Wi-Fi Alliance® 、「2015年のWi-Fi - 15の予測」を発表

Wi-Fi®による音声通話、モノのインターネット(IoT)、これまでと変わらぬモバイル分野の革新

201517 2014年は、Wi-Fiの登場から15周年となる記念すべき年でした ―― Wi-Fiは世界のモバイル データ トラフィックの42%以上、タブレット トラフィックの90%をサポートし、全世界で4,700万を超えるパブリック ホットスポットでユーザーのオンライン接続を実現しました。Wi-Fiは、事実上あらゆる場所でのシームレスなWi-Fi接続を実現する道を進みながら、従来のワイヤレス テクノロジの境界を押し広げています。

から寄せられた様々な情報に基づき、Wi-Fi Alliance®はWi-Fiが単にインターネットへの接続手段の1つに止まることなく大きく進化してきた証として、2015年の予測15項目をまとめました。 

2015 年のWi-Fi 15の予測

これまで以上に高いパフォーマンスと能力を発揮するWi-Fiがメインストリームに

  1. パフォーマンスの継続的な向上 - Wi-Fi CERTIFIED™ acがメインストリームになると共に様々な高度な機能によって、2015年もWi-Fiのパフォーマンス向上は続きます。さらにその後には、これまで以上に高いスループット リンクでWi-Fiネットワークの優れた能力をこれまで以上に高め、屋内でケーブルに替わる接続を提供するWiGig®がリリースされます。
  2. デュアルバンドが本領を発揮し広く普及 - 2015年、デュアルバンドWi-Fiはユビキタス(あらゆる場所に偏在)になるでしょう。ABI Research社は、今年販売されるWi-Fiデバイスの72%が 2.4 GHzと5 GHzの両方をサポートすると予測しています。Ultra HDテレビや4Kテレビなどの高いネットワーク容量が必要なアプリケーションが普及すると共に、ホーム ネットワークで増加するデバイスをサポートするために、消費者は高容量環境を提供するデュアルバンド ネットワークを活用しはじめています。
  3. Wi-Fi Direct®の新しい開発者向けツールの幅広い導入 - アプリケーション開発者は、Wi-Fi業界がより高い利便性を追求し、不断の努力でコア テクノロジの向上を進めていることを実感するでしょう。その一例が、先頃リリースされた Wi-Fi Directの機能強化の幅広い導入です。これらの機能強化によって、異なるブランドやオペレーティング システム間で相互運用が可能なデバイス間サービスを簡単に開発することが可能になります。
  4. 近くのデバイスを自動的に発見 - 先日発表された、近くに存在する他のデバイスを自動的に認識して接続するWi-Fi Aware™によって、開発者は近接環境をベースにするサービスを活用する魅力的なアプリケーションの開発に集中することができます。

 

Wi-Fiモバイル テクノロジの絶え間ない進化。

  1. Passpoint がパスポートに - 2015年には、PasspointをベースにするローミングおよびWireless Broadband AllianceのNGH(次世代ホットスポット)イニシアチブが実行に移されます。これによって、各国内外を通じて多くの通信事業者および都市間でローミング関係が結ばれ、世界中のWi-Fiネットワークでのシームレスな接続が実現されます。
  2. ケーブル プロバイダ各社は引き続きWi-Fiに投資ケーブルWi-Fi の展開にとって2014年は大きな勢いのある年でしたが、2015年もこの勢いが鈍る気配はまったくありません。ケーブル プロバイダは引き続き一般住宅以外の分野への事業拡張を進め、この休暇シーズンには様々な多くのデバイスへとサービスの幅を広げることで、展開のスピードに劣るモバイル プロバイダの機先を制する動きに出るでしょう。
  3. モバイル プロバイダへのプレッシャー - 2014年にはケーブルWi-Fiが急速に普及しましたが、その勢いは2015年も変わらず、モバイル プロバイダは自社のWi-Fi展開環境の拡張に対するプレッシャーの高まりを感じるでしょう。各社とも、データのオフロード(負荷軽減)に対する差し迫ったニーズに応えると共にプロバイダ間ローミングの実現を目指してWi-Fiの展開を進めるでしょう。 
  4. 普及の転換点に達するWi-Fi通話 - 大手製品ベンダー、モバイル プロバイダ、スタートアップ ベンダー各社によるWi-Fi音声通信サービスの発表を背景に、2015年は携帯電話の通話においてWi-Fiが一般的な接続手段として利用され始める年になるでしょう。
  5. セキュアなWi-Fiに対する消費者ニーズの高まり - ほぼユビキタス(あらゆる場所に偏在)なWi-Fiモバイル環境を背景に、セキュリティとプライバシーに対する消費者の期待も高まっています。今日、消費者には複数の接続の選択肢があり、ホームWi-FiプロバイダとパブリックWi-Fiプロバイダの両方に対して、セキュリティの確保とプライバシー保護を期待しています。

 

Wi-Fiが新しいビジネス モデルを実現すると共にマーケティングの戦略目標達成を支援。

  1. Wi-Fi FirstまずWi-Fiありきのビジネス モデルによるプレッシャーの高まり - すでにWi-Fiはほとんどのユーザーにとってインターネットへのデフォルトの接続手段となっており、「Wi-Fi First」(まずWi-Fiありき)のビジネス モデルの勢いは今後も変わらず、Wi-Fiが主要な接続手段で、セルラーは必要な場合にのみこれを補足する手段として提供されるでしょう。これらの画期的なモデルは従来の環境を根本から変革し、新しいサブスクライバ(加入利用者)の獲得につながるでしょう。
  2. Wi-Fiが小売企業の収益基盤を強化 - 小売企業は、店舗における接続性を単に顧客に提供するアメニティ(快適な環境)以上の存在へと高めるために、引き続きWi-Fiへの投資をステップアップしていくでしょう。店舗内Wi-Fi接続は、オンライン ショップと実際の店舗を橋渡しする役割を果たし、顧客ロイヤルティとエンゲージメントを高め、顧客の利用時に販促およびコミュニケーションの基盤として機能します。これまで以上に多くの大手小売企業が、Wi-Fiへの投資を拡張するでしょう。
  3. Wi-Fiがスポーツ観戦をサポート - 2015年、全米すべてのMLB(大リーグ)スタジアムが開幕日までにWi-Fiを導入すると共に、多くのNFL(米ナショナル フットボール リーグ)、NBA(全米バスケットボール協会)、英国のスタジアムがリーバイス スタジアムフェデックスフィールドの例にならい、来場するファン向けに質の高いWi-Fiネットワークを提供する予定です。スタジアムをはじめ多くの人々が集まる会場は、表面上はアメニティの1つとしてWi-Fiを提供していますが、オンライン接続が可能でカメラを持ち、ソーシャル メディアにもプレゼンスを確立しているファンは、外部に向けた究極のマーケティング ツールであることを分かっています。

 

Internet of Everythingあらゆるモノのインターネットをサポート

  1. 非連携からコラボレーションへ - 様々なIoT(モノのインターネット)コンソーシアム間で競合する独自のソリューション、縄張り争い、技術面の差異といった問題は2015年も間違いなく存在しますが、IoTがもたらす機会から最大限の価値を引き出すためには、業界全体を通じたコラボレーションが鍵であるという認識が広がっていくでしょう。業界全体がIoTについて共通の言葉で意思の疎通を図ることができる方向に向かうだけでなく、ユビキタス性、ユーザーとの親和性、変わらぬ相互接続性といった特性から、Wi-FiはIoTに不可欠な存在となるでしょう。
  2. Wi-Fiがスマートホーム、産業IoT、コネクテッドカーをリード - Wi-Fiネットワークは住宅および企業ではすでにユビキタスな存在となっていますが、2015年にはこれまで以上に幅広い範囲のデバイスを接続し、ホーム ネットワークとエンタープライズ ネットワークの自動化、効率化、快適性がいっそう進むでしょう。ホーム ネットワークでは多くの設備機器、監視カメラ、電力・ガス関連デバイスがWi-Fiによって接続され、自動車はエンターテインメント、メンテナンス、安全性のため自宅と路上の両方でオンライン化されるでしょう。 一方商業分野では、企業による既存のWi-Fi基盤を活用した建物と工場の自動化が進められるでしょう。
  3. 絶え間なく進化・発展するWi-Fiのコア テクノロジ - これからもWi-Fiテクノロジの革新は続き、Wi-Fiの出力効率、範囲、パフォーマンスの境界が広げられていく一方で、今日のWi-Fiの成功基盤となった長期的な相互接続性と堅牢なセキュリティは、これまでと変わらず提供されるでしょう。

 

今日Wi-Fi Allianceが提供している様々なテクノロジと認定プログラム、また今後のロードマップ(行程表)の詳細は www.wi-fi.orgをご覧ください。

 

Wi-Fi Alliance®について
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成している幅広いエコシステムからの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぐというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、業界標準のセキュリティ保護、最先端のテクノロジを実装した製品の証として広く認められています。 Wi-Fi Allianceが認定した製品は23,000を超え、最高のユーザー エクスペリエンスを提供すると共に、すでに確立されている市場と新しい市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの一歩進んだ利用を促進しています。 今日、世界中で数十億のWi-Fi製品が、多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なデータ トラフィックをサポートしています。

 

 

Follow Wi-Fi Alliance:

wi-fi.org/beacon

facebook.com/wificertified

twitter.com/wifialliance

linkedin.com/company/wi-fi-alliance

Weibo: @wifialliance官方微博

 

 

Contact:

Elliott Suthers

Highwire PR for Wi-Fi Alliance

wi-fi@highwirepr.com

+1-415-963-4174 ext. 6

近接情報に基づくサービス発見機能をWI-FI CERTIFIED™デバイスに提供する「WI-FI AWARE™」 - 2015年中にリリース

接続確立前にデバイスが近接サービスを自動的に発見

米国ネバダ州ラスベガス発 201516 現在ソーシャル、ローカル、モバイルのコネクテッド アプリケーションが爆発的な勢いで増えてきていますが、ユーザーは間もなくリリースされるWi-Fi®の新しい機能によって、近くのデバイスやアプリケーション、情報を素早く簡単に見つけ、Wi-Fi接続を実行することが可能になります。この新機能「Wi-Fi Aware™」は、2015年中に製品でWi-Fi CERTIFIED™となる予定です。

Wi-Fi Awareの基盤になっている「近隣認識(neighbor awareness)」テクノロジはバックグラウンドで常時稼動し、非常に小さなメッセージを送信することで幅広いアプリケーションのサービスを発見します。Wi-Fi Aware認定デバイスは接続を確立する前に対象のデバイスを発見するので、たとえばゲームやピア・ツー・ピア メッセージング、メディア共有などのソーシャル アプリケーション、また近接評価や文脈依存型の通知、提案などの位置基準サービスにおけるWi-Fiの利便性がさらに高まります。後はユーザーがアプリケーションを起動すればWi-Fi Direct®や従来のWi-Fi を通じて接続が確立されるので、求めるサービスを利用できます。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。
「ソーシャル アプリケーションやローカル アプリケーションでWi-Fiを出来る限り最大限活用したいというユーザー ニーズに応える画期的な機能であるWi-Fi Awareによって、ユーザーは様々な場所で役立つサービスを簡単に発見し、接続することが可能になります。このようにしてWi-Fi Awareが近接環境のサービス利用環境を変革し、ピア・ツー・ピアの幅広いサービス エクスペリエンスをユーザーに提供できることを嬉しく思います。」

スマートフォンがフィーチャーフォンをしのぐ勢いで普及し、充実度を増している機能がモバイル アプリケーション市場の発展を後押ししている現在、Wi-Fi Aware認定のリリースは絶好のタイミングであると言えます。モバイル エコシステムの進化・発展と共にWi-Fiも進化・発展し、近接環境の情報をベースにした新しいタイプの革新的なアプリケーションをサポートします。これらのアプリケーションはモバイル デバイスへ大きな価値をもたらすと共に、ユーザーの好みに合わせてパーソナライズされた利用環境を提供します。 

Wi-Fi Aware の機能

Wi-Fi Awareは、混雑している環境や屋内でも最小限の電力消費で優れた機能を発揮できるようにデザインされています。 モバイル デバイスのアプリケーションは、Wi-Fi Awareによって周囲のデバイスのサービスを発見できると共に、こちらの存在を周囲のデバイスへ通知することができます。ユーザーはWi-Fi Awareが見つけた他のデバイスをオプトイン(選択)することで、インターネット接続の必要なしに、デバイスとの接続を開始できます。

Wi-Fi Awareはソーシャル、ローカル、モバイル アプリケーションで高い価値を発揮します ―― Wi-Fi Aware認定デバイスでは、アプリケーション自体がデバイスのテクノロジを利用し、近接するデバイスが提供できる役立つサービスを自動的に発見します。たとえばユーザーはショッピング アプリケーションをダウンロードし、Wi-Fi Awareによって近くにある自分が好きなブランドの商品を見つけることができます。またジュークボックス アプリケーションを使用しているデバイスであれば、コンサート会場やパーティ会場などで近接する他のデバイスを見つけ、ユーザーの好みに合わせてプレイリストをカスタマイズすることができます。 

エドガー・フィゲロアは次のように述べています。
「私たちは、非常に大きな可能性を秘めているWi-Fi Awareの活用方法をまだ考え始めたばかりのところです。もちろん、どのユーザーもこのテクノロジによってオンライン ゲームの対戦相手を見つけたり、写真を共有したり、自分が現在いる場所を基準にした役立つ情報源を見つけたりすることができますが、私たちは今後登場する様々なサービスをサポートするWi-Fi Awareの高い潜在性にも大きな期待を寄せています。」

Wi-Fi Awareの活用例を示すアニメーションを含め、その他の詳細はwww.wi-fi.org/wi-fi-aware をご覧ください。同サイトでは、Wi-Fi Aware認定プログラムの基盤となるWi-Fi Alliance Neighbor Awareness Networking (NAN) Specification(近接認識ネットワーク仕様)のドラフト版も購入できます。

 

Wi-Fi Alliance®について
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成している幅広いエコシステムからの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぐというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、業界標準のセキュリティ保護、最先端のテクノロジを実装した製品の証として広く認められています。 Wi-Fi Allianceが認定した製品は23,000を超え、最高のユーザー エクスペリエンスを提供すると共に、すでに確立されている市場と新しい市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの一歩進んだ利用を促進しています。 今日、世界中で数十億のWi-Fi製品が、多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なデータ トラフィックをサポートしています。

 

Follow Wi-Fi Alliance:

wi-fi.org/beacon

facebook.com/wificertified

twitter.com/wifialliance

linkedin.com/company/wi-fi-alliance

Weibo: @wifialliance官方微博

Contact:

Elliott Suthers

Highwire PR for Wi-Fi Alliance

wi-fi@highwirepr.com

+1-415-963-4174 ext. 6

 

Wi-Fi Aware

WI-FI®デバイスの出荷総数が今月100億を突破

家で、オフィスで、モバイル環境で  ーー 消費者が最適なWi-Fi CERTIFIED™製品を見つけるための新しいオンライン ツール

米国ネバダ州ラスベガス発 201515 Wi-Fi®の販売実績が2015年1月には100億ユニットを突破する中、Wi-Fi Alliance®はWi-Fiと同じ卓越した利用環境を提供する他の製品をユーザーが簡単に発見することを可能にする新しいツールを発表しました。この新しいツール「Wi-Fi CERTIFIED™ Product Finder (プロダクト ファインダー)」によって、ユーザーは相互接続性、セキュリティ、テクノロジのベンチマークを満たし、厳格な試験に合格したことを表す「Wi-Fi CERTIFIED」ロゴの利用を認められた製品を簡単に見つけることができます。検索は、デバイスのタイプおよびPasspoint™やMiracast®、Wi-Fi Direct®などの高度なWi-Fi機能を基準に実行できます。

今後5年間に10%の年間成長率が見込まれているWi-Fi業界にとって、Wi-Fi CERTIFIEDプロダクト ファインダーのリリースは大きなマイルストーンとなる出来事です。Wi-Fi業界の創成期から業界の出荷実績を調査しているABI Research社によれば、2014年末におけるWi-Fiデバイスの世界販売実績は99億8,000万に上り、今日世界中で使われているWi-Fiデバイスは45億を数えます。

ABI Research社のリサーチ ディレクタ、フィル・ソリス(Phil Solis)氏は次のように述べています。
「当社はWi-Fi業界が創成期より一貫して目覚しいペースで成長してきているのを見ていますが、そのペースが鈍る兆しはまったくありません。これから登場する多くの高度なWi-Fi機能、また自動車やスマートホーム、産業IoT(モノのインターネット)などWi-Fiが大きな役割を担う新たな分野が登場する中で、Wi-Fiの堅調な成長はこれからも続くと考えています。」

ABI Research社によれば2014年に販売されたWi-Fiデバイスは230億を超え、うち携帯電話、タブレット、電子書籍リーダーが全出荷実績の64%を占めています。2014年に出荷されたWi-Fiデバイスの46%がデバイス間接続をサポートするWi-Fi Directを実装しています。

Wi-Fi Allianceのマーケティング担当バイス プレジデント、ケリー・デイヴィス・フェルナー(Kelly Davis-Felner)は次のように述べています。
「現在Wi-Fiデバイスの出荷数は1日あたり650万を数えますが、プロダクト ファインダーによってビジネス ユーザーも一般消費者も、求める製品を簡単、迅速に見つけることが可能になります。Wi-Fi CERTIFIEDのロゴとこのロゴが表す優れたユーザー エクスペリエンスは、市場におけるWi-Fiテクノロジの成功に不可欠な基盤です。(プロダクト ファインダーによって)消費者の皆様がすばらしいWi-Fi CERTIFIED製品を簡単に見つけられる環境を提供できることを嬉しく思います。」

Wi-Fi Allianceの認定プログラムは、Wi-Fi業界の成長と密接に重なる形で発展してきています。2000年3月以来、Wi-Fi認定を受けた製品はこれまでに23,000を超えていますが、これからも自動車、スマート ホーム、ウェアラブルなどの新しい分野で製品認定が予定されています。消費者がWi-Fi製品を購入する際に幅広いブランドから製品を選びだすことができる現在、新しいプロダクト ファインダーはショッピングにおいて欠かせないツールになるでしょう。プロダクト ファインダーはwww.wi-fi.org/product-finderで利用できます。

 

Wi-Fi Alliance®について
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成している幅広いエコシステムからの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぐというビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、業界標準のセキュリティ保護、最先端のテクノロジを実装した製品の証として広く認められています。 Wi-Fi Allianceが認定した製品は23,000を超え、最高のユーザー エクスペリエンスを提供すると共に、すでに確立されている市場と新しい市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの一歩進んだ利用を促進しています。 今日、世界中で数十億のWi-Fi製品が、多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なデータ トラフィックをサポートしています。

 

Follow Wi-Fi Alliance:

wi-fi.org/beacon

facebook.com/wificertified

twitter.com/wifialliance

linkedin.com/company/wi-fi-alliance

Weibo: @wifialliance官方微博

Contact:

Elliott Suthers

Highwire PR for Wi-Fi Alliance

wi-fi@highwirepr.com

+1-415-963-4174 ext. 6

Wi-Fi Alliance®、「Wi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Direct®」の機能を拡張

新機能と相互運用可能なサービスによって、ユーザー体験を簡素化し、 開発者のイノベーションを促進するプラットフォームを提供

Wi-Fi Alliance® は本日、幅広く導入されている Wi-Fi Direct®認定プログラムに、新たなユーザビリティメカニズ ムを持つプラットフォームで構築したサービス機能を追加したことを発表しました。今回認定プログラムに追加さ れた機能によって、ベンダーと開発者向けのピアツーピア(P2P)技術の利便性が高まります。これらの新サービ スをサポートする認定デバイスは、シングルステップでデバイスを「発見、接続、実行」することができ、さまざまな 共通タスク向けに相互運用可能なサービスを迅速に実行することができます。

この機能拡張は、Wi-Fi Direct 接続で運用する新しいアプリケーションを開発しやすくするために設計された新た なアプリケーションサービスプラットフォームが基盤となっています。これによって、デバイス間におけるサービス の発見と設定において共通のアプローチを提供します。Wi-Fi Direct Toolkit に対応している製品は、Wi-Fi Direct 接続で動作するアプリケーションを構築する際に使うプラットフォームに開発者インターフェースを提供しま す。アプリケーションを使用する前の接続設定をユーザーまかせにするのではなく、アプリケーション自体がさま ざまなブランドのデバイス間で Wi-Fi Direct 接続を開始することができます。 現在、本プログラムでは以下の 4 つのサービスを認定しています。

  • Wi-Fi Direct Send -1 台もしくはそれ以上のデバイスが、最低限のユーザー介入でコンテンツを迅速かつ簡単に送受信できます。 
  • Wi-Fi Direct Print - 1 つのコマンドで、スマートフォン、タブレット、PC から直接文書を印刷できます。
  • Wi-Fi Direct for DLNA® - DLNA 相互運用性ガイドライン準拠のデバイス同士がストリームコンテンツ接続前にお互いを発見します。
  • Miracast® - デバイスは、Wi-Fi Direct の最新デバイス・サービス発見メカニズムを実装し、スクリーン ミラーリングと表示がワンステップで可能になります。

ABI Research 社のリサーチ ディレクター、フィリップ・ソリス(Philip Solis)氏は次のように述べています。「使い やすい P2P 接続と、開発者向けの共通アプローチは、モバイル、スマートホーム、家電の領域における Wi-Fi®
を活用したイノベーションをさらに促進していく上で重要な機能です。今回の機能拡張によって、製品ベンダー向 けの有用なソリューションや、開発者のイノベーションを促進する新たなプラットフォームが提供され、業界とエン ドユーザー双方にとって Wi-Fi Direct がより価値のあるものになります。」

ABI Research 社は、これまでに 20 億台の Wi-Fi Direct デバイスが出荷され、2018 年までに Wi-Fi デバイス全
体の 81%が Wi-Fi Direct に対応すると推測しています。Wi-Fi Direct は、2010 年 10 月に最初のプログラムが リリースされて以来、6,000 件を超える認定が付与されており、幅広く導入されています。Wi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Direct の製品一覧には、テレビ、携帯電話、プリンター、PC、タブレットのほか、すべての大手 Wi-Fi チップセ ットベンダー製のシリコンが含まれています。

Wi-Fi Alliance のプレジデント兼 CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。「Wi-Fi Direct は、すでに非常に多くのデバイスに対してデバイス間におけるコネクティビティ(接続性)を提供していま すが、当社の認定プログラムにこうした重要なサービスを追加することで、Wi-Fi Direct が不可欠なものになるこ とを期待しています。こうしたサービスをベンダーにお届けし、新しいツールキットによって開発者のイノベーションを推進できることを大変うれしく思います。」

今回、新サービスの拡張機能をサポートし、相互運用性の認定用テストスイートを構成する製品は、以下のとお
りです。
  • Google Nexus 10
  • Marvell Avastar 88W8797 802.11 a/b/g/n リファレンスデザイン
  • Mediatek MT6592+6625 Phone
  • Qualcomm Snapdragon™ 800 ベースで XSPAN™ 802.11n の接続性を備えた Linux Android System
  • Realtek 2x2 11a/b/g/n/ac MiniCard
  • Seiko Epson 100-120v、100w、WFDS PWG Raster Print Service リファレンスデザイン
最新の Wi-Fi Direct プログラムに対する業界の反応
DLNA のプレジデント兼取締役会会長、スコット・ロフグレン(Scott Lofgren)氏は次のように述べています。 「2011 年以来、DLNA の相互運用性ガイドラインに Wi-Fi Direct を導入しています。Wi-Fi Alliance と協力し、 Wi-Fi Direct に新しく追加されたサービスをサポートできることをうれしく思います。DLNA アプリケーション用の Wi-Fi Direct によって、消費者は DLNA を使用して複数のスクリーンでコンテンツの送信、受信、表示をより簡単 に行えるようになります。」
 
LG エレクトロニクスのモバイルコミュニケーションズ R&D センター担当シニア バイスプレジデント、ヒョンフン・オ
ー(Hyunghoon Oh)氏は次のように述べています。「モノのインターネット(IoT)時代の到来に伴い、デバイス間 の接続性だけでなく、インタラクティブ性がより重要であると当社は認識しています。Wi-Fi Direct サービスの機能 拡張を通じて、デバイスの種類やブランドにかかわらず、誰もが同様の接続性とインタラクティブな体験をできると 考えています。当社のお客様に楽しんでいただけるよう、そのような有意義な技術を LG G3 に導入できたことを大変うれしく思います。」
 
セイコーエプソン株式会社のプリンター事業部プリンター企画設計部、部長、折井康哲氏は次のように述べてい ます。「弊社は Wi-Fi Direct Print サービスの提供を通じて、ユーザーがモバイルデバイスからダイレクトに接続 して印刷することを可能にしました。Wi-Fi Alliance にテストベッドデバイスを提供することで相互運用性を高める ことに貢献し、ダイレクト印刷アプリケーションにおけるユーザー体験を向上させていきます。」

Wi-Fi Direct に関する詳細および認定製品の一覧は、http://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-direct をご覧くだ さい

Wi-Fi Alliance®について 
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance はグローバルな非営利業界団体で、参加組織は Wi-Fi®を提供する世界的な企業ネットワークです。コラボレーションフォーラ
ムの組織は、Wi-Fi のエコシステムを通じてつながっており、シームレスな接続性というビジョンを共有しています。2000 年より初めて導入さ れた Wi-Fi Alliance 認定マークは、製品の相互運用性、業界標準に基づいたセキュリティ保護レベルと最新の技術を備えていることを明示し ています。すでに 20,000 種類以上の製品が Wi-Fi CERTIFIED™の認定を受け、最高のユーザー体験を提供するとともに新規市場、既存市 場の両方において、Wi-Fi 製品とサービスの普及と拡大に大きく貢献しています。現在何十億もの Wi-Fi 製品が世界のデータトラフィックを 支えることに大きく貢献しており、多種多様なアプリケーションの活用に寄与しています。

Twitter: @wifialliance
Wi-Fi Alliance YouTube Channel: www.youtube.com/wifialliance

<本件に関するお問い合わせ先>
Wi-Fi Alliance 広報代理 
エデルマン・ジャパン株式会社 担当:浅見 晃子/中田 清光
TEL: 03-6858-7711 FAX: 03-6858-7712
E-mail: akiko.asami@edelman.com

Wi-Fi Alliance®、Wi-Fi®登場から15周年を祝福

テクノロジにおける最大のサクセスストーリーの1つ、Wi-Fi ―― 最高のユーザー エクスペリエンスに対する確固とした業界の取り組みがその中核に

米国テキサス州オースチン発 201498 Wi-Fi Alliance®は、人と人をつなぎ毎日のライフスタイルの向上をサポートしてきたWi-Fi®が、今年で15周年を迎えることを発表しました。相互接続性、使いやすい環境、革新的な技術。これらのすべてによってWi-Fiは20世紀最大の成功を収めた技術の1つですが、Wi-Fi Allianceはこの技術をさらに未来へと進めていく拡張的なロードマップを用意しています。1999年の創立以来、Wi-Fi業界団体としてWi-Fi Allianceはシームレスなコネクティビティというビジョンを推進し、今日のコネクテッド ワールドのニーズに歩調を合わせながら、幅広いテクノロジと認定プログラムを進化発展させてきています。

コラボレーション (協業) の文化

複数ベンダー間における相互接続環境の開発と検証をねらいに6社の企業で創立されたWi-Fi Allianceは、現在世界中の650社近くの企業が参加し、世界で最も好まれ、幅広く使われるテクノロジの1つとしてWi-Fiの位置付けを確立する推進力となっています。今日世界中で数十億のデバイスが広く使われているWi-Fiは、テクノロジの普及を支援する上で、業界全体を網羅した標準とマルチベンダー コラボレーションの価値が果たす役割を示す好例と言えるでしょう。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア (Edgar Figueroa) は次のように述べています。
「Wi-Fi Allianceは、相互接続のための業界全体を通じたコラボレーションを実現すると共に、Wi-Fiを新しい市場セグメントとアプリケーションへと広げていくことを可能にする、他にはないユニークな環境をサポートしています。Wi-Fi Allianceの大きな特徴である健全な議論と効果的なコラボレーションは、最終的に経済、事業戦略、私たちのQOL (生活の質) 向上にプラスのインパクトをもたらすソリューションにつながっています。」

Farpoint Groupのプリンシパル、クレイグ・マチアス (Craig Mathias) 氏は次のように述べています。
「ユーザーにメリットをもたらす業界全体のコラボレーションを推進するという点において、Wi-Fi Allianceほど大きな成功を収めた業界団体は他にありません。現在のWi-Fiのユビキタスな広がりは、まさにWi-Fi Allianceとそのメンバーの活動の賜物です。」

優れたテクノロジに対する情熱

1999年以降のWi-Fiの進化は、絶え間ない進歩とレガシー環境との相互接続性に対する確固とした取り組みに裏打ちされています。最初のWi-Fi CERTIFIED™製品がサポートしていたデータ伝送速度は11 Mbpsでしたが、今日最先端のWi-Fiデバイスは他の最新世代デバイスとの間の通信で1 Gbpsを実現するだけでなく、レガシー デバイスとも相互接続が可能なので、長期にわたりユーザーに高い価値を提供し続けます。ラップトップとアクセス ポイントへの幅広い普及からわずか1、2年で、使いやすさとQoS (サービス品質) を高めるWi-Fi Allianceテクノロジに後押しされ、Wi-Fiはスマートフォンと家電にまで幅広く普及しています。デバイス間のコネクティビティはWi-Fi Direct®が、使いやすいディスプレイはMiracast®が、ホットスポットへのシームレスなアクセスはPasspoint™が実現しています。

市場の成長の中心

今日Wi-Fiは、一般住宅、企業、公共スペース、ホットスポットで幅広く利用されています。登場から15年、様々な数字がこのテクノロジの価値を物語っています。

  • 4,000以上の携帯電話とタブレット、6,000のアクセス ポイント、1,100のプリンタ、3,500のテレビなど、これまでにWi-Fi CERTIFIEDに認定された製品は22,000以上i
  • Wi-Fiに対する消費者ニーズは右肩上がりで推移 - 2013年だけでもデバイスの販売実績は20億に上り、2020年には40億を超える予測ii
  • 全世界の一般住宅におけるWi-Fi普及率は25%iii。

Gigaomのシニアライター、ケヴィン・フィッチャード (Kevin Fitchard) 氏は次のように述べています。
「この15年間で最も人気のある文化のトレンドとテクノロジの数多くが、Wi-Fiのお陰で実現し、広く普及することが可能になりました。Wi-Fiは途方もない力の源泉であるだけでなく、イノベーション (革新技術) の素晴らしい促進力となっています。」

先頃実施された学術的調査では、Wi-FiによるデータのオフロードとWi-Fi対応住宅のメリットが合わさることで、米国だけでも480億米ドル以上の経済的余剰効果があるとされていますiv。

エキサイティングな未来

Wi-Fi Allianceのテクノロジ担当バイスプレジデント、グレッグ・エニス (Greg Ennis) は次のように述べています。
「この15年間、Wi-Fiは私たちの生活と社会全般の質を非常に大きく高めてきましたが、これらはまだほんのスタートに過ぎません。Wi-Fi、またWi-Fi Allianceが提供する様々なテクノロジは、これからも長い間にわたり最前線で革新の中核としての役割を果たし、今は想像しかできないような形で人とモノをつなぐことを可能にするでしょう。」

Wi-Fi Allianceのロードマップには、Wi-Fi Allianceの認定テクノロジを様々な新しいセグメントとアプリケーションへ普及させるための、多くの重要な要素が組み込まれています。

  • 最適な接続のみを提供する新しい周波数帯。WiGig CERTIFIED™ - 2016年に、60 GHzでマルチ ギガビットの屋内接続のデータ伝送を実現する製品を提供します。またWi-Fi Allianceは、1 GHz以下で稼動し、より長距離の超低パワー接続をサポートする、802.11ahおよび802.11afをベースにした認定プログラムの規定に向けた活動を開始しています。
  • Wi-Fiは新しいタイプのデバイスについて、相互間の接続とインターネット接続を実現します。コネクテッド ワールドにおける次の大きな革新の波であるモノのインターネット (IoE: Internet of Everything) を背景に、Wi-Fiはスマートホーム、コネクテッドカー、センサー/コントロール ネットワークをはじめとする幅広い対象へと広く拡張していきます。長期にわたる相互接続性と堅牢なセキュリティからWi-Fiは最高レベルのテクノロジとして認識されていますが、さらに電力管理や使いやすさの向上、またサービスの検出とサポートのための共通基盤などによって、「Wi-Fi Internet of Everything」が大きく成長する舞台が整いつつあります。
  • Wi-Fiのコア テクノロジはこれからも進化していきます。毎日の生活の中で消費者と企業が依存しているWi-Fiは、今後もさらに質が高められていきます。Wi-Fi Allianceのメンバー企業がWi-Fi CERTIFIED製品に実装している新しい省電力のメカニズムによって、モバイル エクスペリエンスをはじめとする利用環境がこれまで以上に向上します。2015年後半に予定されているWi-Fi最新テクノロジのWi-Fi CERTIFIED acのアップデートでは、パフォーマンス強化機能の相互接続性の検証が行われます。

その他の情報はWebサイトwww.15yearsofwi-fi.comをご覧ください。

Wi-Fi AllianceとWi-Fi テクノロジがこれまで世界にどのような影響を与えてきたのか、ぜひこちらの動画をご覧ください。

 

Wi-Fi Allianceについて
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 様々な技術開発、市場構築および規制プログラムを通じ、これまでにWi-Fi Allianceは全世界を通じたWi-Fi® テクノロジの普及を実現してきました。2000年から施行されているWi-Fi CERTIFIED™プログラムは、幅広く認められている相互接続性と品質の印として、Wi-Fi対応製品がユーザーへ最高の環境を確実に提供するための支援を提供します。 Wi-Fi Allianceが認定した製品は20,000を超え、すでに確立されている市場と新しい市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの一歩進んだ利用を促進しています。 今日、広がり続けるアプリケーション間における世界のデータ トラフィックの大きな部分を数十億のWi-Fi製品がサポートしています。

Follow Wi-Fi Alliance:

wi-fi.org/beacon
facebook.com/wificertified

twitter.com/wifialliance
linkedin.com/company/wi-fi-alliance
Weibo: @wifialliance官方微博

Contact:

Vera Wang
Highwire PR for Wi-Fi Alliance
wi-fi@highwirepr.com
+1-415-963-4174

 

i Wi-Fi Alliance, 2014
ii ABI Research, 2014
iii Strategy Analytics, 2012
iv WiFiForward 2014
 

Wi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Protected Setup™でNFCによるtap-to-connect (タップで接続) を開始 - Wi-Fi® デバイスとネットワークの簡単・手軽なセキュリティ保護を実現

NFCにより、セキュリティ保護されたWi-Fi を新たな製品と利用環境へ拡張

米国テキサス州オースチン発 201449 スマートホームやInternet of Everything (あらゆるモノのインターネット) などを背景に幅広く増加しているデバイスの接続ニーズに応え、Wi-Fi Alliance® は、最も広く支持されている製品認定プログラムの1つを拡張し、NFC(近距離無線通信)のサポートを開始したことを発表しました。このWi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Protected Setup™ によって、ユーザーはたとえユーザー インターフェイスがないデバイスであっても、Wi-Fi接続の設定を簡単に実行することが可能になります。ユーザーは接続する認定デバイスをそれぞれタップするだけで、セキュリティ保護されたWi-Fi接続を有効化できます。

2007年以来、Wi-Fi Protected Setup はデバイスの接続と保護を簡単に実行できる業界標準ソリューションとして広く利用されていますが、今回NFCによって実現した新しい「tap-to-connect」 (タップで接続) 機能によって、PCなどのように使いやすいユーザー インターフェイスがないデバイスであっても、Wi-Fi Protected Setup を活用することが可能になりました。ユーザーはデジカメからゲーム機、また冷蔵庫やサーモスタット、ホームセキュリティ システムをはじめとするスマートホーム デバイスまで、非常に幅広い範囲のデバイスを、NFCを通じた簡単なタッピングだけで接続できます。ガートナー社は、市場に出回るInternet of Everything 対応デバイスの数は2020年までに260億に上ると予測しており(その多くがWi-Fi 対応)、このことからもセキュリティが保護されたシンプルな接続ツールの重要性は非常に高いと言えます。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア (Edgar Figueroa) は次のように述べています。
「Wi-Fi Protected Setup によって、消費者の皆様は簡単に接続し、セキュリティ保護による安心感を得られます。Wi-Fi Allianceは、Wi-Fi CERTIFIED プログラムを常に進化させ続けることで今日、また将来にわたって市場ニーズに応えながら、セキュリティが確保されたWi-Fi 環境の幅広い分野への普及を促進しています。」

Wi-Fi Protected Setup では、ユーザーはPIN (個人暗証番号)、PBC (プッシュボタン式)、NFCの3つの簡単な方法でWi-Fi接続を実行できます。NFCによる方法では、2台 (またはそれ以上) のNFC対応デバイスをお互いにタップすることで簡単に接続できます。ネットワーク名はWi-Fi Protected Setupによって自動的に設定され、WPA2™セキュリティが有効化されます。 NFCによる接続法は、従来のAP (アクセスポイント) を使用したネットワークとWi-Fi Direct® グループのどちらでも利用できます。

NFCフォーラムのチェアマン、田川晃一氏は次のように述べています。
「ユーザーの皆様へより手軽で簡単な接続環境を提供するために協業している中、今回Wi-Fi Protected Setup認定プログラムでNFCテクノロジのサポートが実現したことを、非常に嬉しく思います。NFCの簡単で直観的なインターフェイスは、これまで以上に使いやすく便利な利用環境をユーザーの皆様に提供します。」

2007年以降、Wi-Fi Protected Setup に認定されたデバイスは10,000を超えています。 新しいNFCオプションをサポートし、認定プログラムの試験デバイスとしての役割も果たす最初の認定デバイスは次の通りです。

  • Broadcom: デュアルバンド802.11ac アクセスポイント
  • Broadcom: Google Nexus-10
  • Marvell: Marvell Avastar 88W8787
  • Mediatek: Mediatek NFConnected AP
  • Mediatek: Mediatek NFConnected STA
  • Qualcomm: デュアルバンドXSPAN 2ストリーム802.11n WLAN アダプタ

Wi-Fi Protected Setup の詳細は、http://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-protected-setupをご覧ください。

 

Wi-Fi Alliance®について
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。このコラボレーション フォーラムを構成している幅広いエコシステムからの企業は、すべてがシームレスなコネクティビティ (接続性) というビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、業界標準のセキュリティ保護、最先端のテクノロジを実装した製品の証として広く認められています。Wi-Fi Allianceが認定した製品は18,000を超え、最高のユーザー エクスペリエンスを提供すると共に、すでに確立されている市場と新しい市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの一歩進んだ利用を促進しています。今日、世界中で数十億のWi-Fi製品が、多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なデータ トラフィックをサポートしています。

Follow Wi-Fi Alliance:
wi-fi.org/beacon
facebook.com/wificertified
twitter.com/wifialliance
linkedin.com/company/wi-fi-alliance
Weibo: @wifialliance官方微博

Press Contact:
Chris Nishimura
Edelman for Wi-Fi Alliance
chris.nishimura@edelman.com
+1.650.281.3267

Wireless Broadband AllianceとWi-Fi Alliance®、『WBA Carrier Wi-Fi Summit』の「Mobile World Congress」でWi-Fi®ローミングの共同デモを実施

キャリアWi-Fiソリューションについて引き続き両団体のコラボレーションを促進

シンガポールおよび米国テキサス州オースチン発 2014217 Wireless Broadband Alliance (WBA) およびWi-Fi Alliance® は、来週『WBA Carrier Wi-Fi Summit』に伴い現地で開催される「Mobile World Congress」において、Wi-Fi® ローミングの共同デモを行うことを明らかにしました。デモの参加者は、用意されている最新のPasspoint デバイスを使用して、シームレスなネットワーク認証によるデモネットワークのローミングを体験できます。通信事業者18社の支援を受け、業界標準となる使いやすいWi-Fiホットスポットとローミングへの大きな動きが反映されているこのデモでは、ベンダー7社からのWi-Fi CERTIFIED Passpoint™ 機器を使用したWBAの次世代ホットスポット(NGH)ネットワークをライブで見ることができます。

今後4年間で無線ネットワークのデータ トラフィックが4倍以上に増加することが見込まれている現在、NGHガイドラインおよびPasspoint を活用したWi-Fiローミング サービスに対する業界のサポートは集約されつつあります。先頃Maravedis-Rethink社がWBAの委託により実施した調査では、通信事業者の半数以上がパブリックWi-Fiへの投資について前年よりも「高い信頼を置いている」と回答しています。WBAの NGH トライアルの3フェーズに参加したグローバル通信事業者は27社を超えており、幅広い範囲のスマートフォンとタブレットを含め、これまでに400以上のデバイスがPasspoint認定を取得しています。

Maravedis-Rethink社のリサーチ ディレクタ、キャロライン・ガブリエル(Caroline Gabriel)氏は次のように述べています。
「各社独自の環境の後を継ぐ業界標準のWi-Fiローミングを利用できるようになることで、幅広いモバイル事業者による事業展開の基盤が確立されます。Passpoint デバイスの普及とローミング ガイドラインに対する幅広いコンセンサスが進むことで、導入が大幅に容易になり、通信事業者は先進のWi-Fiローミングを実現することが可能になります。」

通信事業者間におけるWi-Fi展開のトレンドに応える形で、Wi-Fi Alliance とWBAはホットスポット テクノロジのニーズに対するコラボレーション態勢を拡張し、キャリアWi-Fiをさらに進める、より幅広い活動を展開しています。 影響力を持つ複数の業界団体が連携することによってキャリアWi-Fiに対する共通のビジョンが規定されると共に、このビジョンを実現する機会が早い段階で明確になります。Wi-Fiテクノロジの革新には、ユーザー エクスペリエンスのさらなる向上、エンド・ツー・エンドの統合の促進、ネットワーク管理の向上など多くの潜在的な可能性があります。

Wireless Broadband AllianceのCEO、シュリカント・シェンワイ(Shrikant Shenwai)氏は次のように述べています。
「通信事業者各社がHetNetの重要な構成要素としてWi-Fiを認識するようになったことで、この1年間でWi-Fiに対する信頼性も飛躍的に高まりました。次世代ホットスポット(NGH)がより普及することによって、この信頼性は今後さらに高まっていくでしょう。業界全体でキャリアWi-Fiの可能性をフルに発揮できるように、Wi-Fi Allianceとのコラボレーションをさらに広げていくことを嬉しく思います。」

Wi-Fi Alliance のプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。
「通信事業者によるWi-Fi展開が加速している現在、関係者間のコラボレーションはこれまで以上に重要な意味を持つようになっています。 WBAとのコラボレーションは、キャリアWi-Fiに向けた業界全体の歩みにとって、重要な要素の1つです。」

Wi-Fi ローミングのデモは『WBA Carrier Wi-Fi Summit』の一部として実施されます。このサミットでは、カンファレンス、横のつながりを広める様々な機会、各種展示などが用意されています。本サミットの主要業界パートナーの1つであるWi-Fi Allianceは基調講演に参加すると共に、Passpoint および次世代ホットスポットの展開における戦術的ポイントに関するセッションを行います。プログラムの詳細はhttp://www.wballiance.com/carrier-wi-fi-summit/conference-program(英語)をご覧ください。

Wireless Broadband Allianceについて
2003年に設立されたWireless Broadband Alliance (WBA)は、次世代Wi-Fiのグローバル展開を通じて卓越したユーザー エクスペリエンスを実現し提供するための活動を展開しています。 この目標達成に向けて現在WBAは次世代ホットスポット(NGH)トライアル、Wi-Fiローミング、相互接続性コンプライアンス プログラム(ICP: Interoperability Compliance Program)など、Wi-Fiエコシステムを網羅した様々なイニシアチブをサポートしています。 今日、WBAにはBT社、Comcast社、Time Warner Cable社をはじめとする大手固定通信事業者、モバイル事業者のトップ10社中7社(売上高ベース)、またCisco社、Google 社、Intel社をはじめとする大手IT企業がメンバーとして参加しています。 WBAのメンバーである通信事業者各社を合わせた加入者数は10億人以上に上り、ホットスポット数は世界で500万を超えています。現在WBAではArqiva社、AT&T社、Boingo Wireless社、BT社、China Mobile社、Cisco Systems社、Comcast社、iPass社、KT Corporation社、NTT DOCOMO社、Orange社、Ruckus Wireless社の各社が役員を務めています。

Follow Wireless Broadband Alliance at:
www.twitter.com/wballiance
http://www.facebook.com/WirelessBroadbandAlliance
http://www.linkedin.com/groups?mostPopular=&gid=50482
https://plus.google.com/106744820987466669966/posts

Press Contact:
Stephanie Ross
Temono for Wireless Broadband Alliance
+44 207 089 8896
wba@temono.com

About Wi-Fi Alliance®
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance® is a global non-profit industry association – our members are the worldwide network of companies that brings you Wi-Fi®. The members of our collaboration forum come from across the Wi-Fi ecosystem and share a vision of seamless connectivity. Since 2000, the Wi-Fi CERTIFIED™ seal of approval designates products with proven interoperability, industry-standard security protections, and the latest technology. Wi-Fi Alliance has certified more than 18,000 products, delivering the best user experience and encouraging the expanded use of Wi-Fi products and services in new and established markets. Today, billions of Wi-Fi products carry a significant portion of the world’s data traffic in an ever-expanding variety of applications.

Follow Wi-Fi Alliance:
wi-fi.org/beacon
facebook.com/wificertified
twitter.com/wifialliance
linkedin.com/company/wi-fi-alliance
Weibo: @wifialliance官方微博

Press Contact:
James Whyte
Edelman for Wi-Fi Alliance
+4420 3047 2273
james.whyte@edelman.com

 

 

Operators Passpoint

Wi-Fi® コネクティビティ(接続性)がスマート ホーム デバイスの購入を後押しすることが明らかに

最新調査から、Internet of Everything(あらゆるモノのインターネット)に対する消費者の受け入れ態勢が整っていることが明らかに - Wi-Fiは鍵となるテクノロジであると評価

米国ネバダ州ラスベガス発 201417 コネクテッド ライフに対する消費者の期待はパソコンやモバイル ガジェットの世界を越え、幅広い範囲のスマート ホームやスマート オートモーティブ(車載)デバイスにまで広がっています。 Wi-Fi Alliance® の委託で実施された最新の調査から、消費者の間ではホーム セキュリティやスマート エネルギー、車載インフォテインメントなどの幅広いコネクテッド アプリケーションを利用する準備が整っていることが明らかになりました。 ただし、「Internet of Everything」(あらゆるモノのインターネット)の時代へと徐々に進んでいく中で、消費者は使いやすさおよび既存のホーム ネットワークとの統合性を最も重要視しています。

スマート デバイス(他のデバイスやネットワークに接続し、インタラクティブかつ一定のレベルで自発的に機能する電子機器)に対する消費者の関心は、大きな高まりを見せています。同調査では、回答者のうちスマート テクノロジが最終的にすべての住宅に普及すると考えている割合は75%に達しています。 また回答者の93%が、自宅の機器を外出先から制御・管理できるようになることで日々のQOL(生活の質)が高まると答えています。Wi-Fiによる接続性が役立つ機器として25%以上の回答者が挙げたのは、ホーム セキュリティ システム、照明、サーモスタット(温度調節器)、パーソナル健康器具などでした。

このように関心が高まる中、いくつかの注意すべき点があります。消費者の84%が、自宅環境へのスマート テクノロジの統合に関する不安材料として、使いやすさと互換性を上位に挙げています。同調査で明らかになった重要なポイントは、消費者がすべてのスマート デバイスとアプライアンスを1つのホーム ネットワークに統合することを望んでいると言うことです。既存のWi-Fiネットワークであらゆる対象と同期化することができるなら、スマート製品を購入すると回答した消費者は91%に上ります。また回答者の半数以上がすでにアプライアンスやサーモスタット、照明システムなどのWi-Fi対応電化製品を保有しています。

ABI Research社のリサーチ ディレクタ、フィル・ソリス(Phil Solis)氏は次のように述べています。
「スマート ホームおよび車載アプリケーションにとってWi-Fiが主要な接続テクノロジとなることは間違いありません。40億以上というWi-Fi製品の膨大な設置ベースは2018年には100億を超える見込みで、確実な相互接続性というWi-Fi本来の特性はInternet of Everythingの時代に重要な役割を果たすことになるでしょう。」

このように大規模な設置ベースを有するWi-Fiによって、消費者はスマートフォンやタブレットを利用して自宅や外出先でスマート デバイスとの統合、通信、制御を徐々に行うことが可能になります。非常に小さなデータ量から高品位マルチメディアまで、間欠的なデータ伝送をスムーズにサポートするWi-Fiは、ホーム オートメーション、ウェアラブル テクノロジ、パーソナル健康器具、テレマチックなど幅広いコネクティビティを実現します。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア (Edgar Figueroa) は次のように述べています。
「Wi-Fi 業界の販売実績は地球上すべての人に1台以上のデバイスを販売したことになりますが、このように非常に幅広く普及したことによって、スマート ホームというビジョンを実現するための基盤が確立されました。 すでにWi-Fi は消費者が想像すらしていなかったコネクティビティを提供してきましたが、使いやすさ、発見、パワーにおけるイノベーション(革新)によって、Wi-FiはInternet of Everythingの中核を担う存在になっています。」

今回の調査において、テレビやホーム セキュリティ システム、サーモスタット、照明、自動車などを次回買い替える際に、Wi-Fiのコネクティビティが重要な判断材料になると答えた回答者は77%に上ります。また回答者の63%が、今後10年以内に、購入するデバイスやアプライアンスの大部分がスマート テクノロジを実装しているだろうと答えています。2014年にWi-Fi対応のデバイスを購入するだろうと答えた回答者は73%でした。

Internet of Everythingの進化においてWi-Fiが果たす役割について、詳細はWi-Fi Alliance のホワイトペーパーをご覧ください(ダウンロード: www.wi-fi.org/connectyourlife)。

調査手法について Wi-Fi Alliance CES 2014 調査は、20131125日~124日にWakefield Research社が米国の18歳以上のスマートフォンおよびタブレットの所有者1,000人に対し、電子メールによる依頼とオンライン調査を通じて実施しました。

すべての標本を通じ、その結果には標本分散が伴います。 分散の度合いは計測が可能で、インタビューの数および結果を表現する割合のレベルによる影響を受けます。 本調査で実施されたインタビューの場合、標本分散がない確率は、標本に該当する全員に対してインタビューを実施した場合の結果との比較において、100分の953.1%以上です。

 

Wi-Fi Allianceについて
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 様々な技術開発、市場構築および規制プログラムを通じ、これまでにWi-Fi Allianceは全世界を通じたWi-Fi® テクノロジの普及を実現してきました。  32000年3月から施行されているWi-Fi CERTIFIED™プログラムは、幅広く認められている相互接続性と品質の印として、Wi-Fi対応製品がユーザーへ最高の環境を確実に提供するための支援を提供します。 Wi-Fi Allianceが認定した製品は15,000を超え、すでに確立されている市場と新しい市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの一歩進んだ利用を促進しています。

Wi-Fi®、Wi-Fi Alliance®、WMM®、Wi-Fi Protected Access® (WPA)、WiGig®、Wi-Fi Direct®、Miracast®、Wi-Fi CERTIFIED ロゴ、Wi-Fi ロゴ、Wi-Fi ZONEロゴ、Wi-Fi Protected Setup ロゴはWi-Fi Allianceの登録商標です。 Wi-Fi CERTIFIED™、Wi-Fi Protected Setup™、Wi-Fi Multimedia™、WPA2™、Wi-Fi CERTIFIED Passpoint™、Passpoint™、Wi-Fi CERTIFIED Miracast™、Wi-Fi ZONE™、WiGig CERTIFIED™、Wi-Fi Allianceロゴ、WiGig CERTIFIEDロゴはWi-Fi Allianceの商標です。
 

Twitter: @wifialliance

Wi-Fi Alliance YouTube Channel: www.youtube.com/wifialliance

                  

<本件に関するお問い合わせ先>

Wi-Fi Alliance広報代理 

エデルマン・ジャパン株式会社 担当:浅見 晃子/中田 清光

TEL: 03-6858-7711 FAX: 03-6858-7712

akiko.asami@edelman.com

Wi-Fi CERTIFIED Passpoint™ - サービスプロバイダネットワークに高い価値をもたらすと共に、未来に向けた戦略的メリットを提供

最新の調査からユーザーニーズの高まりとビジネスチャンスの広がりが明らかに

米国テキサス州オースチン発- 2013924日- スマートフォンおよびタブレットが引き続き爆発的に普及している中、モバイル環境のユーザーへ継続的なモバイル環境を提供する上で、通信事業者が展開しているWi-Fi®ネットワークの役割はますます高まっています。Wi-Fi®のグローバルコラボレーションフォーラムであるWi-Fi Alliance® の依頼により先頃欧州で実施された調査の結果、シームレスな認証、他のデバイスのオンサイトエンロールメント、Wi-Fi ローミングなどの先進機能は、通信事業者がビジネスバリューを高める上で絶好のビジネスチャンスとなることが明らかになりました。

フランス、ドイツ、スウェーデン、英国においてスマートフォンとタブレットの両方を所有している2,000人以上の消費者を対象に実施されたこの調査から、パブリックWi-Fiネットワークでよりシームレスな接続を求めるユーザーのニーズが浮き彫りにされました。この調査ではWi-Fi CERTIFIED Passpoint 機器が実現するシームレスなユーザーエクスペリエンスの例が示され、次のことが明らかになりました。

• 84%が、ホットスポットでのシームレスな発見と認証に関心を持っていると回答

• 74%が、これらの先進機能を利用するためであれば現在のサービスプロバイダを変更すると回答

• 91%が、これらの先進機能を提供するのであれば、現在のサービスプロバイダを変更しないだろうと回答

 

Wi-Fi Alliance のプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。「Passpoint 機器はすでに通信事業者へ高い価値を提供していますが、Wi-Fi が固定回線およびモバイルサービスプロバイダのビジネス戦略の中心になることで、その価値はいっそう高まっていくでしょう。私たちWi-Fi Alliance はPasspoint をさらに拡充し、未来に向けた通信事業者のビジネスゴール実現を支援する、より高度な機能を提供していきます。」

Wi-Fiが通信事業者にもたらすビジネスチャンスはスマートフォンを大きく超え、現在一般家庭やパブリックWi-Fiネットワークでのタブレット利用は、スマートフォンの利用率に迫る勢いで増加しています。今回の調査では、今日ユーザーの3分の1以上がパブリックWi-Fiネットワークでタブレットを利用し、57%が3年以内にホットスポットのネットワークでタブレットを利用したいと回答しています。2014年に予定されているPasspointの最新リリースでは非SIMデバイスのエンロールメントをサポートする機能を提供し、タブレットをはじめとする幅広いデバイスのサブスクリプションが可能になると共に、新しいユーザーのエンロールメントが可能になります。

現在世界中で多くのサービスプロバイダがシームレスなWi-Fi ローミングを試行していますが、これもサービスプロバイダにとって大きなチャンスの1つです。今回の調査では回答者の92%が旅行中にタブレットまたはスマートフォンを利用し、契約しているサービスプロバイダのコントロール範囲の内外を通じてセルラーネットワークとWi-Fiネットワークの両方を使っています。現在利用しているサービスプロバイダがWi-Fiローミングサービスを提供するなら今より高い料金を支払っても良いと答えた回答者は58%に上り、「旅行先でも契約しているサービスプロバイダのサービスを利用したい」と答えた回答者は80%に上りました。

Informa Telecoms & Media社の主席アナリスト、マイク・ロバート(Mike Roberts)氏は次のように述べています。「業界が提供する様々な革新技術を背景に、先進のWi-Fi技術がサービスプロバイダに高いビジネスバリューをもたらすことは明らかです。Passpoint認定機器およびプロバイダ間のWi-Fiローミングによって、固定回線と移動体通信のプロバイダ各社は新たにWi-Fiのみ利用するユーザーを取り込むことができると共に、既存のユーザーの財布シェアを高め、ユーザーの期待を上回るローミングエクスペリエンスを提供することが可能になります。」

これまでにWi-Fi Alliance は、多くのPasspointネットワーク機器ならびに様々なベンダーからの幅広いスマートフォンとタブレットを含め、およそ75のクライアントデバイスを認定しています。Passpoint対応ネットワークの最新事例からも、シームレスなユーザーエクスペリエンスおよび統合ローミングアプローチの商業化(コマーシャリゼーション)のサポートが着実に進んでいることが分かります。

通信事業者Wi-Fi ネットワークに関する革新技術およびビジネスケースの詳細は、新しいホワイトペーパー『Carrier Wi-Fi®: A futureproof approach to expanded public Wi-Fi』を参照してください(https://www.wi-fi.org/knowledge-center/white-papers/carrier-wi-fi-future-proof-approach-expanded-wi-fi-public-access-2013でダウンロード可能)。

Wi-Fi Alliance®についてwww.wi-fi.org Wi-Fi Alliance(ワイファイアライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。様々な技術開発、市場構築および規制プログラムを通じ、これまでにWi-Fi Allianceは全世界を通じたWi-Fi® テクノロジの普及を実現してきました。32000年3月から施行されているWi-Fi CERTIFIED™プログラムは、幅広く認められている相互接続性と品質の印として、Wi-Fi対応製品がユーザーへ最高の環境を確実に提供するための支援を提供します。Wi-Fi Allianceが認定した製品は15,000を超え、すでに確立されている市場と新しい市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの一歩進んだ利用を促進しています。

Wi-Fi®、Wi-Fi Alliance®、WMM®、Wi-Fi Protected Access® (WPA)、WiGig®、Wi-Fi Direct®、Wi-Fi CERTIFIED ロゴ、Wi-Fi ロゴ、Wi-Fi ZONEロゴ、Wi-Fi Protected Setup ロゴはWi-Fi Allianceの登録商標です

。Wi-Fi CERTIFIED™、Wi-Fi Protected Setup™、Wi-Fi Multimedia™、WPA2™、Wi-Fi CERTIFIED Passpoint™、Passpoint™、Wi-Fi CERTIFIED Miracast™、Miracast™、Wi-Fi ZONE™、WiGig CERTIFIED™、Wi-Fi Allianceロゴ、WiGig CERTIFIED ロゴはWi-Fi Allianceの商標です。

Twitter: @wifialliance

Wi-Fi Alliance YouTube Channel: www.youtube.com/wifialliance

<本件に関するお問い合わせ先>

Wi-Fi Alliance広報代理

エデルマン・ジャパン株式会社 担当:浅見 晃子/中田 清光

TEL: 03-6858-7711 FAX: 03-6858-7712

akiko.asami@edelman.com

調査手法について

今回の調査はフランス、ドイツ、スウェーデン、英国において複数のモバイルデバイスを所有している18歳以上の消費者2,000人以上を対象に、2013820日~30日の期間でEdelman Berland 社によって実施されました。

Operators Passpoint

Wi-Fi Alliance®、新しいWiGig CERTIFIED™ロゴとともに、60GHz テクノロジーの向上を目指して各種業界団体との連携を発表

2013 年9 月10 日

Wi-Fi Alliance®は本日、60GHz テクノロジーの業界における躍進とユーザーの期待の高まりを受け、今後、相

互運用性プログラムで承認するWiGig 製品の認定ブランド名を「WiGig CERTIFIED™」とすることを発表しまし

た。この認定ブランドには新しいロゴが付与され、来年早々から市場に出る認定製品に使われる予定です。

WiGig CERTIFIED 製品は、60GHz の周波数帯で機能し、マルチギガビットの速度と低遅延のトラフィック、周辺

の端末間でのセキュリティで保護された接続性を提供します。多くのWiGig CERTIFIED 製品が、Wi-Fi

CERTIFIED™認定となることが期待され、WiGig®とWi-Fi®の両方を製品に実装することで、この2 つのテクノロ

ジーをシームレスに切り替えて利用できます。

Wi-Fi Alliance のプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。「Wi-

Fi Alliance の相互運用性プログラムが拡張し、WiGig CERTIFIED 製品が加わったことを大変嬉しく思います。

WiGig CERTIFIED 製品は、消費者がWi-Fi に求めていたのと同等のセキュリティと相互運用性を実現します。

WiGig CERTIFIED によってWi-Fi CERTIFIED が補完され、シームレスな接続を実現しようとする我々のビジョ

ンが前進するとともに、新しいアプリケーションにおけるユーザー体験が広がります。」

Wi-Fi Alliance は、製品の相互運用性を実証する認定プログラムの開発に加え、データ、ディスプレイ、オーディ

オアプリケーションの60GHz での実装に対応するプロジェクトを複数立ち上げました。また、他の業界団体と新

たな協力関係を築くことで、WiGig CERTIFIED 製品の多様なアプリケーションを活用して最適なユーザー体験

を提供できるよう支援します。

また、Wi-Fi Alliance は、USB Implementers Forum(USB-IF)と連携し、WiGig Serial Extension Specification

(WiGig シリアル拡張仕様)をUSB-IF に正式に移管しました。USB-IF は、Media Agnostic USB Specification

(メディア非依存のUSB 仕様)を開発するための基盤としてWiGig シリアル拡張仕様を使用する計画です。

WiGig CERTIFIED およびWi-Fi CERTIFIED 製品は、USB 機能を実装する予定です。

USB-IF のプレジデント兼COO、ジェフ・ラベンクラフト(Jeff Ravencraft)氏は次のように述べています。「USBIF

は、Wi-Fi Alliance によるWiGig シリアル拡張仕様の移管を歓迎するとともに、USB 端末によるワイヤレス接

続を向上させることに取り組みます。今後消費者はメディア非依存のUSB 仕様によって、より柔軟にUSB が使

用できる端末をワイヤレスで接続できるようになります。」

さらに、Wi-Fi Alliance は、WiGig Display Extension Specification(WiGig ディスプレイ拡張仕様)を基盤とする

認定製品を推進するために、Video Electronics Standards Association(VESA)と連携協定を締結しました。

WiGig ディスプレイ拡張仕様は、WiGig CERTIFIED 製品の一部に実装される予定です。

VESA のエグゼクティブディレクター、ビル・レンペシス(Bill Lempesis)氏は次のように述べています。「VESA と

Wi-Fi Alliance とのコラボレーションは、ワイヤレスディスプレイ技術の次世代標準を定義するために始まりまし

た。消費者やIT 製品ユーザーは、PC や携帯端末をモニターやプロジェクター、高精細TV をワイヤレスで接続

できることを強く望んでいます。我々は、現在進行している業界団体間の連携とWiGig CERTIFIED の導入の双

方により、ワイヤレスエコシステムに恩恵がもたらされることを確信しています。」

2013 年1 月に発表されたWiGig Alliance のWi-Fi Alliance への統合は完了し、WiGig Alliance のすべての

技術と取り組みがWi-Fi Alliance に集約されました。WiGig についての詳細およびテクノロジーホワイトペーパ

ーについてはwww.wi-fi.org をご覧ください。

WiGig CERTIFIED™ロゴ

Wi-Fi Alliance®について

www.wi-fi.org

Wi-Fi Alliance はグローバルな非営利業界団体で、シームレスなコネクティビティに特化したサービスを提供する企業が参加する組織です。

Wi-Fi Alliance は、技術開発やマーケットの掘り起こし、規制プログラムなど様々な側面から、Wi-Fi を全世界で広く普及させてきました。

2000 年3 月に初めて導入されたWi-Fi Alliance 認定プログラムは、製品の相互運用性と品質を広く明示しており、かつWi-Fi が利用可能

な製品に最高のユーザーエクスペリエンスを保証しています。すでに15,000 種類以上の製品がWi-Fi CERTIFIED™の認定を受け、新規市

場、既存市場の両方において、Wi-Fi 製品とサービスの普及と拡大に大きく貢献しています。

Wi-Fi®、Wi-Fi Alliance®、WMM®、Wi-Fi Protected Access® (WPA)、Wi-Fi CERTIFIED ロゴ、Wi-Fi ロゴ、Wi-Fi ZONE ロゴ、Wi-Fi

Protected Setup ロゴ はWi-Fi Alliance の登録商標です。Wi-Fi CERTIFIED™、Wi-Fi Direct™、Wi-Fi Protected Setup™、 Wi-Fi

Multimedia™、WPA2™、Wi-Fi CERTIFIED Passpoint™、Passpoint™、Wi-Fi CERTIFIED Miracast™、 Miracast™、Wi-Fi ZONE™、Wi-Fi

Alliance ロゴはWi-Fi Alliance の商標です。WiGig®はWiGig Alliance の登録商標です。その他の情報はhttp://www.wi-fi.org をご覧くだ

さい。

Twitter: @wifialliance

Wi-Fi Alliance YouTube Channel: www.youtube.com/wifialliance

<本件に関するお問い合わせ先>

Wi-Fi Alliance 広報代理

エデルマン・ジャパン株式会社 担当:浅見 晃子/中田 清光

TEL: 03-6858-7711 FAX: 03-6858-7712

E-mail: akiko.asami@edelman.com

Wi-Fi CERTIFIED WiGig