Management 製品である相互接続性テストベッド デバイスは、Broadcom社、Intel社、Qualcomm Technologies社のメンバー企業各社が提供しています。

 

業界全体がWi-Fi Managementをサポート

AirtiesWi-Fi Allianceは、ホームWi-Fi体験の向上に絶え間なく取り組む姿勢を共有しています。リアルタイム アプリケーションのパフォーマンス向上を目的としたWi-Fi QoS ManagementにおけるWi-Fi Allianceの新たな取り組みは、素晴らしいことだと思います。Wi-Fi QoS Managementは、当社が世界中のサービス プロバイダーの皆様に提供している高度なスマートWi-Fi ソフトウェアおよびクラウド管理ソリューションの能力をさらに高めてくれます」 – Metin TaskinAirtiesCTO最高技術責任者

Wi-Fi QoS Managementは、指定のデータ トラフィック ストリームに対するWi-Fiコネクティビティをベスト エフォートから安定して一貫した可用性へと変革する第一歩となります。これは、特にテレワークや分散型エンタープライズ アプリケーションにとって大きな意味を持ちます。Wi-Fi QoS Management の能力は、ASSIA 製品にとって欠かすことのできない構成要素です」 – Tuncay CilASSIA CSO最高戦略責任者

Broadcom は、Wi-Fi Alliance によるWi-Fi CERTIFIED QoS Management プログラムのリリースを大歓迎するとともに、テストベッド サプライヤーの1社として選ばれたことを光栄に思います。 Wi-Fi QoS Managementは、モバイル デバイスやゲーム機の開発者とベンダーのエンパワメントを実現し、ホームWi-Fi ネットワークおよびエンタープライズWi-Fi ネットワークの双方向トラフィック フローを管理して、すべてのアプリケーションに必要なQoSを提供することを可能にするツールを提供します。また、Wi-Fi QoS Managementはネットワーク管理者がシステム レベルでQoSを管理するための基本ツールも提供します。Wi-Fi QoS ManagementWi-Fi 6Eを組み合わせることで、企業、通信事業者、ユーザーのすべてがビデオ ストリーミングやゲーム、AR/VRなどレイテンシの影響を受けやすいアプリケーションを、たとえ厳しい輻輳環境であっても楽しむことができます」。 – Thomas DerhamBroadcom社ワイヤレス コミュニケーションズ&コネクティビティ事業部 上級主席サイエンティスト 同社はWi-Fi Alliance Wi-Fi QoS Managementタスクグループのコントリビューター

CommScopeは、サービスを提供しているネットワークおよび住宅環境で利用するさまざまなサービスに求められる、より低いレイテンシ、より確実で安定した接続性を実現することに確固とした姿勢で取り組んでいます。一軒家および集合住宅の両方において、例えば在宅勤務用のアプリケーションや、ゲームおよびAR/VRといった最新の低レイテンシの没入体験など、Wi-Fiは個々のサービスを優先付けることができなければなりません。当社はこの新しいWi-Fi QoS Management認定プログラム、またWi-FiのラウンドトリップQoSを提供するすべてのイニシアチブを歓迎します」 – Ian WheelockCommScope社エンジニアリング フェロー

「当社のデバイスがクラウドやゲーム、AR/VR、オンライン会議など低レイテンシと高いトラフィック優先度が必要な新しいアプリケーションで質の高いWi-Fi体験を提供するためには、エンド・ツー・エンドのQoSサポートが非常に重要です。Intelは、QoSに対するWi-Fi Allianceの取り組みにおけるリーダーの1社であること、また当社の製品がWi-Fi CERTIFIED QoS Management.に認定された最初の製品の1つとなったことを嬉しく思います」 – Eric McLaughlinIntel Corporation社クライアント コンピューティング グループ担当VP、ワイヤレス ソリューション グループ担当GM

「今日のデジタル エコノミーにおいてWi-Fiは基本的なイネーブラであり、音声、ビデオ、データの同時利用といった複数のリアルタイム アプリケーションのバックボーンとなる存在です。ON Semiconductorは、Wi-Fiネットワークのパフォーマンスを最適化するWi-Fi Alliance’のさまざまな認定プログラムの強力な支持者です。 このような背景から、トラフィック フローを差別化して優先度が高いトラフィックを優先し、フローのタイプとデバイスの両方を通じてATFAirtime Fairnessを確保するQoSは、当社のテクノロジー プラットフォームの基盤となるものです。要するに、ユーザー体験の質を高め、レイテンシ、パケットロス、ジッタを減らすことがすべてです」 – Irvind GhaiON Semiconductor社ワイヤレス コネクティビティ&信号処理事業部マーケティング担当バイスプレジデント

Wi-Fi QoS Managementは、ゲームやビデオ、マルチメディアなど、高いスループットと低レイテンシが欠かせないユーザー体験の向上という非常に高い価値をもたらします。ネットワーク上のアクセス ポイントとクライアント デバイス間の相互接続性を検証するこのWi-Fi Allianceの認定プログラムは、Wi-Fi QoS Managementが能力をフルに発揮して最大限のメリットを引き出すための重要なマイルストーンです」 – Rahul PatelQualcomm Technologies社コネクティビティ&ネットワーキング担当シニア バイスプレジデント兼ジェネラル マネージャー

その他の詳細は https://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-qos-managementをご覧ください。

 

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Wi-Fi Alliance®(ワイファイ アライアンス)は、世界中のユーザーにWi-Fi®を届ける、企業の世界的なネットワークです。 このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は65,000を超えています。 Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。 これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

 

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Wi-Fi QoS Management, WMM

Wi-Fi Alliance®、ホームWi-Fi®ネットワークの接続簡素化と拡張を実現

Wi-Fi Easy Connect™およびWi-Fi EasyMesh™がさらに進化 ー 卓越したWi-Fi体験を実現

米国テキサス州オースチン発 202124Wi-Fi CERTIFIED Easy Connect™およびWi-Fi CERTIFIED EasyMesh™が、これまで以上にセキュアかつスマートで効率的なWi-Fi®ホーム ネットワークを実現します。Wi-Fi Easy Connect™で利用可能となった新機能によりゼロタッチで安全にデバイスをホーム ネットワークへ接続できるとともに、Wi-Fi EasyMesh™への追加機能によりWi-Fiネットワークの容量が増え、これまで以上に多くの同時サービスをサポートしながらエンド・ツー・エンドのサービス優先付けを実現できます。各プログラムで利用できるようになった新しい先進機能がユーザーとサービス プロバイダーにさまざまなメリットをもたらすとともに、Wi-Fi Easy Connect とWi-Fi EasyMeshの両方をサポートすることで、ホームWi-Fiネットワークはよりスマートなネットワークを確立し、優れた相互接続性とセキュリティ、容易なセットアップ、柔軟性、また住宅環境全体を網羅する質の高いWi-Fi環境を提供することが可能になります。

Wi-Fi Allianceのマーケティング担当シニア バイスプレジデント、ケヴィン・ロビンソン(Kevin Robinson)は次のように述べています。
「今日の住宅はWi-Fiの利用を念頭に建てられています。このような中、Wi-Fi CERTIFIED™はますます多様性を増すデバイスとサービスのニーズを満たすことができるように絶え間なく発展しながら先進のWi-Fi ネットワークを実現しています。強力なセキュリティを提供し一貫したホーム カバレッジを確保しながらWi-Fi ネットワークのセットアップと管理を簡素化することで、Wi-Fiはコネクテッド ホーム体験の高度化をサポートしています」

Wi-Fi Easy Connectは、高度なWPA3™セキュリティを提供しながら、例えばスマート ドアベルやスマート電球、煙探知器といったユーザー インターフェイスが限られているWi-Fiデバイスやインターフェイス自体がないWi-FiデバイスをホームWi-Fiネットワークや企業Wi-Fiネットワークに加えるプロセスを大幅に簡素化します。Wi-Fi Easy Connectの新機能によって柔軟でシンプルなネットワーク認証とオンボーディングが可能になるとともに、クラウド ベースのゼロタッチ テクノロジーとNFC(近距離無線通信)タグという2つの新しいオンボーディング/設定方法が加わっています。引き続き、QR(Quick Response)コードのスキャンニングによるオンボードも可能です。これらの方法でオンボード プロセスが簡単になることで、最新のセキュリティ プロトコルを使った安全なネットワーク アクセスが可能になるだけでなく、SSIDの変更を含むネットワーク設定の変化があった場合でもデバイスの設定と接続性はそのまま維持されます。Wi-Fi Easy Connectは、公開鍵暗号化技術をベースにネットワーク上の各デバイスを強力に認証および管理する能力を提供しながら、ネットワーク セキュリティ ポリシーを個々のデバイス ベースで適用します。

Wi-Fi EasyMeshネットワークは複数のアクセスポイント(AP)を利用しますが、これらのAPが1つの統合メッシュ ネットワークを形成して、ホーム環境全体を通じてスマートでハイパフォーマンスなWi-Fi環境を提供します。また Wi-Fi 6をサポートしているWi-Fi EasyMeshは、ホーム ネットワーク全体を通じて最新世代のWi-Fi の機能を提供し、容量の増加とレイテンシの減少を実現しながら、より多くのサービスとアプリケーションを同時にサポートする先進の機能を提供します。Wi-Fi EasyMeshではトラフィックの優先付けポリシーを設定できるので、低レイテンシが必須のアプリケーションの利用体験が向上します。これによって、例えばリアルタイムのインタラクティブなビデオ ディスプレイが、時間の影響を受けにくいアプリケーションの影響を受けることがなくなります。Wi-Fi Data Elements™を完全にサポートしているWi-Fi EasyMeshの強化されている診断機能と評価基準によって、サービス プロバイダーはWi-Fiネットワークの問題をより先回り的に検出して解消することが可能になります。Wi-Fi EasyMeshはWi-Fi Easy Connectもサポートしているので、必要に応じてユーザー フレンドリな環境でアクセス ポイントを追加して、ホーム ネットワークのカバレッジを広げることができます。

Wi-Fi Easy ConnectおよびWi-Fi EasyMeshはWi-Fiホーム ネットワークの複雑さを軽減するとともにセキュリティとネットワーク管理機能を強化し、幅広いWi-Fi アプリケーションとサービスの利用体験の質を高めます。 その他の詳細はhttps://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-easy-connect およびhttps://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-easymeshをご覧ください。

業界もWi-Fi Easy ConnectWi-Fi EasyMeshをサポート

Wi-Fi EasyMeshデバイスが普及することで、住宅におけるマルチベンダーWi-Fi インフラストラクチャの相互接続環境が確立されます。当社はEQUIPEおよびCloudCheckの製品ラインを通じてメッシュ ネットワークの未来に大きく投資していますが、Wi-Fi Allianceが進めているWi-Fi EasyMesh規格の発展に貢献できることを誇りに思います」 – Tuncay Cil氏/ASSIA 最高戦略責任者

「今回リリースされたWi-Fi EasyMeshWi-Fi Easy Connectでは堅牢なコネクテッド ホーム環境の確立に重点が置かれており、エンドユーザーはさまざまなデバイスとセルフインストールAPを簡単に接続して、Wi-Fiカバレッジを広げることができます。CableLabsは、これらのプログラムの開発に参加して、メンバーの皆様がWi-Fi Data Elementsを使ってネットワークを先回り的に管理できるようにするとともに、優れたレジリエンス回復力のホーム コネクティビティ体験を提供できることを嬉しく思います」 – Darshak Thakore氏/CableLabs社 主席アーキテクト

Wi-Fi Easy ConnectおよびWi-Fi EasyMesh仕様策定のオリジナル メンバーの1社として、消費者の皆様がデジタル ライフに欠かせないさまざまなサービスをできる限り簡単に利用できるようにするためのこれらのプログラムの絶え間ない進化を当社は完全にサポートします。これらの2つのプログラムのゴールは、住宅環境におけるWi-Fiデバイスのシームレスなオンボーディングの実現と、消費者向け小売市場とサービス プロバイダー主導ソリューションの両方のホーム エコシステムにマルチベンダー メッシュ アクセスを提供するという当社のゴールと一致するものです」 – Charles Cheevers氏/CommScope社ホーム ネットワーク担当CTO

「複数のWi-Fi EasyMeshテストベッドを提供している企業の1社として、MediaTekWi-Fi AllianceWi-Fi の業界標準を発展させていく中で、これからもサポートおよび技術面の経験とノウハウを提供していきます。当社のチップセットには、Wi-Fi EasyMesh機能をサポートしてきた長年の歴史があります。当社との緊密な協力関係は、Wi-Fiソリューションおよびすべてのユーザーに最高のコネクテッド体験を提供する、他とは一線を画すプロバイダーとしてのMediaTekの位置付けをいっそう強固なものにしてくれます」 – Alan Hsu氏/MediaTek社コーポレート バイスプレジデント

「今日のますます加速しているWi-Fi へのニーズの高まりを背景に、さまざまなデバイスをシンプルかつセキュアにオンボードする標準ベースのテクノロジーを提供すると同時に、今日広く普及しているメッシュ式ネットワーク全体を通じてピーク パフォーマンスをサポートする能力は、不可欠な要素となっています。 Qualcomm Technologiesは、メッシュ ネットワーキングの高度化およびプロビジョニングに伴う複雑な課題の解消におけるパイオニアとしての歴史を背景に、長期にわたりシームレスで没入的な体験の普及に専心の姿勢で取り組んできています。これからも、当社の製品ポートフォリオ全体を通じてWi-Fi Easy Connect およびWi-Fi EasyMeshをサポートしていくことを楽しみにしています」 – Rahul Patel氏/Qualcomm Technologies社コネクティビティ&ネットワーキング担当シニア バイスプレジデント兼ジェネラル マネージャー

 

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IoT Wi-Fi Data Elements, Wi-Fi EasyMesh, Wi-Fi Easy Connect

2025年、Wi-Fi®がもたらす世界的な経済価値が5兆ドルに達する

最新調査から、Wi-Fi®が世界経済を動かす大きな要因であることが明らかに

米国テキサス州オースチン発 202123 -  Wi-Fi Alliance®は、Wi-Fi Allianceの委託で実施された最新調査レポートにおいて、Wi-Fi®が世界経済にもたらす年間の価値が2021年は33,000億ドルに上り、2025年までに49,000億ドルに達する見込みであることを発表しました。 これらの予測によると、2018年から2025年の間にWi-Fiがもたらす経済価値の増加率は150%、3兆ドル近くとなり、Wi-Fiが世界経済を動かす重要な原動力となっていることを示しています。

本調査では、いくつかの主要な評価指標およびWi-Fi 業界全体に影響を与える世界的な環境の変化などに基づいて、15の経済市場におけるWi-Fiの経済価値を評価しました。 具体的には、フリーWi-Fiアクセスや住宅/企業のコスト削減効果、Wi-Fi 6の導入率、6 GHz帯域の可用性、新型コロナウイルスのパンデミックといった評価指標の計算結果を各国・地域に特有の環境と組み合わせて経済価値を算出しました。

本レポートで明らかになったWi-Fiの経済貢献度は以下のとおりです:

  • 豪州 現在の経済価値は347億ドル、2025年までに417億ドル
  • ブラジル 現在の経済価値は1,052億ドル、2025年までに1,243億ドル
  • コロンビア 現在の経済価値は189億ドル、2025年までに414億ドル
  • 欧州連合EU):現在の経済価値は4,576億ドル、2025年までに6,372億ドル
  • フランス 現在の経済価値は625億ドル、2025年までに1,040億ドル
  • ドイツ 現在の経済価値は1,345億ドル、2025年までに1,733億ドル
  • 日本 現在の経済価値は2,511億ドル、2025年までに3,249億ドル
  • メキシコ 現在の経済価値は566億ドル、2025年までに1,175億ドル
  • ニュージーランド 現在の経済価値は67億ドル、2025年までに98億ドル
  • ポーランド 現在の経済価値は161億ドル、2025年までに216億ドル
  • シンガポール 現在の経済価値は106億ドル、2025年までに124億ドル
  • 韓国 現在の経済価値は893億ドル、2025年までに1,395億ドル
  • スペイン 現在の経済価値は404億ドル、2025年までに541億ドル
  • 現在の経済価値は988億ドル、2025年までに1,085億ドル
  • 米国 現在の経済価値は995億ドル、2025年までに1兆5,800億ドル

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロアEdgar Figueroaは次のように述べています。
Wi-Fiは目覚ましい成功を収めたテクノロジーの1つで、経済にもたらす高い価値から、世界経済をリードする重要な役割を果たしています。日々の生活を支えるWi-Fiへの依存度が高まる中で、Wi-Fi Allianceは今後のWi-Fiの素晴らしいイノベーションの基盤となる免許不要帯域の利用を広げる活動に、引き続き取り組んでいきます」

経済の回復力を高めるWi-Fiの能力は実証済みで、また次世代のデバイスとユースケースが広がっていく中において、その価値は右肩上がりで高まっています。 Wi-Fi 6 および今後の世代のWi-Fi、また6 GHz帯域の利用が広がることで、高い要件が求められる利用環境で質の高い体験を提供するための容量、カバレッジ、パフォーマンスを実現するとともに、2025年までのWi-Fiの経済成長はさらに高まるでしょう。 Wi-Fiは高度なサービスとアプリケーションの実現基盤を提供するだけでなく、地方や地理的に隔離されている地域におけるデジタル ディバイド(情報格差)を埋める世界的な取組みの重要なコンポーネントとしての役割を果たします。

本調査の責任者で調査レポートを作成したTelecom Advisory Services社の社長、Raul Katz氏は次のように述べています。
Wi-Fi’が本来持ち合わせているさまざまな優れた能力は、世界経済を新たな高みに引き上げる原動力になっているだけでなく、あらゆる場所で高まっているコネクティビティ(接続性)へのニーズを満たすソリューションであることが証明されました。 新型コロナウイルスのパンデミック状況下、Wi-Fiは一般消費者と企業の両方になくてはならない存在としての役割を果たしています。 現在および将来において、Wi-Fiがもたらす社会的メリットと経済的メリットを活用していく上でも、Wi-Fiが十分な帯域を利用できる環境づくりは重要なことです」                                                                                                                                       

経済環境を促進するWi-Fi の重要な価値の詳細は、こちらをご覧ください。 また、その他の詳細はwww.valueofwifi.comをご覧ください。

 

本調査について

本調査は、Wi-Fi Allianceの委託に基づきTelecom Advisory Services (TAS)社が実施しました。同社のRaul Katz氏を責任者とする本調査では、入手可能なデータを使用して2021年におけるWi-Fiの経済貢献度を分析するとともに、2025年における経済価値を予測しました。 本調査では15の世界経済市場に焦点を当て、Wi-Fiの世界的な価値を計算しました。 評価対象となった国・地域は日本、豪州、ブラジル、コロンビア、フランス、ドイツ、メキシコ、ニュージーランド、ポーランド、シンガポール、韓国、スペイン、英国、米国、欧州連合(EU)です。

 

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Value of Wi-Fi Wi-Fi CERTIFIED 6

Wi-Fi Alliance®、2021年のWi-Fi®予測を発表

新型コロナウイルスのガイドラインに沿った新しいアプリケーションの登場、世界におけるWi-Fi 6EおよびWi-Fi 6の勢い、WPA3™セキュリティの幅広い普及などを予測

2021 Wi-Fi Predictions米国テキサス州オースチン発 2021111 - 新型コロナウイルスの世界的なパンデミックの中、オンライン接続への高まるニーズに応えるデジタル基盤の提供において、Wi-Fi®は重要な役割を果たしています。6 GHz帯の利用の広がり、WPA3™セキュリティの幅広い普及、世界中のますます多くの企業と市場でWi-Fi 6の採用が見込まれる中、Wi-Fiテクノロジーはユーザーが必要とする最適な場所、最適なタイミングで、イノベーションと先進の接続環境を提供することができます。厳しい2020年を世界が振り返る中、Wi-Fi Alliance®は2021年のWi-Fi 予測を発表しました。これらの予測は、通常の活動を安全に再開し、ホームネットワークのパフォーマンスを向上させ、遠隔医療、遠隔教育、テレプレゼンスの信頼性とレイテンシを高める際の役に立ちます。

2021年のWi-Fi 予測は以下のとおりです。

1. Wi-Fi 6の世界的な勢い

Wi-Fiテクノロジーの最新世代Wi-Fi 6は、これまで以上の容量、効率、パフォーマンスで先進のコネクティビティを実現します。企業、住宅、公共分野のすべてを通じ、パソコン、アクセス ポイント(AP)、スマートフォン、IoTなど幅広いデバイスでの利用が大幅に促進され、2021年のWi-Fi 6デバイスの出荷実績は20億近くに上ることが見込まれます。パンデミックによって、より多くのオンライン アクティビティをサポートする質の高いネットワークに対するニーズの高さがあらためて証明されましたが、このような環境を背景に、Wi-Fi 6ネットワークは一般住宅に幅広く普及するとともに、企業ネットワークにも安定したペースで広がり、ネットワークにつながっているすべてのデバイスが最適なパフォーマンスを発揮できるようになり、より大きな容量とカバレッジでネットワーク環境をサポートすることが可能になります。また工場や病院のネットワークなど、さまざまな業種で導入が進み、優れた効率と低レイテンシの無線接続を提供します。新型コロナウイルスのパンデミック下において衛生および安全のガイドラインを満たすテクノロジーとして、交通ハブや空港、スタジアムといった場所でのソーシャル ディスタンスの計測、セキュリティ チェックポイント、モバイル コンセッション、ヘルスチェック スクリーニング、乗客のコミュニケーションといったユースケースをサポートします。

2. Wi-Fi 6Eがユーザーによる6 GHz帯の利用を実現

6 GHz帯利用の規制緩和のながれを背景に、2021年はますます多くの国・地域でWi-Fi による免許不要帯域の利用が可能になるでしょう。米国では、先頃6 GHz帯の1200 MHz帯域の免許不要アクセスが認可されました。英国、欧州各国、韓国、チリ、ブラジル、アラブ首長国連邦(UAE)では年内に6 GHz帯を市民に開放する予定で、他の多くの国もこれに追随しています。ベンダー各社が6 GHz帯への対応を進めていく中で、Wi-Fi 6 Eデバイスは世界中の市場に出回るようになるでしょう。この新たに利用可能になった帯域では最大7本の160 MHz超ワイド チャネルを利用でき、ユニファイド コミュニケーションや拡張現実(AR)/仮想現実(VR)、さらにはホログラフィック立体ビデオといった高速アプリケーションの開発とイノベーションが促進されます。Wi-Fi 6Eの優れた速度と低レイテンシといった利点を活かし、遠隔医療や遠隔教育、テレプレゼンスをサポートする新しいユースケースが登場 するでしょう。OFDMAのような機能を輻輳の少ない6 GHz帯に拡張することで、Wi-Fi 6Eは産業アプリケーションに求められる信頼性と決定論的なニーズに対応し、産業IoT環境の有線から無線への移行を容易にします。Wi-Fi AllianceのWi-Fi 6E認証 により、世界中で6 GHz帯で動作するWi-Fi CERTIFIED™デバイスの安全性と相互接続性が確保され、さらなる普及に向けた変曲点となるでしょう。

3. Passpoint®Wi-Fiとセルラー ネットワークのギャップを解消

Wi-Fi CERTIFIED Passpoint®のようなソリューションがWi-Fi とセルラー間のギャップの橋渡しを行い、Wi-Fi のアクセス性とセキュリティがさらに高まるでしょう。PasspointはWi-Fiアクセスを合理化し、以前にアクセスしたネットワークへの再認証を不要にします。これによりユーザーは最適な接続を求めて手動でセルラーとWi-Fiを切り替えたりする必要がなくなり、生産的な作業に集中することができます。Wireless Broadband AllianceのOpenRoamingやAruba Air Passなどのイニシアチブを通じてPasspoint の普及が進み、Wi-Fi業界は一般住宅を越えてシームレスなWi-Fi接続を提供し、セルラー ネットワークとWi-Fiネットワーク間のローミングを自動化し、高度なセキュリティを備えた次世代サービスを企業に提供することが可能になります。Wi-Fi Vantage™などのWi-Fi Allianceプログラムとともに、PasspointはWi-Fi とセルラーをより強力に補完し、企業全体、都市全体、全世界を網羅するワイヤレス サービスを提供します。

4. WPA3 セキュリティの幅広い普及

最新世代のWi-FiセキュリティであるWPA3は、パーソナルおよびエンタープライズ ネットワークに重要なアップデートを提供し、あらゆる場所でユーザーを保護します。現在Wi-Fi Alliance は新しい すべてのWi-Fi CERTIFIED デバイスにWPA3セキュリティのサポートを必須要件としており、2021年にはより多くのデバイス、ネットワーク、環境(政府機関や金融機関などの機密性が求められる環境を含む)でWPA3の採用が進むでしょう。機械やセンサー、スマート ホーム デバイスなど、インターネットに接続するコネクテッド デバイスの数は、今後4年間で416億ユニットに達すると予測されています1。このようなコネクテッド デバイスの急増に伴い、IoTデバイスが生成する膨大な量のユーザー データを保護する強力なセキュリティ メカニズムへの需要が高まります。

5. Wi-Fi が企業と個人をつなぐ重要なリンクを提供

Wi-Fiは、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックによる影響を軽減する上で重要な役割を果たしています。世界中でソーシャル ディスタンスが求められる中、Wi-Fiはビジネスや教育医療、その他のサービスのオンライン化を実現することで、社会的孤立による影響を抑える役割を果たしています。私たちが働き、人と触れ合い、コミュニケーションを図る環境はもうパンデミック前と同じではないかも知れませんが、Wi-Fiは世界が生産性と経済的繁栄を維持することを可能にする、強力なデジタル基盤を提供するテクノロジーとして認識されるようになるでしょう。2021年、Wi-Fi は世界的なパンデミックによる経済的被害のさらなる軽減に貢献するでしょう。Wi-Fiは、在宅勤務のニーズや遠隔教育、遠隔医療をサポートし、遠隔地や十分なサービスが提供されていない地域に優れた接続性を提供することで経済を回します。日常的な活動がますますオンライン化されていく環境に誰もが適応していく中で、パンデミックにより明らかになった信頼できる強力なマルチデバイス コネクティビティへのニーズは、永続的な影響を持つことになるでしょう。Wi-Fi は、私たちの生活のさまざまな場面で重要な資源を提供する、必要不可欠なテクノロジーとして捉えられるようになります。 Wi-Fi 6、Wi-Fi 6E、Passpoint、その他のWi-Fi テクノロジーは、パンデミックの終息後も長期にわたり数多くの技術革新を促進するでしょう。

Wi-Fi Allianceメンバー企業各社による2021年予測の動画を、次の各リンクでご覧いただけます AirTies社、 Aruba社、ASSIA社、Boingo社、Broadcom社、Cisco社、CommScope社、Extreme Networks社、Intel社、Laird Connectivity社、 LANCOM Systems社、 Linksys社、ON Semiconductor社、Qualcomm Technologies社、Texas Instruments社。動画の完全なプレイリストはhttp://bit.ly/2MId5Qxをご覧ください。.

1 IDC社、2019年6月

 

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Wi-Fi Alliance®(ワイファイ アライアンス)は、Wi-Fi®テクノロジーを提供する世界中の企業で構成された世界的なネットワークです。このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi Allianceが 認定した製品は50,000を超えています。 Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

 

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