Wi-Fi Alliance® が Wi-Fi 6を発表

世代の異なるWi-Fi® テクノロジーがひと目で分かる、世代識別の新たなアプローチ

米国テキサス州オースチン発 2018103 Wi-Fi Alliance®は、802.11axテクノロジーをベースに、次世代のWi-Fi®機能を提供する製品とネットワークを表す業界表示「Wi-Fi 6」を発表しました。「Wi-Fi 6」は、Wi-Fi Allianceの新しい命名法による表記の1つです。この表記法によって、ユーザーは使用するデバイスがサポートしているWi-Fiテクノロジーと、そのデバイスがネットワークとの接続に使用しているWi-Fiテクノロジーの両方を簡単に知ることができます。

新しい表記法では、Wi-Fiテクノロジーの大きな進化に対応する形で、数字(続き番号)によってWi-Fiの世代を表します。 この世代表記を使うことで、デバイス メーカーはデバイスがサポートしている最新のWi-Fi テクノロジーを表し、OSベンダーはデバイスとネットワーク間のWi-Fi 接続の世代を表し、サービス プロバイダーは自社が提供しているWi-Fi ネットワークの機能・能力をユーザーに対して示すことができます。この表記法は、802.11nや802.11acなど、これまでの世代を表す際にも使用できます。 世代を示す数字(番号)の意味は次のとおりです。

  • Wi-Fi 6: 当該デバイスが802.11axテクノロジーをサポートしていることを表します。
  • Wi-Fi 5: 当該デバイスが802.11ac テクノロジーをサポートしていることを表します。
  • Wi-Fi 4: 当該デバイスが802.11n  テクノロジーをサポートしていることを表します。

このように世代が新しくなるごとに、スピードの高速化やスループットの増加、エクスペリエンスの向上など、Wi-Fiは新たな機能を提供しています。この新しい表記法が業界に普及すれば、ユーザーは期待できるエクスペリエンス(利用環境)をより良く理解できるようになります。Wi-Fi 6は、消費者および企業の幅広い環境におけるデバイスとアプリケーションのニーズに応える質の高いエクスペリエンスを提供します。この世代表記は、Wi-Fiのエコシステム全体を通じて広く普及することが見込まれています。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。
「これまで20年近くにわたり、Wi-Fiユーザーの皆様はデバイスが最新のWi-Fi世代をサポートしているかどうかを判断するために、技術的な命名法に則った表示を詳細にチェックしなければなりませんでした。Wi-Fi Allianceは、今回Wi-Fi 6をリリースするとともに新しい命名・表示法を発表できることを嬉しく思います。これによって業界およびユーザーの皆様は、利用するデバイスや接続環境がサポートしているWi-Fiの世代をひと目で識別できるようになります」

デバイス メーカーやOSベンダーは、デバイスの機能を示すことができるだけではなく、この表記法をユーザー インターフェイス(UI)に組み込むことで、接続中のWi-Fiのタイプ(世代)を示すことができます。Wi-Fiネットワーク間でユーザーが移動すると接続先に合わせてUI表示が変化するので、ユーザーはデバイスの接続環境をリアルタイムに把握できます。 Wi-Fi 6から、IEEE 802.11リリースをベースにするWi-Fi Alliance認定プログラムではWi-Fiの世代表示を含めた名称表記を使用します。Wi-Fi CERTIFIED 6™認定は、2019年から提供の予定です。

詳細は、https://www.wi-fi.org/wi-fi-6で『Wi-Fi 6 White Paper』および『Generational Wi-Fi User Guide』をダウンロードしてご覧ください。

業界全体がWi-Fi 6を支持

「当社は、IEEEの新しい802.11axテクノロジーをサポートする、消費者にわかりやすいWi-Fi Allianceの新しいWi-Fi 6表記法を全面的に支持します。 これでWi-Fi Alliance は、セルラーテクノロジーの分野では当初より採用されてきた世代の命名・表記法と同じタイプの命名・表記法を消費者に提供することになりました。Wi-Fiテクノロジーは21年間にわたり進化・向上しており、わずか数メガバイトだった速度も現在は数ギガビットまで進化していますが、これまでの表示でこのような情報は提供されません。新しい表記法のWi-Fi 6によって、消費者は利用できるWi-Fiのレベルを把握できるとともに、より質の高いサービスを求めることができます。また、当社はWi-Fi Allianceが来年から開始するWi-Fi CERTIFIED 6™認定プログラムも楽しみにしています。これを初の機会として、最新世代のAerohive デバイスを提供する予定です」 –Perry CorrellAerohive Networks 製品管理担当ディレクター

「今回Wi-Fi AllianceWi-Fi の命名・表記法を簡素化し、消費者にもわかりやすい形にしたことは称賛に値します。今後は802.11axではなくWi-Fi 6という表記を使用しながら、次世代のWi-Fiが提供するサービスと能力をお客様に伝えていくことを楽しみにしています」 – Metin TaskinAirTiesCTO最高技術責任者

「当社が創立された16年前、初期段階のWi-Fiは企業でモバイルをサポートする二次的なネットワークとしての役割を果たしていましたが、その後飛躍的な進歩を遂げ、現在のように数十億のデバイス、ユーザー、モノをつなぐ主要な接続環境としてなくてはならない存在になりました。今回Wi-Fi Allianceがテクノロジーの世代の違いを明確に示せるように表記法を簡素化したことを、当社は歓迎しています。これによって、ユーザーは使用するデバイスやネットワークがサポートしているテクノロジーを簡単に確認できるようになるでしょう」 – Lissa HollingerArubaHewlett Packard Enterpriseの子会社ポートフォリオ マーケティング担当バイスプレジデント

「この20年間、Wi-Fiはほぼあらゆる環境に変革を起こし、社会面と経済面の両方について飛躍的な発展を後押ししています。接続環境が新たな時代に入っていく中で、Wi-Fiはこれまでの実績にとどまることなく、歩を進めています。最新のWi-Fiは、超高速、高スループット、超低レイテンシ、高度なセキュリティ、またTWTターゲット ウェイクタイムのような新機能など、幅広いユースケースを通じてシームレスなコネクテッド エクスペリエンスを実現する数々の新機能を提供します。当社は、この新しいWi-Fi世代表記の立ち上げに関わるとともに、Wi-Fi Allianceとのコラボレーションを通じてWi-Fi のエコシステムをさらに進化発展させていくプログラムを確立していけることを誇りに感じています」 – Derek PetersonBoingo WirelessCTO最高技術責任者

「消費者はWi-Fiが大好きです ―― インターネット接続するほぼすべてのデバイスがWi-Fiに対応しているとともに、無線通信トラフィックの80%以上がWi-Fiによって行われています。Wi-Fiの第6世代である802.11axは最先端のテクノロジーで、これまで以上の高速性、容量、カバレッジを実現し、いま以上に楽しく利用できるユーザー エクスペリエンスを提供します。今回の新しいシンプルな世代表記法によって、消費者は携帯電話や無線ルーターなどをWi-Fi 機能に基づいて吟味して、ニーズに合った最適なデバイスを選ぶことができます。例えばWi-Fi 6の表示があるデバイスなら、そのデバイスが現在の市場で最高の無線接続環境を提供するということがわかります」
 – Vijay NagarajanBroadcom  社無線通信&接続環境マーケティング担当シニア ディレクター

 「当社は、今回の明瞭な表記法の導入を歓迎します。当社は802.11a/b/g/n/ac/axを網羅するテクノロジーの複数の世代を通じ、長年にわたりMACおよびModem IP のライセンシングを行っていますが、 今回の新しい命名・表記法は、ユーザーの認知度を大きく高めるシンプルで一貫したフレームワークになります。Wi-Fi 6が誕生したいま、これは特に重要な意味を持っています」 –Aviv MalinovitchCEVA社コネクティビティ ビジネスユニット担当GM

Wi-Fi 6 (802.11ax) は大きな進歩です ―― 消費者と企業の両方にとって、引き続きWi-Fiはローカルの無線接続における最良の選択肢であり続けるでしょう。当社は、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを実現するための接続性とセキュリティを向上させる不断の取組みの一環として、両方のクライアントおよびホーム インフラストラクチャにWi-Fi 6ソリューションを提供します」 – Eric McLaughlin氏、Intel 社クライアント コンピューティング グループ、ワイヤレス ソリューションズ担当ジェネラル マネージャ

802.11axテクノロジーをベースにするWi-Fi 6は、ユーザー エクスペリエンスの質を飛躍的に高めます。 現実の世界の高密度環境には、一貫性のある安全で信頼できる質の高いダウンロードアップロード エクスペリエンスが必要です。当社はWi-Fi Allianceとの緊密なコラボレーションをベースにこのテクノロジーを市場に展開し、技術面および卓越したアップロード能力を含め、Wi-Fi 6を完全に実装した幅広い範囲の製品を提供します」  – Mark MontierthMarvell社ワイヤレス コネクティビティ事業部ジェネラル マネージャ

「あらゆる人とモノをつなげるというWi-Fi Allianceのミッションは、誰もが優れたテクノロジーを利用できる環境づくりという当社のビジョンと一致します。ホーム ネットワークでますます増えているコネクテッド デバイスをサポートする、高速で信頼できる接続性への消費者の依存度が高まる中、今回の新しい表記法によって消費者は最新のWi-Fi テクノロジーが提供する先進の機能をより明確に把握できるようになり、質の高い豊富な情報に基づいて、それぞれの接続性に対するニーズに合わせた最適な製品を判断できるようになります」 – Finbarr MoynihanMediaTek 法人営業&事業開発南北アメリカおよび欧州担当VP

「使用しているWi-Fi テクノロジーのレベルをユーザーが簡単に知ることができる新しい表記法を、当社は歓迎します。 この表記法によって、ユーザーはWi-Fiテクノロジーの世代による違いを明確に把握して評価できるようになり、最新の802.11ax規格の普及が進むでしょう」 – David HenryNETGEAR社コネクテッド ホーム製品担当シニア バイスプレジデント

Wi-Fiが日々数億人のユーザーのコネクテッド エクスペリエンスの提供において中心的な役割を果たし、また802.11ax のような次世代テクノロジーが登場している中、Wi-Fi Allianceの世代表記法は、業界および消費者にとってのWi-Fiの価値を定義する上で欠かすことのできない直観的なアプローチです。当社は、Wi-Fi の出荷実績および802.11axテクノロジーをベースにするWi-Fi 6の展開におけるグローバル リーダーとして、Ruckus社、Huawei社、NewH3C社、KDDI Corporation/NEC Platforms社、Charter Communications社、KT Corp社をはじめとするお客様、またエンタープライズ、イベント会場、ホーム、モバイル、コンピューティングなどのセグメントとともに、このイニシアチブをサポートします」 – Rahul PatelQualcomm Technologies社コネクティビティ&ネットワーキング担当シニア バイスプレジデント兼ジェネラル マネージャ

Wi-Fi Allianceメンバーの1社として、当社はWi-Fi Allianceの新しい命名・表記法を支持します。このキャンペーンによって、ネットワーキング エコシステムは今後のリリースでWi-Fi テクノロジーの世代の違いを明確に識別できるようになるでしょう」 – Greg BeachRuckus Networks社の子会社ワイヤレス製品担当バイスプレジデント

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Wi-Fi Alliance®(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は40,000を超えています。Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。 これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

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Enterprise Networks Wi-Fi CERTIFIED 6, Wi-Fi CERTIFIED n

Wi-Fi Alliance®、Wi-Fiセキュリティ規格 「Wi-Fi CERTIFIED WPA3™」を発表

パーソナル/エンタープライズネットワーク向けの次世代Wi-Fi®セキュリティ規格

Wi-Fi Alliance®は、個人および企業向けネットワークのWi-Fi保護機能を強化した次世代Wi-Fi®セキュリティ規格「Wi-Fi CERTIFIED WPA3™」を発表しました。WPA3は、10年以上にわたって広く採用されているWPA2™の後継であり、Wi-Fiセキュリティの簡素化や、よりレジリエントな認証、さらに強固な機密データの暗号化を実現する新機能を備えています。Wi-Fi業界がWPA3セキュリティ規格に移行する中、WPA2デバイスの相互運用性とセキュリティは引き続き確保し続けます。

WPA3セキュリティ規格は、WPA3-PersonalとWPA3-Enterpriseの2つのオペレーションモードを提供します。全てのWPA3対応ネットワークは、最新のセキュリティ方式を採用し、古いレガシープロトコルを無効化しながらPMF(Protected Management Frames)の使用を求め、ミッションクリティカルなネットワークのレジリエンスを維持します。WPA3の主な機能は以下のとおりです。

  • WPA3-Personalユーザーが指定したパスワードが一般的に推奨される強度に達していない場合でも、レジリエントなパスワードベースの認証を提供します。WPA3は、デバイス間でセキュアな鍵確立プロトコルである同等性同時認証(SAE)を活用して、第三者によるパスワード推測からユーザーを保護します。
  • WPA3-Enterprise192ビットの暗号強度を実現し、政府機関や金融機関などのように機密データを伝送するネットワークを保護します。192ビットのセキュリティスイートによって、暗号化ツールの組み合わせをWPA3ネットワーク全体にわたって実装します。

Wi-Fi Allianceは2018年1月、Wi-Fi CERTIFIED™セキュリティテクノロジーの基本機能である「Wi-Fi Protected Access®」の新機能を発表しました。これにより、WPA2は、ワイヤレス環境が進化し続けても強力なセキュリティ保護を維持できます。WPA2は引き続き、すべてのWi-Fi CERTIFIEDデバイスで必須となります。WPA3の市場導入が進むのにともない、あらゆるWi-Fi CERTIFIEDデバイスで新世代のWi-Fiセキュリティが求められるようになります。WPA3は、オペレーションの移行モードによって、WPA2デバイスとの相互運用性を維持します。そのため、Wi-Fiユーザーは安心して、Wi-Fi CERTIFIEDネットワークに接続することができます。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。「WPA3は、絶え間なく変化するセキュリティ環境において、業界で最も強力な保護機能を提供します。WPA3はWi-Fiセキュリティをさらに進化させ、Wi-Fi Protected Accessのブランドプロミスを維持します」

また、Wi-Fi Allianceは、新たなプログラム「Wi-Fi CERTIFIED Easy Connect™」も発表します。このプログラムは、高度なセキュリティ基準を維持しながら、IoTデバイスなどのように、限定的なディスプレイやまったくディスプレイがないWi-Fiデバイスが持つ複雑性を軽減します。Wi-Fi CERTIFIED Easy Connect™は、スマートフォンなどのように、より堅牢なインターフェースを備える別のデバイスを使用して、製品のQRコードをスキャンするだけで、Wi-Fiネットワークにあらゆるデバイスをセキュアに追加できるようにします。Wi-Fi CERTIFIED Easy ConnectとWPA3は、Wi-Fi Allianceプログラムにおける最新の進化を代表するもので、セキュリティ環境の進化に伴い、ユーザーは安全に接続したままポジティブな体験を得ることができます。

さらに、Wi-Fi Allianceは6月5日に、オープンWi-Fi®ネットワークのユーザーに新たなメリットを提供する認定プログラム「Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open™」を発表しました。Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Openは、オープンネットワークの利便性と使いやすさを維持しながら、地域のコーヒーショップや、空港、ホテル、競技場におけるWebポータルを備えたゲストネットワークなど、ユーザー認証が望ましくない環境や認証情報の提供が難しい環境で、向上したデータ保護機能を提供できるようになりました。

IDCのリサーチディレクター、フィル・ソリス(Phil Solis)氏は次のように述べています。
「市場ニーズの先を行くWi-Fiの進化が、ワイヤレステクノロジーにおける最善の成功事例であり続けることが極めて重要になっています。Wi-Fi Allianceは、Wi-Fiの進化に寄与し続け、Wi-Fi CERTIFIEDプログラムの提供に尽力しています。これにより、ユーザーや各市場はWi-Fi接続の利便性やニーズを満たすセキュリティを信頼して使用することができます」

 

Wi-Fi CERTIFIED WPA3™ の詳細は、こちら(英語)をご覧ください。

WPA3Wi-Fi Easy Connectに対する業界からのサポート

「WPA3をはじめとする新しい規格が公開される2018年は、Wi-Fiにとって変革の年です。WPA3は、Wi-Fi Protected Accessの最新の進化形であり、セキュリティの堅牢性と回復性をかつてない水準にまで引き上げています。Wi-Fiは、効率性が約束されている802.11axとWPA3とを組み合わせることで、ほんの数年前には想像できなかった高水準のセキュリティとパフォーマンスを実現するでしょう。」

アラン・アムロド(Alan Amrod)氏、製品・マーケティング担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、Aerohive Networks

「Wi-Fiに対する幅広い支持を得たり、Wi-Fi Alliance認証を得るうえで、セキュリティは常に重要な要素となっています。Rukusでは、新たな潜在的脅威に対処できるよう、セキュリティ規格の認証を進化させ続けることを全面的に支持します。全世界のお客様とその先の何百万ものエンドユーザーのために、当社はWi-Fi CERTIFIED WPA3を最大限に活用する新しいソフトウェアの開発に積極的に取り組んでいきます。」

– マーク・ハミルトン(Mark Hamilton)氏、ネットワーク標準担当主席エンジニア、ARRISグループ会社のRuckus Networks

「Wi-Fiが進化し、様々なユースケースで多くの価値を提供するのにともない、セキュリティも進化していくことが重要です。パスワードベースの認証の向上や、暗号化の強化といったWPA3の新機能は、消費者や企業が日常的にインターネットに接続する方法をより簡素化し、強力なものにするでしょう。」

ヴィジャイ・ナガラジャン(Vijay Nagarajan)氏、ワイヤレス通信およびコネクティビティ部門、シニア・マーケティング・ディレクター、Broadcom

「Ciscoは、Wi-Fi AllianceがWPA3へとセキュリティを進化させることを全面的に支持します。WPA3プログラムは、ワイヤレスに求められるセキュリティ向上を実現し、消費者から、企業、政府に至るあらゆるお客様を保護します。当社は、既存と新規のお客様がWPA3を十分に活用できるよう、ファームウェアのアップグレードを通じて、当社のAironetシリーズのアクセスポイントとワイヤレス・コントローラーにWPA3機能を取り入れていくことを約束します。」

  • グレッグ・ドレイ(Greg Dorai)氏、Cisco WLAN 担当バイスプレジデント、Cisco

「WPA3とWi-Fi Enhanced Openは、複雑さを増すことなく、包括的なセキュリティを提供します。ユーザーはWPA3により、覚えやすく管理も容易なパスワードを利用することで、より優れた体験を得ることができ、IT部門は自社のインフラ全体にわたって一貫性のある強力な暗号化を実現できます。Arubaでは、お客様のデータを最も先進的に保護するため、WPA3を今後の設計に採用し、認証を始めています。」

- ダン・ハーキンス(Dan Harkins)氏、テクノロジー功績者、Hewlett Packard Enterprise companyのAruba

「WPA3はWi-Fi業界における一つの大きな節目であり、Wi-Fiが提供する非常に優れたスループットとセキュリティ強化により、消費者市場と企業市場の両方に優れたエンドユーザー体験をもたらします。Wi-Fiが多くの業界や企業におけるデジタル・トランスフォーメーションを可能にしていることをうれしく思います。」

ウェン・トン(Wen Tong)博士、CTO(最高技術責任者)兼Huaweiフェロー、Huawei Wireless

「WPA3は、個人と企業ネットワーク向けのWi-Fiセキュリティに重要なアップデートをもたらします。Intelは、WPA3を支持しており、テストベッドに携わることを通じて、お客様が自社製品にWPA3を採用してセキュリティ保護を強化するためのお手伝いをしています。」

-エリック・マクラフリン(Eric Mclaughlin)氏、CCG Wireless担当ゼネラルマネージャー、Intel

「Marvelは、Wi-Fi CERTIFIED WPA3とWi-Fi Easy Connectに関して、Wi-Fi Allianceと密接に連携してきました。WPA3は、WPA2の幅広い導入を足掛かりにし、個人と企業のWi-Fiネットワークに高水準のセキュリティを提供します。当社は、セキュリティ脅威に対する強固な保護を提供するとともに、お客様のコネクティビティ体験を強化する、これらの最新プログラムを支持しています。」

マーク・モンティアス(Mark Montierth)氏、ワイヤレス・コネクティビティ事業部門、バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、Marvell

「病院はデータのプライバシーとセキュリティの重大さを十分に認識しています。堅牢なセキュリティ・ポリシーの保守とは、現在利用可能な最も強固なセキュリティ対策を活用できることを意味します。Wi-Fi AllianceがWPA2の成功に基づき、WPA3で最新のセキュリティ・メカニズムを利用可能にしたことは称賛に値します。」

-フィル・レイモンド(Phil Raymond)氏、MA&TC CTO Office、ワイヤレスCoE(センター・オブ・エクセレンス)担当ディレクター、Philips Healthtech

「Qualcomm Technologiesは、何百万ものユーザーや企業が日々Wi-Fiに寄せる信頼を守ることをお約束します。また、モバイルとネットワーク・インフラ製品のポートフォリオ全体でWPA3をサポートする最初の企業であることを誇りに思います。当社は、Wi-Fi Allianceや主要なステークホルダーと密接に連携し、Wi-Fiを活用するあらゆる主要産業やエコシステムにわたってWPA3の普及を推進していきます。」

ラフール・パテル(Rahul Patel)氏、コネクティビティ&ネットワーキング担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、Qualcomm Technologies, Inc.

「Silicon Motionは、業界がWPA3に移行することを支持します。IoTアプリケーション向けに構築した当社の新しい低電力Wi-Fi SoCは、お客様がWi-Fiと低電力IoTアプリケーションで最高レベルのセキュリティを実現できるよう、WPA3の必須要素とオプション要素の両方をサポートします。」

デイヴィッド・コーエン(David Cohen)氏、シニア・マーケティング・ディレクター、Silicon Motion, Inc.

 

Wi-Fi Alliance®について

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Wi-Fi Allianceはグローバルな非営利業界団体で、参加組織はWi-Fi®を提供する世界的な企業ネットワークです。コラボレーションフォーラムの組織は、Wi-Fiのエコシステムを通じてつながっており、シームレスな接続性というビジョンを共有しています。2000年より導入されたWi-Fi Alliance認定マークは、製品の相互運用性、業界標準に基づいたセキュリティ保護レベルと最新の技術を備えていることを明示しています。すでに40,000種類以上の製品がWi-Fi CERTIFIED™の認定を受け、最高のユーザー体験を提供するとともに新規市場、既存市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの普及と拡大に大きく貢献しています。現在何十億ものWi-Fi製品が世界のデータトラフィックを支えることに大きく貢献しており、多種多様なアプリケーションの活用に寄与しています。

 

<本件に関するお問い合わせ先>

Wi-Fi Alliance広報代理

エデルマン・ジャパン株式会社 担当:良知/中田

TEL: 03-4360-9000 FAX: 03-4360-9001

E-mail: wfajp@edelman.com

 

 

IoT, Security Wi-Fi Easy Connect

Wi-Fi Alliance、オープンWi-Fi®ネットワークでデータを保護する「Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open™」を発表

オープンWi-Fiの使いやすさはそのままで保護機能を高める新しい認定プログラム

米国テキサス州オースチン発 201865 - Wi-Fi Alliance®は、オープンWi-Fi®ネットワークのユーザーにさまざまな新しいメリットをもたらす認定プログラム、Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open™を発表しました。Wi-Fi Enhanced Open™は、ユーザー認証が望まれない環境や認証情報の提供が実際的ではない環境などで、優れた保護機能を提供します。一般的にこのような非認証型のネットワークは、地域のコーヒーショップといった公共の場や、空港、ホテル、競技場といった場所のゲスト ネットワークなどでWebポータルと共に提供されています。Wi-Fi Enhanced Open™は、このようなオープン ネットワークの利便性と使いやすさはそのままで、データのプライバシー保護能力を高めます。

Wi-Fi Enhanced Openテクノロジーによって、パスワードやネットワークへの接続に複雑な手間を必要とすることなく、受動的な盗聴などのリスクからデータを保護することが可能になります。「Opportunistic Wireless Encryption (OWE)」に基づくWi-Fi Enhanced Openは、確立されている複数の暗号化メカニズムを統合して提供し、ユーザーごとの暗号化を一意に行うことで、ユーザー デバイスとWi-Fiネットワーク間でやり取りするデータを保護します。さらに、ユーザー デバイスとアクセス ポイント(AP)間の管理トラフィックを、PMF(Protected Management Frames)が保護します。ネットワーク アクセスのコントロールにキャプティブ ポータルを使用している通信事業者であれば、維持・共有が必要なネットワーク認証情報がないので、展開しているネットワークの簡素な環境をそのまま維持できます。

Wi-Fi Allianceのマーケティング担当VP、ケヴィン・ロビンソン(Kevin Robinson)は次のように述べています。
「Wi‑Fiネットワークにアクセスするユーザーを制御すると共にネットワークでやり取りするデータが他者に読み取られないようにするために、Wi-Fi Allianceは可能であれば常にWi‑Fi セキュリティを有効化することを推奨しています。ネットワークへのアクセスを制限することなく、ネットワーク環境の管理をできる限り平易にするためネットワーク オーナーがWi‑Fiセキュリティを無効にしているような場合にWi-Fi Enhanced Openは高い価値を発揮し、受動的な盗聴から保護すると共にユーザーへシームレスなエクスペリエンスを提供することが可能になります」

Wi-Fi Enhanced Openを移行モードで導入することにより、Wi-Fiユーザーの利用環境と通信事業者の運用環境に影響を与えることなく、オープン ネットワークからWi-Fi Enhanced Openネットワークへの漸進的な移行を行えます。Wi-Fi Enhanced Openを実装したクライアント デバイスが増加するのに伴い、新しい保護機能をより効果的に活用できるようになります。ユーザーによる追加の設定などは必要ありません。また通信事業者は、ネットワークの複雑さを最小限に抑えながら、オープン ネットワークでは危険性が高い受動的盗聴攻撃をシャットアウトできます。完全な認証機能およびデバイスのプロビジョニングが可能なソリューションの導入を検討している通信事業者であれば、Wi‑Fi CERTIFIED Passpoint®などのテクノロジーを利用できます。

今夏、Wi‑Fi AllianceはWi-Fi CERTIFIED WPA3™を通じてパーソナルWi-Fi ネットワークおよびエンタープライズWi-Fi ネットワーク向けの次世代Wi-Fi Protected Access®セキュリティ機能を提供します。Wi‑Fi Protected Accessがネイティブに提供する認証機能の使用が望ましくない環境において、Wi-Fi Enhanced Openは優れたデータ保護機能を提供します。

その他の詳細は、http://wi-fi.org/enhanced-openをご覧ください。.

Wi-Fi Allianceについて
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Wi-Fi Alliance® (ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は40,000を超えています。Wi-Fi CERTIFIEDは実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。 これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

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Security Wi-Fi Enhanced Open

Wi-Fi Alliance、インテリジェントなWi-Fi®ネットワークを提供する「Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh™」を発表

業界全体の調和を基盤にするソリューションが、使いやすい自己組織化型のスマートなWi-Fi ネットワークを実現

米国テキサス州オースチン発 2018514 Wi-Fi Alliance®は、均一なWi-Fi®サービスを幅広く提供する、効率的な自己組織化型のネットワークを実現するテクノロジー、Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh™を発表しました。Wi-Fi CERTIFIED™を基盤に構築されているWi-Fi EasyMesh™は、複数の異なるベンダーのアクセス ポイント(AP)で構成されている適応性に優れたネットワークの展開に標準ベースのアプローチを適用することで、単一のアクセス ポイントだけではカバーできない広範囲なサービスエリア全体へ均一なWi-Fi範囲を大きく拡張すると共に、パフォーマンスの大幅な向上を実現します。Wi-Fi EasyMeshによって、ユーザーおよびサービス プロバイダーは複数の異なるメーカーからの相互接続可能なデバイスを柔軟に選び、信頼できる高速な広域のWi-Fi利用範囲を確保できます。

Wi-Fi EasyMeshテクノロジーは、インテリジェントな統一ネットワークとして複数のアクセス ポイントを調整し、自律的に住環境のあらゆるエリアをWi-Fiでカバーします。それぞれのアクセス ポイントが自動的に組織化を行いハイパフォーマンスなWi-Fiネットワーク接続を確立するので、ユーザーによる操作はほとんど必要ありません。シンプルな最初のセットアップが完了したら、 Wi-Fi EasyMeshはネットワークの状況を自動的にモニタリングし、必要に応じて自己調整します。Wi-Fi EasyMeshはスマートフォンやタブレット、その他のユーザー デバイスを最適なアクセス ポイントにガイドするので、ユーザーは家の中でどこに移動してもシームレスなエクスペリエンスを楽しめます。Wi-Fi EasyMeshネットワークでは幅広いメーカーのデバイスを利用できると共に優れた拡張性を備えているので、新しいWi-Fi EasyMeshアクセス ポイントも既存のネットワークへ簡単に追加できます。Wi-Fi EasyMeshアクセス ポイントは現在だけではなく将来のWi-Fi EasyMeshネットワークとの相互接続もサポートすることで、長期にわたり質の高いユーザー エクスペリエンスを提供します。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。
「Wi-Fi EasyMeshは、サービス プロバイダーとWi-Fiユーザーの両方に、複数APソリューションへの一貫したアプローチを提供します。私たちWi-Fi Allianceは、市場をリードする製品カテゴリに標準化したソリューションを提供することで、相互接続と運用が可能なWi-Fi CERTIFIEDデバイスの強力なエコシステムを実現します」

Wi-Fi EasyMeshはWi-Fi Alliance認定プログラムの1つでアクセス ポイントに重点を置いていますが、アクセス ポイントとクライアント デバイス間の一貫したレベルの相互接続性を実現するWi-Fi EasyMeshネットワークは、ユーザーが使用しているデバイスにもさまざまなメリットをもたらします。このような相互接続性以外にも、Wi-Fi CERTIFIEDソリューションにはWi-Fiセキュリティおよび幅広いプロトコルのサポート、またメーカーに依存することなくWi-Fi EasyMeshのセットアップと管理が可能な信頼のエクスペリエンスなど、さまざまな利点があります。サービス プロバイダーは、Wi-Fi CERTIFIED EasyMeshアクセス ポイントをホーム ネットワークに展開することで、Wi-Fi サービスの顧客満足を高めることができます。Wi-Fi EasyMeshネットワークでは、住環境全体をカバーするために必要な適切な数のWi-Fi EasyMeshアクセス ポイントをいくつでもシームレスに追加できます。

Wi-Fi Allianceが提供するテクノロジー ポートフォリオの最新テクノロジーであるWi-Fi EasyMeshは、Wi-Fiユーザー エクスペリエンスをさらに高めます。先頃Wi-Fi Allianceが発表したWi-Fi CERTIFIED Home Design™では、住環境全体をカバーする統合された均一なWi-Fi環境のもう1つの選択肢として、Wi-Fi CERTIFIEDフロアプランでWi-Fi EasyMeshネットワークを利用することができます。Wi-Fi EasyMeshネットワークはWi-Fi CERTIFIED Agile Multiband™の仕組みを利用するので、これらの機能について認定済みのユーザー デバイスは、例えばWi-Fi通話などのアプリケーションでも、よりインテリジェントなガイド機能を利用して迅速なネットワーク遷移を実現できます。

Maravedis社のワイヤレス担当アナリスト、アドレーン・フェラー(Adlane Fellah)氏は次のように述べています。
「Wi-Fi Allianceは、住宅IoT(モノのインターネット)およびコネクテッド スマートホームの実現に欠かせない相互接続性の基盤となる革新技術を提供しています。Wi-Fi CERTIFIEDの認定は、製品に大きなメリットをもたらします。Wi-Fi EasyMeshは、一般住宅のWi-Fi環境でこれまで以上に質の高いユーザー エクスペリエンスを実現すると共に、既存の市場を広げ、メーカー各社のさらなるイノベーションを促進する標準化したアプローチを提供します」  

Wi-Fi EasyMeshの詳細はhttps://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-easymeshをご覧ください。.

Wi-Fi EasyMeshに対する業界の反応

「ソフトウェアやデバイス、クラウド ベースのパフォーマンス管理をはじめ、当社のマネージドWi-Fiメッシュ ソリューションは世界をリードする数多くのサービス プロバイダーに高い信頼性をもって活用していただいています。このような背景から、当社は常にお客様の利益につながるイニシアチブへ参加することに関心を持っています。今回Wi-Fi AllianceWi-Fi EasyMesh 認定プログラムを立ち上げたことを称賛すると共に、近い将来製品の認定を受けることを楽しみにしています」 – Metin Taskin氏/AirTiesCTO(最高技術責任者)

「当社はマルチAP標準の中核的な役割を果たしていますが、Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh™とマルチベンダー間の相互接続性とWi-Fi 環境管理のためのさまざまな機能に大変興奮しています。当社のゲートウェイ製品とエクステンダ製品は、住環境全体をカバーするWi-FiソリューションHomeAssure™の一部として、Wi-Fi EasyMesh認定を受ける予定です。これらの新しい機能への道を切り拓いていく中で、次世代のマルチAP Wi-Fiシステムに新しいWi-Fi 管理ロジックを統合することで、これからもHomeAssureをさらに強化していきたいと考えています」 – Ian WheelockARRIS社エンジニアリング フェロー

「当社のCloudCheck Wi-Fi 管理ソフトウェア ツイートを拡張してWi-Fi CERTIFIED EasyMesh™デバイスをサポートできることを大変嬉しく思います。世界規模でCloudCheckが急速に普及している中、複数のアクセス ポイントが存在するマルチAP環境をクラウド ベースのWi-Fi-管理ソフトウェアで管理することは、今日のサービス プロバイダーにさまざまなメリットをもたらします。Wi-Fi EasyMeshを導入することで、サービス プロバイダーは相互接続が可能な標準ベースの環境全体を通じて、クラウド ベースのWi-Fi管理の利点を活用できます」 – John CioffiASSIACEO最高経営責任者

Wi-Fi Easy Mesh 認定を利用できるようになったことで、Wi-Fi’の成功基盤になっているマルチ ベンダー間の相互接続性と共通の機能セットを背景に、マルチAPソリューションの市場は広がっていくでしょう。当社は、ハイパフォーマンスな自社Wi-Fi シリコン プラットフォームとWi-Fi Easy Mesh認定ソフトウェア ソリューションとを組み合わせることで、Broadcom SmartMesh製品ファミリーを創り出しました。当社のSmartMeshによって、OEM各社は幅広い標準に対応した複数のAP製品を短期間で市場に投入できるようになり、サービス プロバイダーと消費者は高スループットなWi-Fi環境を住環境の隅々にまで行き渡らせることが可能になります」 – Manny Patel氏/Broadcom社ワイヤレス コネクティビティ担当シニア ディレクター

Wi-Fi EasyMeshの調査と標準化のプロセスにおいて、CableLabsは積極的な役割を果たしてきました。今回Wi-Fi CERTIFIED EasyMeshがリリースされたことで、消費者と通信事業者はアクセス ポイント間の相互接続性と調整機能を確保し、ホーム ネットワーク全体を通じてより高速で信頼できるWi-Fi 環境を実現できます」 – John Bahr,CableLabs社ワイヤレス担当リード アーキテクト

「住環境全体を網羅する高速性、信頼性、接続性という消費者が求める環境を提供するメッシュWi-Fi ネットワークの人気はますます高まっています。また、複数ベンダー間の相互接続性を確保する標準ベースのアプローチによって、サービス プロバイダーは運用コストを削減することが可能になります。当社は、より質の高いエクスペリエンスを消費者に提供するWi-Fi EasyMesh の普及促進を支援します」 – WK Tan氏/Intel社バイスプレジデント兼コネクテッド ホーム事業部担当ジェネラル マネージャー

Liberty Global は、ハイパフォーマンスWi-Fiを通じてお客様に最高のユーザー エクスペリエンスを提供することへ確固とした姿勢で取り組んでいます。Wi-Fi EasyMeshは当社のWi-Fi サービスの顧客満足をさらに高める機会をもたらすでしょう。当社は、ホーム ネットワーク全体を通じてWi-Fi 環境と機能をシームレスに提供する、マルチAP Wi-Fi ネットワークに一貫したソリューションを提供する標準化したアプローチをサポートします」 – Peter Joyce氏/Liberty Global社コネクティビティCPEアーキテクチャ担当ディレクター

Wi-Fi EasyMeshは、複数のアクセス ポイントで構成された自己組織化型のネットワークを実現する、標準化したメカニズムを提供します。当社のお客様は、Wi-Fi によって素晴らしいユーザー エクスペリエンスを提供することを求めていますが、Wi-Fi EasyMesh はホーム ネットワーク全体を通じて均一で質の高い環境を提供します。私たちは、アクセス ポイント メッシュ ソリューションを標準化するプログラムの一員であることを嬉しく思います。これによって、当社のお客様は差別化した製品を開発することが可能になります」 – Prabhu Loganathan氏/Marvell社ワイヤレス コネクティビティ事業部マーケティング担当シニア ディレクター

Wi-Fi CERTIFIED EasyMeshによって、業界全体を通じた相互接続性が実現されると共に、複数のアクセス ポイントとルーターを活用したホーム ネットワーク全体を網羅する環境が促進されます」 – Alan HsuMediaTek社インテリジェント コネクティビティ事業部ジェネラル マネージャー

「ホーム ネットワーク全体を網羅する信頼のWi-Fi環境を提供し、これまで以上に高品質なコネクテッド エクスペリエンスを提供するメッシュ テクノロジーによって、スマート ホーム コネクティビティの新たな時代の幕が開きました。Qualcomm Technologiesはホーム メッシュ ネットワークの革新に当初より関与していますが、この理想的なネットワーク アーキテクチャを基盤に、お客様と一般消費者の両方に喜ばれるように、これからも当社のホーム メッシュ プラットフォームの能力の拡張に努めていきます。当社は、Wi-Fi Allianceのさまざまなイニシアチブの熱心な支持者であることを嬉しく思います。今回の新しいWi-Fi Alliance Wi-Fi EasyMeshプログラムの検証をベースに、これらの素晴らしい製品と強化したエクスペリエンスがさらに普及し広がることを期待しています」 – Gopi Sirineni氏/Qualcomm Atheros社(Qualcomm Technologies社子会社) 製品管理担当バイスプレジデント

Wi-Fi EasyMeshによって、住環境全体を網羅するマルチ ベンダー ソリューションが調和された環境下で機能を発揮することが可能になります。これは、ホーム ネットワークで質の高いWi-Fi エクスペリエンスを実現するために不可欠な条件です。マルチAPネットワークの分野で当社の経験を共有できること、また今回のような標準ベースの新たなアプローチを規定し、メッシュ ネットワークのオペレーションを強化するWi-Fi Alliance’の活動で協業できることを嬉しく思います」 – Ambroise Popper氏/Quantenna社戦略および企業マーケティング担当バイス プレジデント

 

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Wi-Fi Alliance® (ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は40,000を超えています。 Wi-Fi CERTIFIEDは実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。 今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。 これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

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モバイル エクスペリエンスを飛躍的に高めるWi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Aware™

新しいWi-Fi機能が総合的な状況認識に基づく最適なサービスを提供

米国テキサス州オースチン発 2018424 -Wi-Fi Alliance®は、パーソナライズしたソーシャル、ローカル、モバイル エクスペリエンスをこれまで以上に高める、Wi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Aware™の新たな強化機能を発表しました。Wi-Fi®接続が可能な近接する他のデバイスやアプリケーション、情報などを自動的に検出するWi-Fi Aware™の機能に、Wi-Fiインフラストラクチャがない環境におけるデータの直接伝送機能と距離計測機能が付加されました。Wi-Fi Awareは堅牢なソリューションとして、たとえ非常にダイナミックな環境であってもユーザーがいる環境の状況認識に基づく効率的な接続性を通じて、卓越したモバイル エクスペリエンスを提供します。

これらの新機能によって、Wi-Fi Awareが検出した他のデバイスとピア・ツー・ピア(P2P)のデータ接続が可能になり、例えば道案内や写真、パーソナライズした情報などのファイルを、アクセス ポイント(AP)なしにWi-Fi Awareを通じて直接送ることが可能になります。Wi-Fi Awareのデータパスは通常のWi-Fiレンジとデータレートで機能し、WPA2™セキュリティによってWi-Fi Aware接続環境のセキュアなリンクを確立します。ユーザーは、Wi-Fi Aware固有のデータ伝送メカニズムを活用しながら、既存のWi-Fi インフラストラクチャ ネットワークとの接続はこれまで通り利用できます。さらに、Wi-Fi Awareの高精度なP2Pレンジ機能では、ユーザーが指定した範囲内でサポートしている他のデバイスを決定するか、アプリケーション自体の一部として利用することができます。この機能にはジオフェンシング機能も含まれているので、一定の範囲条件が満たされた際にアプリケーションは自動的にデータ接続を行うことができます。Wi-Fi Awareは、ユーザーが指定した情報やサービスを優れた電力効率で継続的に見つけ出して提供します。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。
「ユーザーの周囲のデータとサービスを優れた精度で把握するWi-Fi Awareは、ハイレベルな状況認知能力を発揮します。Wi-Fiのユーザー エクスペリエンスにおいてモバイル性は中核となる特性で、Wi-Fi Awareの豊富な機能とパーソナライズしたコミュニケーション環境はユーザーを取り巻く環境を動的かつ即座に認識し、この情報に基づいた最適な情報やサービスを直接提供します」

Wi-Fi Awareは優れたスケール性で数多くのユーザーをサポートし、高い要件が求められる環境や地下、またWi-Fiインフラストラクチャを利用できないエリアでも高い能力を発揮します。移動体通信事業者はWi-Fi Awareの機能を利用して、例えばソーシャルネットワーキングやゲーム、ウェアラブルといった近接性に基づく幅広いサービスを提供することが可能になります。小売店であれば、Wi-Fi Awareを使って状況依存型の最適なコンテンツ、パーソナライズした提案、スペシャル オファーなどを、ユーザーが定義した内容に基づいて提供することができます。ユーザーは利用したいサービスを選択でき(オプトイン)、指定の内容に合致する情報を検出したら即座に適切なアクションを実行できます。

この認定プログラムのテスト スイートとして使われるWi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Aware製品は次のとおりです。

  • Broadcom BCM4361 11ac STA リファレンス デザイン
  • Intel® Dual Band Wireless-AC 8265
  • Marvell 802.11ac Wave2 Wi-Fi テストベッド評価キット
  • Qualcomm® モバイルWi-Fi AC2 チップセット

Wi-Fi Awareは、Android Oreoオペレーティング システム(OS)をネイティブにサポートしています。今後も新たに登場するOSをネイティブにサポートしていくことで、Wi-Fi Awareは新しく素晴らしいエクスペリエンスを構築するための標準化したアプローチを提供し、アプリケーション開発者の手間と負荷を軽減します。

その他の詳細情報、またWi-Fi Awareの幅広い使用事例を紹介するアニメーション動画は、www.wi-fi.org/wi-fi-awareをご覧ください。

 

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Wi-Fi Alliance® (ワイファイ アライアンス)は、世界中のユーザーにWi-Fi®を届ける、企業の世界的なネットワークです。このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は40,000を超えています。Wi-Fi CERTIFIEDは実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

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Wi-Fi Aware

Wi-Fi Alliance、Wi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivity™を発表 - Wi-Fi®ローミング エクスペリエンスの品質向上を実現

優れたネットワーク検出能力、迅速な認証、卓越したWi-Fi ネットワーク効率を実現

米国テキサス州オースチン発 2018219 -Wi-Fi Alliance®は、新しい認定プログラム「Wi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivity™」を発表しました。このWi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivity™は、Wi-Fi®ネットワークを発見して接続を確立し、同じネットワーク内や別のネットワークのアクセス ポイント(AP)間でユーザーが移動しても最高の接続環境を確保するプロセスを最適化します。Wi-Fi Optimized Connectivity™は、Wi-Fi ネットワーク間でこれまで以上にシームレスな接続エクスペリエンスをモバイル デバイスのユーザーに提供しながら、高品質な接続と卓越した利用品質を実現します。Wi-Fi CERTIFIED Vantage™のコア コンポーネントであるWi-Fi Optimized Connectivityは、卓越した管理性と移動性をWi-Fiネットワークにもたらすだけでなく、サービス プロバイダにハイレベルなサービスを提供しながらネットワーク カバレッジを高める機会を提供します。

グローバル標準であるIEEE 802.11aiと802.11k、またWi-Fi Alliance が規定するテクノロジーを基盤にしている Wi-Fi Optimized Connectivitは、ユーザーが常に最高品質のWi-Fネットワークに接続できるようにするための調和のとれたアプローチを実現します。Wi-Fi Optimized Connectivityは、Wi-Fi CERTIFIED Agile Multiband™の長所を最大限活用します。Wi-Fi Optimized Connectivityの主な特長は次の通りです。

  • 最適化したネットワーク検出: クライアント デバイスは利用可能なデバイスを短時間で発見できます。
  • 標準化したリンク品質評価: クライアント デバイスは、最良の接続環境を提供する最適なAPやネットワークを判断します。
  • 最適化した認証: 処理負荷を軽減すると共にWi-Fiネットワークへの初期認証を高速化します。
  • 合理化した伝送: デバイスからネットワーク管理トラフィックへの応答に要する時間が短縮され、より多くの時間をユーザー データの伝送に利用できます。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。
「Wi-Fi Optimized Connectivityによって、ユーザーの皆様は同一のWi-Fiネットワーク内や複数のWi-Fiネットワーク間でのローミングで、これまで以上に一貫した接続体験を利用できます。これからもWi-Fi Allianceは、Wi-Fi ネットワークにおける移動性、管理性、パフォーマンスを高める新たなツールをポートフォリオに加えていきます」

相互接続性認定のテストベッドを構成する最初のWi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivity製品は次の通りです。

  • Broadcom BCM4361 11ac STA リファレンス デザイン
  • Intel® DUAL BAND WIRELESS-AC 8265
  • Intel® Home Wi-Fi Chipset WAV500 シリーズ
  • Marvell 802.11ac Wave2 Wi-Fi テストベッド評価キット
  • Qualcomm® Home Networking Wi-Fi AC4 チップセット

技術面の概要およびハイライトを含め、その他の詳細はhttps://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-vantageをご覧ください。

 

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Operators Wi-Fi Optimized Connectivity, Wi-Fi Vantage

Wi-Fi Alliance® が一連のセキュリティ強化を発表

2018年、最新Wi-Fi® セキュリティ機能をリリース

米国ネバダ州ラスベガス発 201818 - Wi-Fi Alliance® は、10年以上にわたり提供しているWi-Fi CERTIFIED™セキュリティ テクノロジーの基本ファミリーである「Wi-Fi Protected Access®」の新機能と強化機能を発表しました。Wi-Fi Allianceは、Wi-Fi CERTIFIEDデバイスがこれからも引き続き確実に最先端のセキュリティ保護機能を提供できるようにするため、ポートフォリオ全体を通じたコンフィグレーション、認証、暗号化の強化を実現しました。

WPA2™は、今日数十億に上るWi-Fi®デバイスが使用している信頼のセキュリティを提供していますが、Wi-Fi CERTIFIEDデバイスは今後も長い将来にわたりこのテクノロジーを実装していきます。セキュリティ環境が進化・発展する中でWi-Fiユーザーへ強力なセキュリティ保護を確実に提供するため、Wi-Fi AllianceはこれからもWPA2の強化を進めていきます。高度なWi-Fiアプリケーションは、現行世代のWi-Fi CERTIFIEDデバイスに広く採用され、PMF(Protected Management Frames)に対応しているWPA2を基盤に、ミッションクリティカルなネットワークの優れた回復性を維持します。また、新しい強化テストによってネットワークのミスコンフィグレーションによる脆弱性のリスクが軽減すると共に、一元化した認証サービスによってマネージド ネットワークの安全性もさらに高まります。

さらに、Wi-Fi Allianceは幅広く普及しているWPA2の成功を基盤に、ユーザーとサービス プロバイダによるセキュリティ設定を簡素化しながらネットワーク セキュリティ保護能力を高める一連の機能も提供します。2018年には、Wi-Fi CERTIFIED WPA3™の一部としてパーソナルWi-Fiネットワーク/エンタープライズWi-Fiネットワークのための4つの新機能をリリースする予定です。これらのうち2つの機能は、たとえユーザーの指定したパスワードが一般的に推奨される強度に達していない場合でも堅牢な保護能力を提供し、ディスプレイによるインターフェイスがないデバイスやディスプレイのサイズが限られているデバイスなどでのセキュリティ設定プロセスを簡素化します。残り2つのうち1つの機能は、個別化したデータ暗号化によってオープン ネットワークでのユーザーのプライバシー保護を強化します。最後の機能は、米国家安全保障システム委員会(Committee on National Security Systems: CNSS)が規定する最高レベルの暗号アルゴリズム(Commercial National Security Algorithm: CNSA)スイートに準拠した192ビット セキュリティ スイートです。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。
「Wi-Fi Allianceの認定プログラムにおいてセキュリティは基盤の1つであり、今回Wi-Fi CERTIFIEDのセキュリティ ソリューション ファミリーで一連の新機能を提供できることを嬉しく思います。Wi-Fi CERTIFIEDの表示、それはWi-Fi デバイスが相互接続性とセキュリティにおける最高基準を満たしていることの証です」

SAR Insight & Consulting社のジョー・ホフマン(Joe Hoffman)氏は次のように述べています。
「Wi-Fiのセキュリティ テクノロジーは、数十年にわたり使われていくでしょう。したがって、Wi-Fi業界のニーズを確実に満たすために、絶え間なくアップデートしていくことが大切です。業界のセキュリティ ニーズの高まりに合わせて高いレベルのセキュリティを維持するため、Wi-Fi は進化しています」

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Security

WI-FI ALLIANCE®、「2018年のWi-Fi予測」を発表

ホームWi-Fi,の高度化、機能の強化、次世代コネクティビティが間もなく実現

米国ネバダ州ラスベガス発 201815 - Wi-Fi®業界の勢いはペースダウンすることなく、2018年にはデバイスの累計出荷実績が200億ユニットを突破するでしょう(出典: ABI Research社)。2018年の年間出荷実績は30億を超え、設置ベースは95億に達することが見込まれるWi-Fiは、これからも世界中のホーム ネットワークからリテール(小売)アプリケーションや基幹業務プロセスまで、あらゆる環境にインパクトを与えていきます。2018年もWi-Fi は、これまで以上に高いセキュリティ、能力、パフォーマンスを実現する数多くの魅力的な強化機能を提供します。

ホーム ネットワークがエンタープライズ ネットワークに

Wi-Fiは一般住宅におけるデジタル環境の基盤となっていますが、Wi-Fi業界はエンタープライズ ネットワーク環境のベストプラクティスをホーム ネットワーク環境にも適用しつつあります。広く普及しているパーソナル アシスタント、またコードレスVR(仮想現実)をはじめとする次世代テクノロジーへの日常的なコネクテッド シングス(モノ)の出現に伴い、ハイパフォーマンスWi-Fiの重要性はこれまで以上に高まるでしょう。Wi-Fi Allianceは、Wi-Fiネットワークの高度化を進めると共にネットワークの自己調整/管理を実現する標準ベースのアプローチを実現し、ネットワークの展開に際して優れた柔軟性と幅広い選択肢を提供するプログラムへ積極的に取り組んでいます。例えばエンタープライズ環境のデザイン プラクティスをホーム ネットワークに適用するWi-Fi CERTIFIED Home Design™では、Wi-Fiネットワークをプロが設計し、これを築業者が施工時に設置します。固定通信事業者が自社Wi-Fiネットワークを使うことでカスタマー エクスペリエンスの管理性を高めている中で、一般的にスタジアムや空港、ホテルなどの環境で使われているマネージド ネットワーク機能がホーム ネットワークへと広がりつつあります。例えばWi-Fi CERTIFIED Vantage™はこれまで以上に多くのネットワークとユーザー デバイスに実装されるようになり、サービス オペレータは管理性、モバイル性、パフォーマンスへの共通のアプローチを確立してカスタマー エクスペリエンスを差別化し、ホーム ネットワークのユーザーへ質の高いエクスペリエンスを提供するでしょう。

世界的なWi-Fiアクセスの拡張

Wi-Fiはほぼ全世界のあらゆる場所に普及していますが、実際には誰もが高速な環境を利用できているわけではなく、場合によっては Wi-Fiへの基本的なアクセスすらない環境が存在しているのが現実です。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、米国でインターネットのブロードバンド サービスを利用できないユーザーの割合は、都市部が4%であるのに対して農村部では人口の約39%、2,300万人に上ります。例えばMicrosoft社のRural Airband InitiativeGoogle社のProject Loonはこのような「デジタル ディバイド」に対する多くの取り組みの一例です。一方LinkNYCなどのイニシアチブは、より多くのユーザーにコネクティビティ(接続性)を提供しようとするフリー パブリックWi-Fiの例です。世界でWi-Fiがもたらす幅広い経済価値を踏まえ、Facebook社をはじめとしてさらに多くの企業が、ローカル ホットスポットでの高速インターネット アクセスを実現する低料金データ パッケージを引き続き提供するでしょう。これによってユーザーはグローバル エコノミー(世界経済)に参加することが可能になります。企業と都市は、アクセスが限られた世界中の農村地域だけでなく、ネットワークが混雑している都市部についても、引き続き高速Wi-Fi接続の普及を主導していくでしょう。Wi-Fi ネットワークが普及するのに伴い、最高のユーザー エクスペリエンスと革新の可能性をサポートする上で、アンライセンス周波数帯の可用性はより重要になってくるでしょう。世界中の企業、官公庁、ユーザーはスマートシティ テクノロジーによって年間5兆ドルのコスト削減というメリットを手にしはじめることができると共に、2018年に発表される新しいリサーチでは、世界規模で経済に貢献する Wi-Fiの価値がさらに数値として目に見える形で明らかにされるでしょう。

日々のライフスタイルにインパクトを与えるWi-Fi

私たちは日々家で、オフィスで、またしばしば気付かないうちに、Wi-Fiを利用しています。Amazon社やNetflix社、Facebook社、また大手航空会社をはじめとする企業のすべてが、同日出荷やストリーミング メディア サービス、ソーシャル メディアへのモバイルアクセス、また航空機の定刻通りの出発といったことさえも含め、日常業務の遂行をWi-Fiに依存しています。2018年、Wi-Fi業界はWi-Fi’が社会で果たしている縁の下の力持ちとしての確固とした役割を祝すと共に、一丸となってWi-Fiがもたらす大きなインパクトを評価するでしょう。またユーザーは、世界中でWi-Fi が果たしている重要な役割を実感するようになるでしょう。

小売環境におけるエクスペリエンスの向上

消費者のデジタル ライフスタイルにおいて、スマートフォンはハブとしての役割を果たすようになっています。Data & Marketing Associationによれば、小売店で商品を購入する際に携帯電話を利用すると回答したミレニアル世代(米国で1980年代~2000年代初頭までに生まれた世代)は80%に上ります。また先頃App Annie社が行った調査データでは、ユーザーがAndroid 携帯で小売アプリを利用している時間の合計がこの12か月間で40%近く増加していることが明らかになっています。通信事業者各社がモバイル データ トラフィックの60%以上をWi-Fiにオフロードし、またWi-Fiを利用できる大手小売店が増えている中、既存のWi-Fiプログラムのアップデートによって、新たなショッピング エクスペリエンスの基盤になるテクノロジーが、さらに強化されるでしょう。ホーム パーソナル アシスタントを通じた音声コマンドによる購買や位置基準のショッピング エクスペリエンスなどの消費者トレンドによって、強力なWi-Fiに対するニーズも高まります。オーバーレイ機能によってユーザー エクスペリエンスを高めている拡張現実(AR)テクノロジーでは、ユーザーは仮想環境で服を試着することや、新しい家具がフィットするかどうかのチェック、また壁のペイントのカラーを試すことさえできます。Wi-Fi CERTIFIED™ acはARの様々な機能を実現するハイパフォーマンス性を提供し、さらにWi-Fi CERTIFIED Location™は小売店と消費者の両方に位置基準の情報を提供することでショッピング エクスペリエンスをさらに最適化します。またWi-Fi Aware™は、アプリケーションへこれまで以上に多くのメリットをもたらし、よりパーソナライズしたショッピング エクスペリエンスを実現するでしょう。

Wi-Fiテクノロジーが数々の新機能を提供

2018年、Wi-Fiテクノロジーを強化する新機能およびWi-Fi Alliance®の認定プログラムが登場するでしょう。2018年もWi-Fiセキュリティは絶え間なく進化し、1年を通じてWi-Fi Protected Access®の強化が進められます。ホーム ネットワークへのデバイスのオンボーディングを簡素化する新しいWi-Fiプロトコルも登場します。これらのプロトコルによって、スプリンクラーや電球、温水器など様々なWi-Fiデバイスを今まで以上に簡単に接続することが可能になります。Wi-Fi Aware は、ネットワーク インフラストラクチャがない環境でも情報交換を実現するピア・ツー・ピア(P2P)通信を強化する新機能を実装します。WiGig® はマルチギガビットの伝送速度をさらに高めると共に、拡張した容量をネットワーク インフラストラクチャにまで広げます。これによってサービス プロバイダはファイバーに替えてポイント間接続にミリ波を利用することが可能になります。省電力機能は、IoT(モノのインターネット)環境でWi-Fi の効率を高めます。また様々な新しい機能強化によって、Wi-Fiは新しい市場へ広がると共に、かつてないほど幅広いシナリオで使われるようになるでしょう。

次世代のコネクティビティ接続性が出現

ほぼあらゆるユーザーおよびますます増え続ける「モノ」がインターネットにつながっている時代の中、次世代のWi-Fiである802.11axが登場するでしょう。802.11axは、これまで以上の容量、また広帯域アプリケーションおよびサービスへのより多くのユーザー アクセスを提供するでしょう。既存のWi-Fiテクノロジーを基盤に構築されている802.11axは、密度が高いネットワーク環境へ非常に大きなメリットをもたらします。2018年、802.11axはWi-Fiチップセットに実装されるようになり、ネットワークに対して高まる需要をサポートするようになるでしょう。5Gネットワークの展開を含め、次世代コネクティビティの大きな波が出現する中、Wi-Fi Vantageは既存のセルラー ネットワークが提供する様々な機能をWi-Fi環境にもたらすでしょう。WiGigおよびWi-Fi CERTIFIED acを含む既存のテクノロジーは、すでにマルチギガビットの速度とハイパフォーマンスなコネクティビティを提供し、5Gの幅広いシナリオを実現することが可能です。

 

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Wi-Fi Alliance、「Wi-Fi CERTIFIED Agile Multiband™」を発表 - インテリジェントなWi-Fi®ネットワークを実現

Wi-Fi Agile Multiband™が、変化するWi-Fiネットワーク環境で一貫した接続性を実現

米国テキサス州オースチン発 20171212 - Wi-Fi Alliance® は、新しい認定プログラム「Wi-Fi CERTIFIED Agile Multiband™」を発表しました。このプログラムによって、デバイスによるWi-Fi® ネットワーク リソースの利用効率がこれまで以上に高まると共に、ネットワークは環境の変化に合わせて適応し、最適なロードバランスを取ることが可能になります。Wi-Fi Agile Multiband™デバイスはネットワーク環境に関する情報を動的に交換するので、一般住宅や大規模企業、マネージド ネットワーク環境のすべてにおいて、よりスマートに判断して迅速に接続することができます。Wi-Fi Agile Multibandは、HDムービーなどの静的なユースケースとWi-Fi コールのようなモバイル ユースケースの両方で質の高いエクスペリエンスを実現する新しい機能を提供します。

IEEE 802.11 k/v/u/rなどのグローバル スタンダードおよびWi-Fi Alliance®が規定するテクノロジーを基盤にする Wi-Fi Agile Multibandは、効率的なネットワーク リソース管理を実現する標準化したアプローチを提供し、異なるデバイス メーカー間の確実な相互接続を保証します。Wi-Fi Agile Multibandの主な特長は次の通りです。

  • 動的モニタリング(ネットワーク情報の交換): 無線環境に関するネットワーク情報をコンスタントに並行して交換することで、クライアント デバイスは最適なアクセス ポイント(AP)、帯域、チャネル接続を選択できるようになり、デバイスが特定のAPに無駄に長時間接続し続けるといった問題がなくなります。
  • インテリジェントなガイド機能情報に基づくネットワークロードを実現): APは、ネットワーク トラフィックのバランスを調整すると共に他の管理ニーズへ応えるために、クライアントを混雑度が低いAPや提案されたAP、周波数帯、チャネルへインテリジェントにガイドすることができます。
  • スピーディなネットワーク移行迅速な認証): ネットワーク間の安全で高速なローミングによってモバイル性が高まり、Voice-over Wi-Fiやモバイルでの動画ストリーミングといったレイテンシの影響を受けやすいアプリケーションに、質の高いエクスペリエンスを提供します。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。
「今日、Wi-Fiは異なる様々な環境で、多くのデバイスがサービスやコンテンツを利用するためのコネクティビティ(接続性)を提供しています。 Wi-Fi Agile Multibandは、ネットワークとデバイスのパフォーマンスを高め、最終的にこれまで以上に質の高いWi-Fiユーザー エクスペリエンスを実現する様々な新しい機能を提供します」

相互接続性認定のテストベッドを構成する最初のWi-Fi CERTIFIED Agile Multiband製品は次のとおりです。

  • Broadcom BCM4361 11ac STA リファレンス デザイン
  • Intel® Home Wi-Fi チップセットベース802.11ac 4ストリーム コンカレント デュアルバンド ルーター 
  • Intel® Dual Band Wireless-AC 8265
  • Marvell 802.11ac Wave2 Wi-Fi テストベッド評価キット
  • MediaTek MT7621A+MT7615 802.11abgn/ac Ref. AP
  • Ruckus R710 アクセス ポイント
  • Ruckus ZoneDirector™ 1200 コントローラ
  • Qualcomm® モバイルWi-Fi AC2 チップセット

技術面の概要およびハイライトを含め、その他の詳細はhttps://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-agile-multibandをご覧ください。

 

Wi-Fi Allianceについて
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance®(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は35,000を超えています。 Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。 今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。 これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

Media contacts:
Stephanie Burke
Highwire PR for Wi-Fi Alliance
wi-fi@highwirepr.com
+1-646-838-1190 ext. 48

Wi-Fi Agile Multiband, Wi-Fi Optimized Connectivity, Wi-Fi Vantage

Wi-Fi Alliance®、Wi-Fi®の省電力機能を発表

Wi-Fi 環境の電力効率向上により、様々なIoTシナリオのパワーアップを実現

米国テキサス州オースチン発 20171129 - Wi-Fi Alliance® は、デバイスのバッテリー寿命を延ばす一連の新しい機能を発表しました。これらの機能によって、バッテリー使用アプリケーションにおけるWi-Fi の利便性がさらに高まります。Wi-Fi CERTIFIED™プログラムの新しい省電力機能によって、Wi-Fi デバイスはスリープ時間の増加によるメリットを活かし、ネットワークの効率が高まることでバッテリーの長寿命化が実現します。これらの省電力機能によって、スマートホームやスマートシティ、工業、医療など急成長している様々な環境において、Wi-Fi対応デバイスのバッテリー寿命が延びます。

Wi-Fi デバイスの省電力効率の向上は、スリープ時間の増加とクライアント/ネットワーク間の通信頻度の減少によって実現しています。具体的に、下記の4機能を提供します。

  • 基本サービスセット最大アイドル期間Basic Service Set Max Idle Period: 例えばセンサーのように小型のバッテリーを搭載しているデバイスの場合、最高18時間までアクセス ポイント(AP)と直接通信する必要なしにつながった状態を維持できるため、長時間スリープ状態を維持でき、結果としてバッテリー消費を節約できます。
  • 指定マルチキャスト サービスDirected Multicast Service: DMS): マルチキャストおよびブロードキャスト フレームをクライアント デバイスへ直接送信するようにクライアント デバイスがAPへリクエストすることを可能にし、これによってネットワークの効率が高まります。DMSのデータレートは通常のマルチキャストよりも1秒あたり数百メガビット高速になり、非DMSインフラストラクチャとの比較で50%の省電力が可能になります。このような高速データレートでは使用する帯域が少なく通信時間も短くなるので、他のトラフィックで利用できる通信時間が増加します。
  • プロキシ アドレス解決プロトコルProxy Address Resolution Protocol: ARP): プロキシARPによって、APは接続デバイスのプロキシとして機能することができます。この機能をサポートしているAPはクライアント デバイスの代わりに応答できるので、ブロードキャストのトラフィックが軽減し、スリープ モードの時間も増えます。
  • プロキシ近隣探索Proxy Neighbor Discovery): 近隣探索プロトコルは、接続クライアントに代わって指定のメッセージに応答することで、プロキシARPと同様のメリットをもたらします。

Wi-Fi Allianceのマーケティング担当バイス プレジデント、ケヴィン・ロビンソン(Kevin Robinson)は次のように述べています。
「Wi-Fi Allianceは、ユーザーにとっての煩雑さをなくしながら、実装が簡単でWi-Fi ネットワークの電力効率を高める機能を提供しています。今回の一連の新機能は電力消費を削減することで様々なコネクテッド環境をサポートし、幅広いIoTシナリオに、これまで以上に高いWi-Fi の価値をもたらします」

すでにWi-Fiは多様なコネクティビティ(接続性)の要件を満たしていますが、今回省電力機能が強化されたことで、IoTに最適なテクノロジーとしてのWi-Fiの位置付けはさらに確固なものになるでしょう。新しい省電力機能はAPに具体的なメリットをもたらすと共に、ドアロックやドアベル、監視カメラ、他のIoTセンサー デバイスを含め、長いバッテリー寿命が必要なデバイスに多くの強化機能を提供します。

Wi-Fiの省電力機能に関するその他の詳細は、こちらをご覧ください

Wi-Fi Allianceについて
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Wi-Fi Alliance®(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は35,000を超えています。 Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。 これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

Media contacts: 
Stephanie Burke
Highwire PR for Wi-Fi Alliance
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