IoT(モノのインターネット) ハイライト

Wi-Fi®がIoT分野に数々のメリットを提供

Wi-Fi本来の強みと拡張的なポートフォリオが、IoT分野を先導する役割をさらに後押し 

米国テキサス州オースチン発 2022714 全世界を網羅するユビキタス(遍在的)で卓越したインターネット接続技術であるWi-Fi®は、一般住宅環境および産業環境の両方を通じて、IoT(モノのインターネット)機器の接続において誰もが認める最適な選択肢です。グローバル スタンダードとして広範に普及し幅広い能力を提供するWi-Fiは、IoT製品およびアプリケーションのサポートに最も適したユニークなテクノロジーです。Wi-Fiは、単体でも、また他のプロトコルやテクノロジーとともに使用した場合でも、ほぼあらゆるIoT環境で重要な役割を果たします。

Wi-Fi Alliance®のプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロアEdgar Figueroaは次のように述べています。
Wi-Fiは、これまでに他のどのIoTテクノロジーよりも多くのアプリケーション、ユースケース、利用環境に、モノのインターネット(IoT)のインターネットの部分を提供してきました。IoTは私たちの生活をより豊かにしてくれますが、Wi-Fi CERTIFIEDソリューションはこのようなIoTの可能性を最大限に引き出す優れた品質、信頼性、セキュリティを提供します」

IDC社のリサーチ ディレクター、Phil Solis氏は次のように述べています。
Wi-Fi は、IoT市場の多様な機器のタイプとユースケースのニーズに応えます。さまざまなレベルの複雑さをサポートする豊富なWi-Fiチップ、また1GHz未満から6 GHzまでの免許不要の帯域幅を利用できるWi-Fiは、多様な価格帯で幅広いデータレートと範囲を提供することができます。 このようなチップの多様性によって、Wi-Fiは最も幅広いIoT製品およびネットワーク要件を満たすことができます」

Wi-Fi Allianceがまとめた、IoTテクノロジーを選ぶ際に考慮すべきWi-Fiの8つのコンピタンスは以下のとおりです。

  • 標準ベースの相互接続性テクノロジー IoTがもたらすさまざまな可能性は、幅広いデバイス メーカーによって支えられています。 Wi-Fiは、性能や消費電力、レイテンシなどの要件が異なるさまざまなIoTアプリケーションをサポートする共通のプラットフォームを提供します。
  • Wi-Fi CERTIFIED™は、製品のブランドに関係なく世界中で数十億のデバイスが相互接続して質の高いユーザー体験を提供するという高い信頼を提供します。
  • 遍在的な接続性 IoTシステムをモバイル デバイスで管理することは珍しくありません。Wi-Fiによって、スマートフォンやタブレット、また今日世界中で使われている180億のWi-Fiデバイスをシームレスに管理して、IoTの価値をフル活用することが可能になります。全世界を網羅する遍在的な接続性によって、ユーザーおよびネットワーク オペレーターは統一したシステム環境に接続して管理することができます。
  • 実証済みのWPA3™セキュリティ IoTアプリケーションでは、政府、産業、個人情報など機密を要するさまざまな情報がやり取りされます。 Wi-Fiでは、豊富な実績に裏打ちされた実証済みのWPA3™セキュリティが、個人環境および企業環境でやり取りされる情報を保護します。Wi-Fi CERTIFIEDのIoTデバイスを選ぶことで、エンタープライズ レベルの最新セキュリティ プロトコルによってデータを確実に保護することができます。
  • 費用対効果に優れたシンプルな導入・展開が可能 Wi-Fiは、優れた費用対効果で導入・展開も簡単に行える基盤を提供します。IoTアプリケーションの提供に際して個別のゲートウェイも特別なスキルも一切必要ありません。世界中で数多くのユーザーが高い信頼を寄せて日々活用しているWi-Fiは常に進化を続け、デバイスのペアリングやネットワークの承認などさまざまなプロセスの簡素化を実現しています。
  • バックワードの互換性 テクノロジーへの投資においてコスト、信頼性、将来にわたるサポートを考えなければならないIoT製品の設計者にとって、Wi-Fiは賢い投資対象です。長期にわたり活用していくことができるWi-Fiは、短期での陳腐化のリスクを最小限に抑えながら、レガシー デバイスをホーム ネットワークへ簡単に接続できる環境を提供します。
  • 位置認識 サブメートル レベルの位置情報を提供するWi-Fi Location™によって、産業およびスマートシティ環境向けの幅広い位置認識型IoTサービスを実現し、資産管理やネットワーク管理、ジオフェンシングといった利点をさらに強化できます。
  • 洗練された信頼の接続性 住宅および産業IoTネットワークには、信頼できる一貫した接続性が不可欠です。 Wi-Fi 6ネットワークは、洗練されたネットワーク効率、診断、管理、最適化機能を提供します。Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eは多数の同時接続デバイスおよび大きなデータ スループットをサポートしながら、高パフォーマンスおよび低レイテンシを提供し、4K動画ストリーミングや拡張現実(AR)/仮想現実(VR)などの幅広いアプリケーションを実現します。また、Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eによって、例えば製造ロボットやドローンなどの機器はホーム ネットワークや産業ネットワーク内で移動したり「ローミング」したりした場合でも、常時接続状態が切れることがなくなります。
  • 柔軟なネットワーク トポロジー構成): アクセス ポイント(AP)を通じた従来のWi-Fi接続に加え、Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh™Wi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Aware™Wi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Direct®によってさまざまなIoT環境向けの多様なネットワーク構成が可能になり、IoTネットワークおよびIoTアプリケーションのニーズを満たす、カスタマイズ可能で拡張性に優れたオプションが可能になります。このようにして、Wi-Fi はスター型やメッシュ型トポロジーより柔軟な構成オプションをIoTネットワーク管理者に提供します。

Wi-Fi CERTIFIED™の役割

Wi-Fiの非常に幅広いポートフォリオは、例えばAR/VRのような高スループット/低レイテンシ アプリケーション、また資産トラッキング アプリケーションや農村地域の灌漑システムの長距離・低消費電力の要件など、IoTのさまざまなユースケースに対応します。 Wi-Fi CERTIFIED 6™Wi-Fi CERTIFIED HaLow™Wi-Fi CERTIFIED Easy Connect™、Wi-Fi CERTIFIED QoS Management™をはじめとするWi-Fi Allianceの認定は、住宅および産業、また他の幅広いIoT環境の要件を満たすさまざまな機能を提供します。IoT市場には非常に大きなポテンシャルがありますが、これが十分な試験が行われていないデバイスが市場に出回り、最適とは言えないユーザー体験が提供される状況につながっています。Wi-Fi CERTIFIEDデバイスは、最新のセキュリティ、相互運用性、また幅広いアプリケーション固有のプロトコルに対する高品質標準を満たし、ユーザーおよびネットワーク オペレーターの両方に卓越した体験を提供します。

Maravedis Research社のシニア アナリスト、Adlane Fellah氏は次のように述べています。
Wi-Fi 6はスマートホームの接続に理想的な環境ですが、中でもIoTにとって特筆すべきメリットの1つが、TWT(ターゲット ウェイクタイム)と呼ばれる機能です。この機能によってクライアント デバイスの消費電力を抑えてバッテリーライフの長期化が可能になります。これは、IoTデバイスにとって最も重要なメリットの1つです。Wi-Fi 6OFDMA1024 QAM変調といった複数のテクノロジーを組み合わせて使用することで、スペクトル効率の向上、高速化、狭いエリアでの数多くのデバイスのサポートを実現します。これらは、狭いエリア内で数多くの家電と他のIoTデバイスがホームハブに接続し、複数のユーザーが高品質ビデオやゲーム、AR/VRなどを同時に利用する現在のホーム ネットワークで重要視される要件です。またレイテンシや決定性、電力効率が強化されているWi-Fi 6は、産業分野のさまざまなユースケースについても多くの要件を満たすことができます。例えばスマート ファクトリーであれば、Wi-Fiは高い帯域幅のカメラにAR(拡張現実)サービスを実現する最適なコスト/パフォーマンスを提供し、超低レイテンシと低い帯域幅が必要な産業機械のモニタリングであればWi-Fi HaLowが最適な機能を提供するでしょう」

Wi-FiがIoTにもたらすさまざまなメリット — 業界の評価

Wi-Fiは、産業分野におけるIoTのさまざまなユースケースの実現において重要な役割を果たし、この重要な市場分野で企業が求めるビジネスの成果を達成することをサポートしています。当社ArubaAruba ESPの一部として、お客様およびパートナー様のエコシステムと協業して安全でシームレスなIoT接続環境を確立して、卓越した状況認識能力を備えた施設環境を実現しています。無線技術にGPS機能およびWi-Fi 位置認識機能を組み込んだ当社の無線アクセス ポイントは、それぞれの位置を自動認識して、高い精度の屋内位置情報を提供します。これによって、経路探索や資産トラッキング、人員トラッキングといったさまざまな産業IoT環境のユースケースを実現します」Chuck LukaszewskiArubaHewlett Packard Enterprise社子会社バイスプレジデント兼ワイヤレスCTO

「スマートホームやスマートシティの登場、また製造機械のモニタリングの増加を背景に、Wi-Fiはこれらを実現するさまざまなIoTデバイスとの通信に、最良のソリューションを提供します。Wi-Fiは、プライバシーとセキュリティを維持しながらIoTデバイスに効果的なサービスを提供する上で欠かせない範囲を提供し、すでにこれらのエコシステムで使われています。またWi-Fi Easy ConnectWi-Fi EasyMeshWPA3などの機能がシンプルで安全な導入・展開をサポートするとともに、Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eの組み合わせによってより広い帯域を利用できるようになった結果、これまで以上に長いライフサイクルと生産的な体験が実現しました」 – Luther SmithCableLabs最上級テクノロジスト兼ワイヤレス担当ディレクター

Wi-Fiは一般住宅環境のIoTデバイスに不可欠なテクノロジーであり、Wi-Fiデバイスを活用する基盤を提供するとともに、他のさまざまな低消費電力テクノロジーを通じて、バッテリー式デバイスのためのバックホールを提供します。当社CommScopeは、世界中の有線、光、固定の無線アクセス コネクテッド ホームで数十億のIoTデバイスのWi-Fi ゲートウェイ、アクセス ポイント、エクステンダ ソリューションにバックホールを提供しています。 Matter IoTソリューションの導入が迫る中、Wi-Fi がコネクテッドIoTデバイスの主要プロトコルとなったことで、Wi-Fiナローバンドのスマートホーム ソリューションの範囲を広げるWi-Fi 6の新機能である2.4 GHz Wi-Fi 2 MHzチャネルに追加された複数の具体的なIoT機能の妥当性が、さらに高まるでしょう」 – Charles CheeversCommScope社ホーム ネットワーク担当CTO

IoTDXデジタル トランスフォーメーションで重要な役割と果たすようになってきたことで、Wi-FiIoTが交わる部分でのイノベーションがもたらすさまざまな可能性が見えてきました。Ruckus Networksによって、お客様は既存の優先およびインフラストラクチャを活用して、エンタープライズ市場および産業市場全体に新しいIoTテクノロジーを安全かつ経済的に提供できるようになります。 特にWi-Fiが世界中に広く普及しているお陰で、Ruckus Networksは環境管理、産業オートメーション、セキュリティ強化をはじめ、多岐にわたり数多くのIoTソリューションの提供と普及を加速することができました」 – Bart GiordanoCommScopeSVPRuckus Networks担当GM

「膨大な数のIoTデバイスの接続を背景に、Wi-Fiは制御機能を組み込んで多様な環境へ提供できるように進化しています。現在Wi-Fi の諸機能は非常に幅広い範囲の製品をサポートしていますが、その多くは最高レベルのパフォーマンスを制御および保証するための、より高度な管理プラットフォームを必要としています」 – Ashish KeshariGX GroupR&D担当シニア マネージャー

Wi-Fi は、あらゆるところに広がっています。Wi-Fiによってインターネットへの直接接続が可能になり、幅広いデータレートが求められるさまざまなIoTアプリケーションに信頼できる堅牢な接続を提供するとともに、バッテリー式デバイスを低消費電力で利用できる環境を提供します。これまで20年にわたりWi-Fi は大きく進化し、Wi-Fi 4からWi-Fi 5、そして今Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eへとさらなる高度化を遂げ、進化するたびにパフォーマンスと顧客体験も向上しています。 当社(Infineon)は、産業用および一般消費者向けの両方のIoTアプリケーションへ高パフォーマンスなWi-Fi を提供することに確固とした姿勢で取り組んでいます」 – Sivaram Trikutam氏/InfineonWi-Fi製品ライン担当バイス プレジデント

Wi-Fi 6および新しい6GHz帯域の利用を含め、IoT向けのソリューションとしてWi-Fi の幅広い範囲を活用することで、当社のテクノロジーは、2.4GHz 帯域の低速・長距離デバイスから5 GHzおよび6 GHz帯域の低レイテンシ デバイスまで、あらゆるデバイスの低消費電力でのサポートを実現します。今後も引き続きWi-Fi Allianceとの協業を通じて、IoT分野でさまざまな機能をさらに拡張していくことを楽しみにしています」 – Rahul PatelQualcomm Technologiesシニア バイスプレジデント兼コネクティビティクラウドネットワーキング担当ジェネラル マネージャー

IoT分野で最も幅広く使われている接続テクノロジーの1つであるWi-Fiは、IoT環境を構築しはじめる際の堅固な基盤を提供します。ピュアプレイIoTにおけるリーダーの1社として、当社Silicon LabsWi-FiZigbeeThread、その他を含む複数のプロトコルを活用してお客様のニーズに応えることが重要であると考えており、これらの統合においてWi-Fiは重要な役割を果たしています」 – Mitch KleinSilicon Labsアライアンス ストラテジー担当ディレクター

「ユビキタスなテクノロジーの1つであるWi-Fiは、コネクテッドIoT分野におけるイノベーションの機会を絶え間なく創出しています。 また、相互運用性を保証するWi-Fi CERTIFIEDプログラムによって、当社Texas Instrumentsをはじめとする接続テクノロジーにおけるリーダーは、スマートビルやスマートグリッド インフラストラクチャ、医療アプリケーションなど、産業用と住宅用両方のアプリケーションに信頼できる安全なWi-Fi ソリューションを提供することが可能になります」 – Marian KostTexas Instrumentsバイスプレジデント兼コネクティビティ担当ジェネラル マネージャー

 

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Wi-Fi Alliance®(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー体験を提供するというビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は70,000を超えています。Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。 今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

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Wi-Fi Alliance、Wi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2を発表 - 先進のアプリケーションを実現する数々の新機能を提供

アップリンクの容量および卓越した電力管理機能が密度の高いエンタープライズ環境およびIoT環境に多くのメリットを提供

米国テキサス州オースチン発 202215 Wi-Fi CERTIFIED 6™が着実に普及している中、Wi-Fi Alliance®は今日のWi-Fi®ユースケース(活用事例)で高まる需要に応えるため、Wi-Fi 6 認定プログラムをさらに進化させました。最新リリースのWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2は、増加するデバイスおよびトラフィックの密度をサポートし、Wi-Fiデバイスとアプリケーションのパフォーマンスおよび電力管理性能をさらに高めるさまざまな新しい機能を提供します。アップリンクMU-MIMO(マルチユーザー多入力/多出力)をサポートするWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2は、よりスムーズなストリーミング サービス、オンライン会議、高速アップロード、高い信頼性のゲーミング環境を実現します。さらに、Wi-Fi CERTIFIED 6の電力効率性をこれまで以上に高める3つの電力管理機能が企業、産業、IoT(モノのインターネット)アプリケーションに多くのメリットをもたらします。これらの新機能はWi-Fi 6がサポートしているすべての帯域に適用されるので(2.4 GHz、5 GHz、6 GHz)、企業ネットワーク、ホーム ネットワーク、大規模な公共ネットワークのすべてに卓越した容量、効率、カバレッジ、パフォーマンスを提供します。Wi-Fi CERTIFIED 6は先進のアプリケーションに最高の体験を提供しながら強力なWPA3™セキュリティを実装し、Wi-Fi CERTIFIED™デバイス間の相互運用を促進します。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロアEdgar Figueroaは次のように述べています。
「数々の先進の機能を通じて、Wi-Fiは世界規模で大きなイノベーションへの道を拓き、日々ユーザーが高い信頼性で利用できるWi-Fiアプリケーションの大規模な成長を促進してきました。このようなWi-Fiの進化をさらに進めたのがWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2で、これまで以上の容量、効率性、信頼性により今日の市場ニーズに応え、よりハイパフォーマンスなWi-Fi ユースケースをサポートします」

Wi-Fiアップリンク パフォーマンス

2022年には20億近いWi-Fi 6デバイスが市場に出回ることが見込まれている中[1]、今日のWi-Fi はホーム ネットワーク環境およびエンタープライズ ネットワーク環境で増加するデバイスの密度、より速いデータレートが必要なアプリケーション、またアップリンクで急増するデータ需要をサポートしています。Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2はアップリンクMU-MIMOをサポートしているので、複数のデバイスによるアクセス ポイント(AP)へのコンテンツの同時アップロードが可能です。より多くのアップストリーム アクティビティをサポートしているWi-Fi ネットワークでは多くのユーザーがさまざまなドキュメントや動画をSNSなどへ頻繁にアップロードしていますが、Wi-Fi からクラウドへデータを送信するIoTデバイスが増加する中で、より多くのアップリンク データの利用に対するトレンドもさらに高まるでしょう。

アップリンクMU-MIMOによって、オンライン会議や各種ドキュメントのアップロード、その他の大きなアップリンク容量が必要な基幹業務アプリケーションなどのネットワーク パフォーマンスの向上とレイテンシの低減が実現します。現在、世界中の大規模オフィスビルや公共施設、教育機関、高層住宅、公共交通機関のハブなどへのWi-Fi 6の導入が進んでいるとともに、数々の先進のWi-Fi 6機能が、Wi-Fiに依存している無数のアプリケーションのイノベーションを促進しています。Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2は、包括的なMU-MIMOによって、たとえ数多くのWi-Fiデバイスが混在する難しい環境であっても、強力なWi-Fiパフォーマンスを提供します。

Wi-Fi 電力管理

Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2は、企業およびIoT環境で利用しているデバイスの電力管理を改善する数々の新機能を提供します。例えばブロードキャストTWT(ターゲット ウェイクタイム)やスリープ時間の延長、動的なマルチユーザーSMPS(空間多重化省電力)などの省電力機能およびスリープ モードの強化によって、複数のバッテリー式デバイスの電力消費を最適化することが可能になります。 これら3つの機能で複数のデバイスがより長いスリープ時間を利用できるようになり、指定の「ウェイクアップ(起床)」時間にデータを送信したり冗長な受信を動的にシャットオフしたりすることで、Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2ネットワーク全体の電力消費が最適化されます。 電力管理機能はスマートホームやスマートシティ、産業IoT(IIoT)環境にメリットをもたらすとともに、IoTアプリケーションにおけるWi-Fiの役割がさらに広がります。

IDC社のリサーチ ディレクター、フィル・ソリスPhil Solis氏は次のように述べています。
Wi-Fi 6は、これまでの世代のWi-Fi を上回るペースで導入が進んでいます。その背景となっているのが、一般住宅および企業の両方で高パフォーマンスと低レイテンシを実現する、携帯電話やタブレット、ラップトップ、アクセス ポイントなどへの優れたWi-Fi接続に対するニーズです。技術の進歩により、多くのユーザーやユースケースに速度と効率の両方でメリットがもたらされていますが、特に重要なのは、数多くのユーザーやクライアント デバイスが混在する密度の高い接続環境で大量のデータの伝送が行われている環境に利点をもたらす部分です。さらに、チップセットのコスト削減とWi-Fi 6電力管理機能の進歩によりIoT分野へのシフトが促進され、今後数年間でWi-Fi 6のより幅広い導入が進むでしょう」

業界全体がWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2を支持

「今日、サービス プロバイダーはマネージド Wi-Fi ソリューションの一部として、消費者のホーム ネットワークで可能な限り最高の接続体験を提供することをWi-Fi 6 に求めています。コネクテッド デバイスの数が加速度的に増えているとともに、一般住宅環境のエンタープライズ化UHD動画、遠隔医療、オンライン ゲームなどのトレンドによってホーム ネットワークへの需要が高まっていることは、誰の目にも明らかです。これらのニーズに応えるのが、Wi-Fi 6です。当社はWi-Fi 6ゲートウェイおよびエクステンダー向けのAirties Edgeソフトウェアを基盤にした、幅広いWi-Fi 6ポートフォリオを提供しています」 – Metin TaskinAirtiesCTO最高技術責任者

Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2のテストベッドに当社のWi-Fi 6Eアクセス ポイントとクライアント デバイス リファレンス デザインが選ばれたことを誇りに感じています。Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eデバイスの幅広い普及が進んだことで、すでに消費者のさまざまな新しい体験が生み出されていますが、 このような市場の勢いをさらに後押しするように考えられているWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2認定プログラムの一員として参加していることを嬉しく思います」 – Vijay NagarajanBroadcom ワイヤレス コミュニティケーションズ&コネクティビティ事業部マーケティング担当バイスプレジデント

「製品の市場への普及を進める上で、Wi-Fiが消費者に提供する幅広い新機能には、絶え間ないアップデートと場合によっては段階的なリリースを提供していくことが必要です。Wi-Fi Allianceがこのような段階的プロセスを踏み、今回最新のWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2を発表して、アップリンクMU-MIMOなどの数々のパワフルな新機能をWi-Fi 6にもたらしたことは賞賛に値します」 – Charles CheeversCommScope社ホーム ネットワーク担当CTO

IoTにとってWi-Fi CERTIFIED 6はゲームチェンジャーとなりましたが、今回のWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2はこれらのイノベーションをさらに大きく広げるものです。TWTターゲット ウェイクタイム、アップリンクMU-MIMO、またスリープ時間の延長などの機能強化によってバッテリー式デバイスを長時間サポートできるようになるとともに、ホームネットワークだけでなく、屋外のカメラや照明、電力管理システム、センサーといった住環境全体を網羅することが可能になります。当社のAIROC™ Wi-Fi 製品ファミリーは、Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2の機能をサポートしています。これらの機能は、高度な範囲および堅牢性の向上、強化されている電力管理能力、また包括的なセキュリティ フレームワークと合わせて、IoTアプリケーションに最先端のソリューションを提供します」 – Sivaram Trikutam氏/InfineonIoTコンピュート&ワイヤレス担当シニア ディレクター

「デバイスの相互運用性を確保するさまざまな認定プログラムを通じて、業界全体にわたる新しいWi-Fiテクノロジーの普及を実現している Wi-Fi Allianceにはいつも感謝しています。今回、最新のテストベッドの一部として当社のIntel® Wi-Fi 6E AX210製品が選ばれたことを大変嬉しく思います。アップリンクMU-MIMOといったWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2の新しい機能、またWi-Fi 6Eでは6 GHz帯で新たな高速チャネルを利用できるようになったことで、ネットワークの能力がさらに広がり、デバイスの数が飛躍的に増加し続ける中で、より高速で応答性に優れた体験を提供することが可能になります」 – Eric McLaughlin氏/Intel Corporation社クライアント コンピューティング グループ担当VP、ワイヤレス ソリューション グループ担当GM

「制約のないリアルタイムの新しい破壊的な没入体験に求められる優れた応答性とパフォーマンスへのニーズが高まる中、デバイスの確固とした相互運用性と迅速な普及を確保する上で、Wi-Fi Allianceの認定プログラムは欠かせません。今回Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2 のアクセス ポイント テストベッドとして当社のWAV600-2製品ファミリーが選ばれたこと、またMaxLinearチップセットが今年リリースされるさまざまなマルチ ギガビット動画、ゲーム、低レイテンシが欠かせないその他のサービスの次世代ブロードバンド プラットフォームとしての役割を果たすことを誇りに思います」 – Doron TalMaxLinear社ブロードバンド アクセス担当バイス プレジデント

Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2プログラムは、高密度な無線ネットワークに数多くの強化機能をもたらします。 具体的に、アップリンクのパフォーマンスや電力効率の向上、またカバレッジの拡大といった目に見える形のメリットによって、住宅、産業、企業ユーザーに新しいアプリケーションおよびユースケースへの扉が開かれるでしょう。当社のFilogicファミリーはWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2のチップセットのテストベッドの一部として、常時接続されている信頼の高速ソリューションを提供し、かつてないほどコネクテッド デバイスへの依存度が高まっている今、業界のさらなる前進を促進します」 – Alan HsuMediaTek社インテリジェント コネクティビティ事業部コーポレート バイスプレジデント兼ジェネラル マネージャー

Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2に認定された最初の企業の1社として、また相互運用性テストベッドに選ばれた企業の1社として、当社は引き続きWi-Fi AllianceのイノベーションをサポートするとともにWi-Fi 6の普及促進をリードする役割を果たしていきます。Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2によって、Wi-Fi Allianceは現在と将来の両方にわたり大きな容量および優れた電力効率が求められる先進のIoTアプリケーションのパフォーマンスに対して高まるニーズへプロアクティブに応えています」 – Larry OlivasNXP Semiconductors社バイスプレジデント兼ワイヤレス コネクティビティ ソリューション担当ジェネラル マネージャー

「いま私たちの働き方と遊び方が根本的にシフトしている中、仮想世界と現実世界の間のシームレスな移行にとって効果的な接続環境は不可欠な要素になっています。このような背景を踏まえ、今回Wi-Fi AllianceがタイムリーにWi-Fi CERTIFIED 6 Release 2をリリースしたことを祝福します。Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2が提供するアップリンクMU-MIMOや電力効率の最適化によってエンドユーザー体験の質がさらに向上し、これまで以上にスムーズで信頼できる動画、ゲーム、IoTアプリケーションの機会が大きく広がるでしょう」 – Irvind Ghaionsemi社ワイヤレス コネクティビティ&信号処理事業部製品マーケティング担当バイスプレジデント

「在宅勤務やリモート学習、リモート プレイなどで生産性と信頼できる接続環境を確保する上で、アップリンク データへの質の高いアプローチに対するニーズはかつてないほど高まっています。Wi-Fi CERTIFIED 6 Release 2の主要機能の1つであるアップリンクMU-MIMOは、このような質の高い体験をあらゆる環境で実現できるように構築されています。 社のエンド・ツー・エンドのソリューションによって、お客様はこれらのニーズに応えながら先進のテクノロジーを実装するネットワーク、IoT、モバイル製品を提供することが可能になります」 – Rahul PatelQualcomm Technologies社コネクティビティ&ネットワーキング担当SVPGM

 

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[1] IDC Research, 2021

IoT, Security Wi-Fi CERTIFIED 6

Wi-Fi Alliance®、長距離カバレッジと低消費電力Wi-Fi®を実現するWi-Fi CERTIFIED HaLow™を発表

卓越したセキュリティと相互運用性のWi-Fiテクノロジーが、より多くのIoTアプリケーションのコネクティビティ向上を実現

米国テキサス州オースチン発 2021112 Wi-Fi Alliance®は、IEEE 802.11ahテクノロジーを組み込み、Wi-Fi®アプリケーションをIoT(モノのインターネット)分野に広げる認定プログラム「Wi-Fi CERTIFIED HaLow™」を発表しました。サブ1 GHz帯域で動作するWi-Fi HaLow™は、長距離カバレッジで低消費電力の接続を実現するとともに、厳しいWi-Fi 環境下でも安定した堅牢な接続を提供します。 Wi-Fi HaLowによって、IoTや産業IoT(IIoT)環境だけでなく、小売、農業、医療、スマートホーム、スマートシティといった幅広い市場向けの新しい低消費電力ユースケースが可能になります。

Graphical user interface, applicationDescription automatically generated Wi-Fi HaLowは、センサーやパーソナル ウェアラブル デバイス、電気・ガス・水道メーターなど、複数年にわたりバッテリーで稼働するアプリケーションに不可欠な低消費電力の接続を実現します。また、監視カメラからの圧縮動画のストリーミングといったアプリケーションをサポートするとともに、優れた透過性によって壁や他の障害物が存在する難しい環境であっても安定した接続を提供する能力も大きな優位性の1つになっています。長距離のカバレッジが高い重要性を持つ農業やロジスティクスの管理アプリケーションでも、Wi-Fi HaLowは1㎞以上の長距離をカバーしてデータを伝送します。 Wi-Fi HaLowは既存のWi-Fiプロトコルを幅広くサポートしながら、複数ベンダー間の相互接続性や強力なWPA3™セキュリティ、簡単なセットアップ、ネットワークとのシームレスな統合など、今日のWi-Fiに消費者が期待する多くのメリットを引き続き提供します。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロアEdgar Figueroaは次のように述べています。
Wi-Fi CERTIFIED HaLowは、これまで以上に長距離で低消費電力の接続が欠かせない、安全な相互運用性が求められるさまざまな新しいユースケースに応えるという、IoT環境でWi-Fiがリードしている役割をさらに大きく広げます。成長を続けるIoT市場では接続を合理化する機会も増えていますが、ユニバーサルな信頼のWi-Fiを基盤に構築されているWi-Fi HaLowは、住宅、企業、幅広い産業にメリットをもたらす新しいIoTアプリケーションへの道を切り拓きます」

ますます広がっているWi-FiIoTポートフォリオ

世界中で使われているIoTコネクテッド デバイスの数は、2025年までに2021年の138億ユニットの2倍以上、300億ユニットを超えると予測されています[1]。スマートホームIoTは急成長している市場の1つとなっていますが、企業についても29%以上がIoTテクノロジーをプロセスの合理化と小売向上に活用しています[2]。Wi-Fi Allianceは、幅広く多様なIoT環境に低消費電力、高パフォーマンス、卓越したセキュリティのWi-Fi環境を提供する、強力なテクノロジー ポートフォリオを用意しています。Wi-Fi CERTIFIED 6™は、AR/VR、高解像度ビデオフィードを備えたホーム セキュリティ システム、医療テレメトリー モニタリング、遠隔手術など、高速データレートと低レイテンシ(遅延)が欠かせない商業、産業、住宅向けの幅広いIoTアプリケーションを提供するWi-Fi HaLowを強力にサポートします。Wi-Fi CERTIFIED Easy Connect™は、ユーザー インターフェイスがほとんど、またはまったくない数多くのIoTデバイスを含め、デバイスをWi-Fiネットワークに接続する際の手間を飛躍的に簡素化しながら、最高のセキュリティ標準を実装します。すべてのWi-Fi CERTIFIED™デバイスは WPA3をサポートしているので、機密性が求められるデータを保護し、ユーザーに強力な保護を提供する最先端のセキュリティ プロトコルを提供します。

IDC社のリサーチ ディレクター、Phil Solis氏は次のように述べています。
「今日、さまざまな産業で監視カメラやタブレットといったWi-Fi HaLowデバイスが活躍していますが、これらのデバイスはすぐにスマートホーム環境にも広がり、消費者は例えばバッテリー式のカメラや赤ちゃんの見守りカメラ、その他のさまざまなスマートホーム製品で、長距離カバレッジと低消費電力がもたらすさまざまなメリットを活用できるようになるでしょう。一方、多くの企業が長年にわたりWi-Fi HaLowチップセットに取り組んでいますが、このテクノロジーが産業分野からスマートホーム、スマートシティ、小売市場へと広がり普及するのに伴い、2022年には出荷実績が1,000万の大台を突破するでしょう。

相互運用性テストベッド用のデバイスとして最初のWi-Fi CERTIFIED HaLow製品を提供する企業には、Methods2Business社、Morse Micro社、Newracom社といった企業が名を連ねています」

業界全体がWi-Fi CERTIFIED HaLowを支持

「製造現場やケ円設現場、商業ビルといった無線通信に高い要件が求められる環境のセンサー通信やビデオフィードにとって、Wi-Fi CERTIFIED HaLowは最良の選択肢です。サブGHz帯をサポートするWi-Fi HaLowは多くのエキサイティングな新機能を提供してくれますが、Wi-Fi Allianceの認定はIoT市場で非常に重要な役割を果たします。Wi-Fi HaLow 1kmを超える長距離をカバーするだけでなく、これまで以上のスループット、グループ化とスケジューリングによる大規模なステーション展開、低レイテンシ、バッテリーの長寿命化といったさまざまなメリットをもたらします。さらに、Wi-Fiファミリーの一部であるWi-Fi HaLowは、既存のWi-Fiインフラストラクチャおよび堅牢なエンドツーエンドのセキュリティを基盤にしていて、マルチキャストおよびブロードキャスト機能を提供するとともに、ソフトウェアのフィールドアップグレードも可能です」
– Michael “Mac” McNamaraCEO最高経営責任者Adapt-IP

「私たちMethods2Businessは、Wi-Fi CERTIFIED HaLowのリリースに際して積極的な役割を担えることを誇りに思います。また、Wi-Fi HaLow 認定テストベッド用のデバイスを提供する企業の1社になれたことを嬉しく思います。Wi-Fi Allianceはこの業界に卓越した価値をもたらしていますが、お陰で当社は業界で最初となるWi-Fi HaLowの相互運用可能な認定製品を開発することができます。当社のお客様は、産業IoT およびスマートホーム向けIoT の革新において、Wi-Fi HaLowが重要な役割を果たすと確信しています。1㎞超の長距離カバレッジ、超低消費電力のWi-Fi 接続、高いセキュリティ標準など、Wi-Fi HaLowは急成長しているこれらの新しい市場に、他にはないユニークな多くの利点をもたらします」
– Marleen Boonen創立者兼CEO(最高経営責任者Methods2Business

「すでに革新的な特性を備えているWi-Fiがサブ-1 GHz帯にまで広がることがもたらす非常に大きな可能性は、どれほど言葉を尽くしても言いすぎるということはありません。このような環境で長距離カバレッジ、低消費電力、高容量のWi-Fi HaLow体験を消費者にまで広げる新たな時代を主導するWi-Fi Allianceは、称賛に値すると言えるでしょう。 Wi-Fi HaLowの革新を推進するイノベーター企業の1社として、既存のどのWi-FiLPWANテクノロジジーとも異なる比類ないメリットをもたらすSoCおよびモジュールを市場に提供するために、当社は研究開発に多額の投資を行ってきました。今回Wi-Fi CERTIFIEDのポートフォリオにサブ1 GHz帯のWi-Fi CERTIFIED HaLowが加わったことは、消費者および企業の両方にとって、スマートホームからオートメーションの構築、スマートシティ、産業市場、またこれらの間のすべての分野において、ゲームチェンジャーになるでしょう」
– Michael De Nil氏/共同創立者兼CEO(最高経営責任者)、Morse Micro

Wi-Fi Alliance’によるWi-Fi CERTIFIED HaLowプログラムの発表に触れ、信じられないほど興奮しています。 今日という日は、私たちNewracomWi-Fi Alliance、また業界全体にとって、非常に大きなマイルストーンとなる日です。長距離カバレッジ、低消費電力、大規模な展開能力のすべてを兼ね備えているWi-Fi HaLowは、元からWi-Fiが持ち合わせているさまざまな利点をさらに拡張して、さまざまな次世代IoTアプリケーションを促進します」
Zac Freemanバイスプレジデント、Newracom

「私たちPalma Ceia SemiDesignは、Wi-Fi CERTIFIED HaLowプログラムを立ち上げたWi-Fi Allianceに敬意を表します。 このリリースは、多くのWi-Fi Allianceメンバー企業が何年にもわたり真にテスト可能でコンプライアンスを確立できる標準を実現することに取り組んできた成果です。Wi-Fi HaLowは、卓越したカバレッジ、スループット、ネットワーク密度、省エネ性のユニークな組み合わせを、WPA3 セキュリティとともにユーザーに提供します。 当社は、消費者および各産業の企業顧客にWi-Fi HaLowソリューションとネットワーク サービスを提供しますが、Wi-Fi HaLowおよびWi-Fi CERTIFIED HaLow製品群がIoT市場にもたらすプラスのインパクト、またWi-Fi HaLowの成果基準のネットワーク展開が拡張的なユーザー アプリケーションにさまざまなメリットをもたらすことを楽しみにしています」
– Kevin Walsh戦略マーケティング担当バイスプレジデント、Palma Ceia SemiDesign

詳細は、こちらのWebサイトをご覧ください。また、テクノロジーの概要プログラム概要ハイライトをダウンロードしてご覧ください。

 

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Wi-Fi Alliance® (ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー体験を提供するというビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は65,000を超えています。Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。 これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

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IoT, Security Wi-Fi CERTIFIED 6, Wi-Fi Easy Connect, Wi-Fi HaLow

中国の大学が全キャンパスにWi-Fi 6を展開

Wi-Fi Alliance®、2021年のWi-Fi®予測を発表

新型コロナウイルスのガイドラインに沿った新しいアプリケーションの登場、世界におけるWi-Fi 6EおよびWi-Fi 6の勢い、WPA3™セキュリティの幅広い普及などを予測

2021 Wi-Fi Predictions米国テキサス州オースチン発 2021111 - 新型コロナウイルスの世界的なパンデミックの中、オンライン接続への高まるニーズに応えるデジタル基盤の提供において、Wi-Fi®は重要な役割を果たしています。6 GHz帯の利用の広がり、WPA3™セキュリティの幅広い普及、世界中のますます多くの企業と市場でWi-Fi 6の採用が見込まれる中、Wi-Fiテクノロジーはユーザーが必要とする最適な場所、最適なタイミングで、イノベーションと先進の接続環境を提供することができます。厳しい2020年を世界が振り返る中、Wi-Fi Alliance®は2021年のWi-Fi 予測を発表しました。これらの予測は、通常の活動を安全に再開し、ホームネットワークのパフォーマンスを向上させ、遠隔医療、遠隔教育、テレプレゼンスの信頼性とレイテンシを高める際の役に立ちます。

2021年のWi-Fi 予測は以下のとおりです。

1. Wi-Fi 6の世界的な勢い

Wi-Fiテクノロジーの最新世代Wi-Fi 6は、これまで以上の容量、効率、パフォーマンスで先進のコネクティビティを実現します。企業、住宅、公共分野のすべてを通じ、パソコン、アクセス ポイント(AP)、スマートフォン、IoTなど幅広いデバイスでの利用が大幅に促進され、2021年のWi-Fi 6デバイスの出荷実績は20億近くに上ることが見込まれます。パンデミックによって、より多くのオンライン アクティビティをサポートする質の高いネットワークに対するニーズの高さがあらためて証明されましたが、このような環境を背景に、Wi-Fi 6ネットワークは一般住宅に幅広く普及するとともに、企業ネットワークにも安定したペースで広がり、ネットワークにつながっているすべてのデバイスが最適なパフォーマンスを発揮できるようになり、より大きな容量とカバレッジでネットワーク環境をサポートすることが可能になります。また工場や病院のネットワークなど、さまざまな業種で導入が進み、優れた効率と低レイテンシの無線接続を提供します。新型コロナウイルスのパンデミック下において衛生および安全のガイドラインを満たすテクノロジーとして、交通ハブや空港、スタジアムといった場所でのソーシャル ディスタンスの計測、セキュリティ チェックポイント、モバイル コンセッション、ヘルスチェック スクリーニング、乗客のコミュニケーションといったユースケースをサポートします。

2. Wi-Fi 6Eがユーザーによる6 GHz帯の利用を実現

6 GHz帯利用の規制緩和のながれを背景に、2021年はますます多くの国・地域でWi-Fi による免許不要帯域の利用が可能になるでしょう。米国では、先頃6 GHz帯の1200 MHz帯域の免許不要アクセスが認可されました。英国、欧州各国、韓国、チリ、ブラジル、アラブ首長国連邦(UAE)では年内に6 GHz帯を市民に開放する予定で、他の多くの国もこれに追随しています。ベンダー各社が6 GHz帯への対応を進めていく中で、Wi-Fi 6 Eデバイスは世界中の市場に出回るようになるでしょう。この新たに利用可能になった帯域では最大7本の160 MHz超ワイド チャネルを利用でき、ユニファイド コミュニケーションや拡張現実(AR)/仮想現実(VR)、さらにはホログラフィック立体ビデオといった高速アプリケーションの開発とイノベーションが促進されます。Wi-Fi 6Eの優れた速度と低レイテンシといった利点を活かし、遠隔医療や遠隔教育、テレプレゼンスをサポートする新しいユースケースが登場 するでしょう。OFDMAのような機能を輻輳の少ない6 GHz帯に拡張することで、Wi-Fi 6Eは産業アプリケーションに求められる信頼性と決定論的なニーズに対応し、産業IoT環境の有線から無線への移行を容易にします。Wi-Fi AllianceのWi-Fi 6E認証 により、世界中で6 GHz帯で動作するWi-Fi CERTIFIED™デバイスの安全性と相互接続性が確保され、さらなる普及に向けた変曲点となるでしょう。

3. Passpoint®Wi-Fiとセルラー ネットワークのギャップを解消

Wi-Fi CERTIFIED Passpoint®のようなソリューションがWi-Fi とセルラー間のギャップの橋渡しを行い、Wi-Fi のアクセス性とセキュリティがさらに高まるでしょう。PasspointはWi-Fiアクセスを合理化し、以前にアクセスしたネットワークへの再認証を不要にします。これによりユーザーは最適な接続を求めて手動でセルラーとWi-Fiを切り替えたりする必要がなくなり、生産的な作業に集中することができます。Wireless Broadband AllianceのOpenRoamingやAruba Air Passなどのイニシアチブを通じてPasspoint の普及が進み、Wi-Fi業界は一般住宅を越えてシームレスなWi-Fi接続を提供し、セルラー ネットワークとWi-Fiネットワーク間のローミングを自動化し、高度なセキュリティを備えた次世代サービスを企業に提供することが可能になります。Wi-Fi Vantage™などのWi-Fi Allianceプログラムとともに、PasspointはWi-Fi とセルラーをより強力に補完し、企業全体、都市全体、全世界を網羅するワイヤレス サービスを提供します。

4. WPA3 セキュリティの幅広い普及

最新世代のWi-FiセキュリティであるWPA3は、パーソナルおよびエンタープライズ ネットワークに重要なアップデートを提供し、あらゆる場所でユーザーを保護します。現在Wi-Fi Alliance は新しい すべてのWi-Fi CERTIFIED デバイスにWPA3セキュリティのサポートを必須要件としており、2021年にはより多くのデバイス、ネットワーク、環境(政府機関や金融機関などの機密性が求められる環境を含む)でWPA3の採用が進むでしょう。機械やセンサー、スマート ホーム デバイスなど、インターネットに接続するコネクテッド デバイスの数は、今後4年間で416億ユニットに達すると予測されています1。このようなコネクテッド デバイスの急増に伴い、IoTデバイスが生成する膨大な量のユーザー データを保護する強力なセキュリティ メカニズムへの需要が高まります。

5. Wi-Fi が企業と個人をつなぐ重要なリンクを提供

Wi-Fiは、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックによる影響を軽減する上で重要な役割を果たしています。世界中でソーシャル ディスタンスが求められる中、Wi-Fiはビジネスや教育医療、その他のサービスのオンライン化を実現することで、社会的孤立による影響を抑える役割を果たしています。私たちが働き、人と触れ合い、コミュニケーションを図る環境はもうパンデミック前と同じではないかも知れませんが、Wi-Fiは世界が生産性と経済的繁栄を維持することを可能にする、強力なデジタル基盤を提供するテクノロジーとして認識されるようになるでしょう。2021年、Wi-Fi は世界的なパンデミックによる経済的被害のさらなる軽減に貢献するでしょう。Wi-Fiは、在宅勤務のニーズや遠隔教育、遠隔医療をサポートし、遠隔地や十分なサービスが提供されていない地域に優れた接続性を提供することで経済を回します。日常的な活動がますますオンライン化されていく環境に誰もが適応していく中で、パンデミックにより明らかになった信頼できる強力なマルチデバイス コネクティビティへのニーズは、永続的な影響を持つことになるでしょう。Wi-Fi は、私たちの生活のさまざまな場面で重要な資源を提供する、必要不可欠なテクノロジーとして捉えられるようになります。 Wi-Fi 6、Wi-Fi 6E、Passpoint、その他のWi-Fi テクノロジーは、パンデミックの終息後も長期にわたり数多くの技術革新を促進するでしょう。

Wi-Fi Allianceメンバー企業各社による2021年予測の動画を、次の各リンクでご覧いただけます AirTies社、 Aruba社、ASSIA社、Boingo社、Broadcom社、Cisco社、CommScope社、Extreme Networks社、Intel社、Laird Connectivity社、 LANCOM Systems社、 Linksys社、ON Semiconductor社、Qualcomm Technologies社、Texas Instruments社。動画の完全なプレイリストはhttp://bit.ly/2MId5Qxをご覧ください。.

1 IDC社、2019年6月

 

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Wi-Fi Alliance®(ワイファイ アライアンス)は、Wi-Fi®テクノロジーを提供する世界中の企業で構成された世界的なネットワークです。このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi Allianceが 認定した製品は50,000を超えています。 Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

 

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Education, Enterprise Networks, Healthcare, Operators, Security, Value of Wi-Fi Passpoint, Wi-Fi CERTIFIED 6, Wi-Fi Vantage

Wi-Fi CERTIFIED HaLow™: IoT アプリケーションのためのWi-Fi® (2021)

Wi-Fi CERTIFIED HaLowは、幅広い業種の数多くのIoTアプリケーションに対応する単一のオープンな業界スタンダードとして、IoTシステムに欠かせないカバレッジ、堅牢性、拡張性、省エネ性を提供します。 サブ1 GHzの周波数帯域とナローバンド チャネルを使用するWi-Fi HaLowは、他のさまざまなIoTテクノロジーに比べて最大100倍の長距離接続を実現するとともに 建材などの遮蔽物への高い透過性を有しているので、費用がかさむメッシュやリピーターなしにホーム/ビルディング オートメーションを確実に成功させることができます。また、10mの範囲を念頭に設計されている他のさまざまなIoTテクノロジーとは違い、1km以上の長距離接続で多くの機器をつなぐことができます。Wi-Fi HaLowは、複数の手法によって低消費電力WANやワイヤレスPANテクノロジーを上回る優れた電力効率を実現しています。例えば新しいMACの強化やスリープ モードによってボタン電池式の機器をサポートしているだけでなく、多様な環境下でさまざまなセンサー ネットワークを効果的にサポートするとともに、容量の強化によってSSIDあたり最大8,191の機器をサポートします。

無線接続に対してより包括的なアプローチを採用しているWi-Fi HaLowは 既存のWi-Fi,ネットワークとより簡単に統合でき、ネイティブIPネットワークをサポートし、最新のWi-Fiセキュリティを提供します。 また高いデータ スループットと低いレイテンシのアーキテクチャによって、IoT機器はセキュリティが確保された環境でデータをクラウド ベースのアプリケーション サーバーに伝送できます。フィールド アップグレードが必要な場合も効率的で安全な無線(OTA)アップデートを実行するので、機器のダウンタイムを最小限に抑えられます。 Wi-Fi HaLowは、他のIoTシステムで一般的に見られるような非Wi-Fiネットワーク アーキテクチャが使用している固有の技術に基づくゲートウェイやハブの必要なしに、これらのすべてを実現します。

Wi-Fi 6がスタジアムのWi-Fi®体験を アップグレード

Wi-Fi® - 2019年の展望

Wi-Fi Alliance®がWi-Fiの20年のマイルストーンを祝福 - 変わらぬ業界の勢い

米国テキサス州オースチン発 2019221 - Wi-Fi®テクノロジーは、これまで20年にわたり世界中のユーザーをつないできましたが、この間絶え間なく速度アップと機能強化を実現し、拡張によってピアツーピア(P2P)接続とマルチギガビット パフォーマンス、また効率的なスマート ホーム ネットワーク、シームレスな認証およびローミングを提供してきました。またWi-Fiはワイヤレス環境の後進地域におけるデジタル ディバイドの橋渡しをするとともに、ビジネス環境の生産性と柔軟性の向上をサポートしてきただけでなく、柔軟で手頃なコストの接続環境を提供する能力を背景に、まったく新しい市場を開いてきました。2019年もWi-Fiの勢いは変わることなく、Wi-Fiデバイスの累計出荷実績は300億に達するでしょう ―― 2019年だけでも出荷実績は40億を超える見込みで、Wi-Fiの設置ベースは130億以上に広がるでしょう。

Wi-Fiに関する2019年の予測は下記のとおりです。

  • Wi-Fi Alliance®Wi-Fi登場から20周年を祝福 2019年、Wi-Fiは20周年を迎えます。年間を通じて業界全体が祝福する中(#20yearsofwifi)、2019年はWi-Fiが実現してきた信じられないほどのサクセスストーリーが反映された年になるでしょう。20年前は誕生したばかりの1テクノロジーに過ぎなかったWi-Fiですが、今はギガビットの速度を実現し、世界中の企業のビジネスにとってなくてはならない存在になっています。2019年、Wi-Fi Allianceのメンバー企業はこれまでにWi-Fiがもたらしてきた価値を祝し、革新的な新製品を提供するとともに次の20年間に向けたビジョンを設定します。
  • 次世代Wi-Fi: Wi-Fi Allianceは新しいWi-Fi表記法を導入しましたが、この表記法は業界に急速に浸透しています(特にWi-Fiの最新世代Wi-Fi 6で顕著)。2019年、Wi-Fi 6はこれをさらに多くのアクセスポイント(AP)と家電にまで広げ、スピードとパフォーマンスを高めるとともに、例えばスタジアムや数多くのデバイスがあるホーム ネットワーク環境までを含めた輻輳環境においても優れた能力を提供します。2019年下半期にリリース予定のWi-Fi CERTIFIED 6™はWi-Fi 6の幅広い普及に向けた変曲点となり、ユーザーは業界の合意に基づく相互接続性とセキュリティの規格を確実に遵守した最新デバイスを利用できるようになります。 
  • 進化するWi-Fiセキュリティ ホーム ネットワークおよびデバイスはよりスマートに、より多くの機能を提供するようになっていますが、これを実現、促進しているWi-Fiを含むさまざまなテクノロジーによって、モバイル デバイスは幅広いスマートホーム デバイスとやり取りすることが可能になり、オフィスではコネクテッド サービスを通じて効率性と生産性が高められています。スマート デバイスはますます広く利用されるようになっていますが、個人情報保護に対するユーザーの不安が小さくなったわけではありません。Wi-Fi CERTIFIED WPA3™が広く普及することで、ホーム ネットワークおよびエンタープライズ ネットワークの両方について市場全体を通じたセキュリティ レベルが高まるでしょう。オープン Wi-Fiネットワークを提供している公共施設なども、Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open™によってオープン ネットワークの使いやすさはそのままでデータ暗号化によるセキュリティを提供することができます。
  • 免許不要のミッドバンド帯利用に向けた活動 Wi-Fiが使用している免許不要帯域は、社会にとって最も価値ある資源の1つになっています。昨年度、Wi-Fiが世界経済にもたらした価値は2兆ドル近くに上りましたが、2023年までに3兆4,700億ドルを突破することが見込まれています。Wi-Fiが社会で果たしている役割が表立って取り沙汰されることはあまりありませんが、Wi-Fiは数多くの企業および数多くのユーザーが日々の生活で利用しているサービスになくてはならない存在です。これからもWi-Fiデバイスが質の高いユーザー エクスペリエンスを提供していくためには、今以上に幅広い免許不要帯域を利用することが重要になります。2019年、Wi-Fi Allianceは5 GHz帯と6 GHz帯の両方について追加の免許不要帯域利用に対する活動を引き続き展開すると同時に、Wi-Fiの価値の周知を図るための世界的な活動を広げていきます。Wi-Fiがこれからも革新を続け、将来にわたり質の高いユーザー エクスペリエンスを提供していくことができるように、Wi-Fi Allianceは米国議会Wi-Fi Caucusなどのグループに加え、世界各国の政策決定者および規制当局と連携して働きかけていきます。
  • Wi-Fiの高度なユースケースが「現実」に 2019年、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)テクノロジーは市場のトライアル段階を越えて幅広い場面で活用されるようになり、オフィスやスポーツ会場、住宅などのエクスペリエンスにインパクトを与えるようになるでしょう。  ハイパフォーマンスを提供するWi-Fi 6やマルチギガビットのスピードと低レイテンシを実現するWi-Fi CERTIFIED WiGig™などのテクノロジーを活用し、Wi-Fiはこれまで以上に堅牢なAR/VRエクスペリエンスを提供します。Wi-Fiが本来持ち合わせている長所、セキュリティに対する確固とした取り組み、免許不要帯での効率的な稼働能力などを背景に、これからもWi-Fiは能力を高め、高度なユースケースをサポートするとともに優れたスループット、低いレイテンシ、より高度なネットワーク管理と最適化、優れたユーザー アクセスを提供します。
  • Wi-Fiが住宅環境全体をカバー コネクテッド ホーム環境がますます広がる中、高い信頼性で住宅環境の隅々までをカバーするWi-Fiメッシュ システムも広がっています。さまざまなベンダーがWi-Fiメッシュ ソリューションを提供しており、急増するホームネットワーク トラフィックに対応するために、数々のメッシュ製品が相次いでWi-Fi 6を実装するようになってきています。デバイス ベンダーは、Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh™によって標準ベースのアプローチで複数のアクセス ポイント(AP)を有するWi-Fiネットワークを活用することで、相互接続性を有するWi-Fi CERTIFIED™デバイスの幅広い選択肢を柔軟に提供することができます。また住宅を購入する消費者は、Wi-Fi CERTIFIED Home Design™に基づいて専門家が設計段階からフロアプランにWi-Fiネットワークを直接統合して設計した住宅を購入することも可能です。2019年に予定されているWi-Fi Home Design™の機能強化では住宅の種類がさらに広がり、これまで以上に多くの住宅で、引越したその日からWi-Fiを使い始め、スマートホーム用のデバイスやシステムを増設していくことができるようになります。

 

Wi-Fi誕生20周年に関するその他の情報は、www.20yearsofwifi.comをご覧ください。.

 

2019年のWi-Fiについて Wi-Fi Allianceメンバー企業の知見

「歴史的な観点から見ると、多くの企業やベンダーがWi-Fiの戦略と戦術の進歩を促し、テクノロジーがもたらす結果が常に変化している中で、大部分の予測は的外れであるのが現実です。しかし、中には否定しようのない真実もあります。私にとってそれは、2019年はWi-Fi誕生以来最も革新的な一年になるだろうということです。Wi-Fi 6およびWPA3のリリースとその後の普及、さらにワイヤレスIoTデバイスの爆発的な増加によって、Wi-Fiの運用とセキュリティ環境、またWi-Fiがサポートしなければならないデバイスは根本的に変化するとともに、IoTによってまったく新しい世代のワイヤレス製品が加わるでしょう。ネットワークがかつてないほど大規模化し、ミッション クリティカルに成長してきたことで、Wi-Fiシステムも大幅に高速化しています。2019年のイノベーションの主要なターゲットは人工知能(AI)と機械学習(ML)機能、豊富な知見をもたらすアナリティクス、自動化したオンボーディングプロセス、分類、コントロール、移行です。Wi-Fi Alliance、また当社(Aerohive)をはじめとする個々のベンダーが、Wi-Fiネットワーク運用の簡素化と最適化に焦点を当てたWi-Fiの先進機能を提供するでしょう。注意深く観察すると、すでにこれらのいくつかは市場に出始めています。まとめると ――  2019年の重要なイノベーション、それはネットワーク管理者の仕事を補完、強化、簡素化するAIを活用したソリューションになるでしょう」 – said Perry Correll氏/Aerohive Networks 製品管理担当ディレクター

2019年はWi-Fi 6の年になるでしょう ―― スピードと容量がアップするだけでなく、ますます多くのデバイスをサポートするようになっているコネクテッド ホーム環境を効率的にサポートし、低いレイテンシを実現するとともに、デバイスのバッテリー寿命も長くなります。Wi-Fi 6 と当社AirTiesのソリューションが組み合わさることで、通信事業者はWi-Fiのパフォーマンスとカバレッジをアップグレードできるだけでなく、Wi-Fi の問題をモニタリングして先回り的に解消し、将来の高度なコネクテッド ホームにおける全体的な顧客満足を高めることが可能になります」 – Metin TaskinAirTiesCTO最高技術責任者

「革新と進化の20年を経て、今年はWi-Fi 6規格によってコネクテッド環境の新たな可能性が現実のものとなり、消費者も企業も劇的な変化を体験することになるでしょう。小売店舗には高度なWi-Fi 6メッシュ ルーターが並び、消費者は自宅のすべての部屋、すべてのデバイスで、マルチギガビットのスピードを利用できるようになります。また企業ではITやビジネスの意思決定者がWLANインフラストラクチャをWi-Fi 6にアップグレードすることで、オフィスやホテル、学校、スタジアムなどあらゆる場所で効率性の向上、容量の増加、また強化した接続性を活用できるようになります。Wi-Fi 6のアクセス ポイントが提供する強化したQoSによって、超高密度なユーザー環境でも、レイテンシの影響をうけやすい高解像度ビデオを楽しむことができます。ISP各社はそれぞれの主力サービスをWi-Fi 6にアップグレードすることで、新しいパフォーマンス機能を活用する最初のスマートフォンとタブレットをユーザーに提供できます。おそらくより重要なのは、ラボでの6GHz Wi-Fi 6のトライアルを通じて2020年下半期に新製品が登場し、新しい帯域レベルで衝突することのないアクセスが実現するであろうということでしょう。これによって、ホーム ネットワークの完全なコードレス化が実現します」 – Charles CheeversARRIS社カスタマープレミス ソリューション担当CTO最高技術責任者

「間違いありません ―― 2019年はWi-Fi 6の年になります。スマートフォンやルーター、アクセス ポイントなど、完全なWi-Fi 6エコシステムが急速に広がるでしょう。実際、世界初のWi-Fi 6スマートフォンであるSamsung Galaxy S10のローンチなど、2019年は素晴らしいスタートを切っています。また、消費者のニーズが非常に高かった、より没入的なソーシャルメディア エクスペリエンスを体験できるようになります。Wi-Fiにとってエキサイティングな時代になりました – Vijay NagarajanBroadcom ワイヤレス コミュニティケーションズ&コネクティビティ事業部マーケティング担当バイスプレジデント

「当社は全米最大のWi-Fiネットワークを運用していますが、2019年も引き続き全米Wi-Fiネットワークの強化と進化に集中していきます。これによってお客様は常時接続環境で、最高のWi-Fiエクスペリエンスを利用できるようになります。当社はXfinity xFi によって、全米1,500万以上の世帯にベスト スピード、カバレッジ、コントロール、そして今回はセキュリティを提供することで、お客様のWi-Fi利用環境を変革しています」 – Eric Schaefer氏/ComcastXfinityサービス担当ジェネラル マネージャー兼シニア バイスプレジデント

2019年は、低消費電力の次世代Wi-Fi プラットフォームがIoTのイノベーションを推し進めるでしょう。当社は、状況認識に基づく低レイテンシでクラウドに依存しない意思決定とより長いバッテリーライフに対するデザイナーの皆様からのニーズの高まりに応えていますが、 タッチや音声、モバイルアプリ、環境的な要因などを通じた常時接続のHMIヒューマンマシン インターフェイスによって、このニーズはさらに高まっています」 – Brian BedrosianCypressIoTコンピュート&ワイヤレス ビジネスユニット、マーケティング担当バイスプレジデント

「当社は約20年前の創立以来、Wi-Fiがモバイルをサポートするようにデザインされた初期の二次的なネットワークから現在のように数十億のデバイス、ユーザー、モノをつなぐ主要な接続法としてミッション クリティカルな役割を担う存在になるまで、飛躍的な進化を遂げてきた状況を見てきました。Wi-Fi20周年を祝福しながら、スピードやカバレッジ、容量、セキュリティなど、この重要なテクノロジーが進んできた大きな歩みを振り返る一方で、将来に目を向け、あらゆる業種と地域にわたりユーザー エクスペリエンスの質を高める非常に大きな可能性を楽しみにしています。Wi-Fi 6Wi-Fi CERTIFIED WPA3Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Openなどの開発、新しい革新的なユースケース、また今以上に広い免許不要帯域の利用といった重要な分野における前進など、Wi-Fi の前には明るい未来があります」 – Chuck LukaszewskiArubaHewlett Packard Enterprise社の子会社ワイヤレス ストラテジー&スタンダード担当バイスプレジデント

Wi-Fiはスタンドアロンのテクノロジーから、個々が具体的なニーズに応えるさまざまな無線技術で構成されたエコシステム全体にとって、欠かせない一部になるでしょう。 特にIoT分野では、Wi-Fiベンダーが他のワイヤレス システムのサポートを統合するソリューションを提供することで、ユーザーは高度に統合されたプラットフォームのメリットをフル活用して、最も多様なワイヤレス ニーズでも満たすことができるようになるでしょう」 Jan BuisLANCOM Systems 事業開発担当バイスプレジデント

「無線接続に革命を起こし、業界全体を通じて標準化を推進してきたWi-Fi Alliance20年にわたる成功の年月を祝福します。Wi-Fi Alliance創立メンバーの1社でWi-Fiテクノロジーにおけるリーダーとして、当社Marvellはお客様およびコミュニティに技術の粋を極めたソリューションとテクノロジーの提供で成功をおさめてきたことについても祝福したいと思います。次の20年もWi-Fi Allianceでの継続的なコラボレーションを基盤に、Wi-Fi 6のようなセキュアでハイパフォーマンスなテクノロジーを市場に届けていくことを楽しみにしています」 – Mark MontierthMarvell Semiconductor社ワイヤレス コネクティビティ事業部バイス プレジデント兼ジェネラル マネージャー

Wi-Fi テクノロジーのパイオニアの1社である当社はNETGEAR、常にWi-Fi各世代の移行において先頭を進んできました。2019年は、Wi-Fi 6製品の導入にとって素晴らしい年になることを期待しているとともに、この1年を通じてWi-Fi 6ネットワークの普及を促進し、増強されている容量と帯域幅を活用していくことを楽しみにしています」 – David Henry氏/NETGEAR社コネクテッド ホーム製品担当シニア バイスプレジデント

「この20年間、Wi-Fiは数多くのトランスフォーメーションをもたらしてきましたが、お楽しみはまだこれからです。2019年は無線接続の新しい時代の幕開けとなり、Wi-Fi 6はパフォーマンス、容量、効率を新たなレベルに高め、60 GHz Wi-Fi の利用は活性化し、免許不要のミリ波mmWave帯を活用することで、かつてない2桁台のギガビット速度、また認識できないレベルのレイテンシを実現するでしょう。Wi-Fi 対応製品の出荷実績におけるグローバル リーダーの1社として、当社はこれまで長年にわたりサポートしてきたように、Wi-Fi Allianceが推進してきたテクノロジーの発展をこれからもサポートしていくとともに、コネクテッド エクスペリエンスの新たな時代における次世代Wi-Fiツールキットをお客様にお届けできることを楽しみにしています」 ラフル・パテルRahul PatelQualcomm Technologies社コネクティビティ担当シニア バイスプレジデント兼ジェネラル マネージャー

Wi-Fi20年間絶え間なく進化し続け、より速いスピード、より信頼できる接続環境への常に高まるニーズに応えてきました。2019年は、8ストリームMIMOやマルチユーザーMIMOといった高度な機能を活用するWi-Fi 6がメインストリームになりつつあります。6 GHz 帯を利用できるようになり、遮るもののない広い帯域が加わることで、次の大きなイノベーションが現実化して、さらに優れたパフォーマンスとサービス品質QoSが実現されるでしょう」 – Ambroise PopperQuantenna社戦略および企業マーケティング担当バイス プレジデント

 

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